軽バン購入を検討する際に、実際どの軽バンが良いのか、自分の使い方に合う軽バンはどれなのか悩まれる方は多いと思います。
特に仕事で使用する場合、車は相棒になるので慎重に選びたいものです。
今回は現在販売されている、軽バン4モデルを仕事の用途、燃費、室内空間、金額ごとに比較していきます。
是非軽バン選びの参考にして下さい。
目次
軽バンとは
軽バンとは、軽自動車におけるワンボックスの一種で、ボンネットの非常に短い、もしくはボンネットの無い箱の形状をしたボディの軽貨物自動車のことです。
車両価格や維持費が安い上に積載量が多く、荷室スペースの利便性を最優先につくられている為、荷物を多く乗せる方、特に仕事用で使われる事が多くなっています。
軽バンの現行型は4モデル
現行の軽バンは大きく分けて4モデルです。
・スズキ エブリイ
・ダイハツ ハイゼットカーゴ
・ダイハツ アトレー
・ホンダ N-VAN
この他に、エブリイは日産、マツダ、三菱、ハイゼットカーゴはトヨタ、スバルでOEM車が販売されています。
簡単に4モデルを紹介します。
スズキの軽バン エブリイ
エブリイは1982年に初代モデルが発売されており、現行モデルは6代目です。
エブリイの特徴は、働きやすい車という点です。
エブリイは、何よりも「人の働きやすさ」を第一に考えて設計されています。
前席とバックドアのどちらも地上高が低く設定されており、乗り降りや荷物の積み降ろしがしやすく、作業の負担軽減へとつながります。
配送業だけでなく、小売業や卸売業、建設業の方など、様々な業種の方に広く使われている車です。
グレードは「JOIN」「PC」「PAリミテッド」「PA」の全4種です。
それぞれに2WD(2輪駆動)と4WD(4輪駆動)の駆動方式があります。
PCは4ATと5MT、その他のグレードでは4ATと5MT、5AGSというマニュアルモード付ATも選択できます。
エブリイのより詳しい情報については、こちらもご覧ください。
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ダイハツの軽バン ハイゼットカーゴ
ハイゼットカーゴは1982年に初代モデルが発売されており、2021年の12月に新型の11代目が発売されました。
ハイゼットカーゴの特徴は軽バン最大の積載量です。
荷室長は2名乗車時で1,915mm、荷室幅1,410mm、荷室高1,250mmと、軽バンNo.1とされています。
また、窓開閉ハンドルや、床のアンカー金具、シートベルトリトラクターなどをフラット化することで、デッドスペースを無くすと同時に、荷物に傷がつかないような設計になっています。
グレードは「クルーズターボ」「クルーズ」「デラックス」「スペシャルクリーン」「スペシャル」の全5種です。
それぞれに2WD(2輪駆動)と4WD(4輪駆動)の駆動方式、クルーズターボ、スペシャルクリーンはCVT、その他のグレードはCVTと5MTのトランスミッションが設定されています。
軽バンでCVTを採用したのは新型のハイゼットカーゴが初めてで、多くの積載量でもスムーズな走りを実現しています。
ハイゼットカーゴは現在、自動ブレーキ非装着車の生産が終了している為、どのグレードを選んでも自動ブレーキは標準装備となります。
ハイゼットカーゴのより詳しい情報については、こちらもご覧ください。
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ダイハツの軽バン アトレー
出典: ダイハツ工業株式会社
アトレーは1981年にハイゼットの乗用版として登場した、仕事やアウトドアまで使える車です。
スズキ エブリイワゴンと同じ乗用車として販売していた時期もありましたが、2021年のフルモデルチェンジで乗用車から商用車になりました。
RVと呼ばれるレジャーや趣味などのようなレクリエーションのための車として販売されている軽バンです。
「第三の居場所」をキャッチコピーに、大容量の荷室と積載性や安全性能を備えた自由に過ごせる車として話題です。
グレードは「RS」「X」の2種類で、それぞれに2WD(2輪駆動)と4WD(4輪駆動)の駆動方式、ミッションはCVTが設定されています。
全車に安全装備は標準装備、ターボエンジン搭載で力強い走りが魅力です。
アトレーのより詳しい情報については、こちらもご覧ください。
ホンダの軽バン N-VAN
ホンダのN-VANは2018年に、Nシリーズ初の新型商用車として販売された車です。
Nシリーズ特有のデザイン性や機能性はとても魅力的です。
特に、N-VANの大きな特徴は、乗用軽自動車であるN-BOXやNワゴンと同じFF(前輪駆動)低床プラットフォームを採用したこと、助手席側のセンターピラーをなくしたことで助手席側に大きな開口部が生まれ、積み下ろしをスムーズにおこなえるようにしたことです。
仕事だけではなくアウトドアやレジャー目的で購入される方も多い車です。
グレードは「+STYLE FANターボ」「+STYLE FAN」「L」「G」の全4種。
それぞれにFFと4WD(4輪駆動)の駆動方式、+STYLE FANターボはCVT、その他のグレードはCVTと6MTのトランスミッションが設定されています。
N‐VANもハイゼットカーゴ、アトレー同様、自動ブレーキが標準装備です。
N‐VANのより詳しい情報については、こちらもご覧ください。
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仕事別でおすすめの軽バン
一見、どの軽バンも似たり寄ったりでどれも同じように見えるかもしれませんが、収納性能や荷室の広さなど各モデルによって特徴があります。
ここでは仕事シチュエーション別でおすすめの軽バンをご紹介します。
乗り降りが多い仕事の方におすすめの軽バン
乗り降りが多く都市部で働く方におすすめの車はスズキ エブリイです。
前述の通り、エブリイは「人の働きやすさ」を第一に考えて設計されています。
前席は地上高が355mmと低く、握りやすい大型の乗降グリップを装備しており、ストレスなく乗り降りすることが可能です。
シフトノブの位置がステアリング近くに設置され、前席の足元空間が広いため、前席の移動や助手席側からの乗降もスムーズです。
また、荷物を運ぶときに狭い路地などを通る場面があると思いますが、エブリイは最小回転半径が4.1mとこちらも軽バンNO.1となっているため、都市部の狭い路地なども心配なく運転できます。
たくさんの荷物を運ぶ配送業の方におすすめの軽バン
たくさんの荷物を運ぶ配送業の方におすすめの車はダイハツ ハイゼットカーゴです。
荷室サイズで軽バンNo.1となっているため、多くの荷物を積むことが出来ます。
助手席を前に倒すと床面長は2,650mmとなるため、はしごや脚立などの長尺物の積載も可能です。
従来では丸みを帯びている側面上部の傾きを直角に近づける事や、荷室内部のフラット化によって、空間に無駄がなく荷物を積むことができます。
開口部も広いため、荷物の出し入れもスムーズです。
高速道路を良く使う、趣味にも使いたい方におすすめの軽バン
出典: ダイハツ工業株式会社
高速道路を良く走るため力強い走りが欲しい、趣味で軽バンを使いたい方におすすめの車はダイハツ アトレーです。
アトレーは全車ターボエンジン搭載のため、たくさん荷物を載せて走る、高速道路を良く走るという方にとってストレスの無い走りを実現しています。
軽バン用のCVTを採用したことによる力強い発進性能、長時間の運転も快適で疲れにくい静粛性も魅力です。
アトレーは仕事用にももちろん使える車ですが、趣味を楽しむ車として登場しているため、レジャーで荷物を載せてあちこち走るための車としておすすめです。
花桶などの高さのある商品を扱う方におすすめ軽バン
花桶などの背の高い荷物を積むことのある方におすすめの車はN-VANです。
エンジンを前方へ配置して、燃料タンクもホンダ独自の技術である「センタータンクレイアウト」により前方下に配置されいるため、荷室床面地上高が525mmと荷室の床を低くすることが可能になり高さのある空間を作ることができています。
低い荷室フロアと高い天井はN-VANにしかない大きな魅力ですので、花桶などの高さのある商品を扱う方にはおすすめです。
燃費性能、室内空間、金額ごとの比較
仕事の相棒になる車は燃費、室内空間、金額が選ぶ上での重要なポイントになります。
燃費、室内空間、金額を表にしてまとめてみました。
4モデルを比較して、ぜひ自分の優先したいポイントに合う車を選んでみて下さい。
燃費性能での比較
各車種、駆動やミッション関係なく最も良い燃費数値は以下の通りです。
車種名 | エブリイ | ハイゼットカーゴ | アトレー | N-VAN |
---|---|---|---|---|
WLTCモード | 17.2km/L | 15.6km/L | 14.7km/L | 19.8km/L |
燃費性能で一番優れているのはN-VAN(MT)です。
高効率エンジンの採用や軽量化で低燃費を実現しています。
WLTCモードで19.8km/Lとなっており、これはエブリイとハイゼットカーゴ、アトレーと比べても大きく上回りますので、長距離の運転をされる方や燃費性能を重視している方にはおすすめです。
軽バンの燃費についての詳しい記事はこちらをご覧ください
室内空間での比較
車種名 | エブリイ | ハイゼットカーゴ | アトレー | N-VAN |
---|---|---|---|---|
荷室床面長 | 1,955mm | 1,965mm | 公式数値なし | 1,585mm |
荷室長 | 1,910mm | 1,915mm | 1,820mm | 1,510mm |
荷室高 | 1,240mm | 1,250mm | 1,215mm | 1,365mm |
荷室幅 | 1,385mm | 1,410mm | 1,410mm | 1,390mm |
エブリイとハイゼットカーゴは僅かな差ではありますが、室内空間の広さはハイゼットカーゴが優れており、荷物を平積みで積みたい方、長尺の物を積みたい方は特におすすめです。
荷室高はN-VANが最も高い為、背の高い荷物を載せたい方におすすめです。
金額ごとの比較
車種 | エブリイ | ハイゼットカーゴ | アトレー | N-VAN |
---|---|---|---|---|
最低 金額 | 1,062,600円~ | 1,045,000円~ | 1,562,000 円~ | 1,276,000円~ |
最後に金額面で比較してみると、新車価格ではエブリイとハイゼットカーゴが僅かな差ではありますが、ハイゼットカーゴが最も価格を抑えられます。
エブリイはグレードによって、安全装備なしを選択可能なので安全装備なしの場合はエブリイが最も価格を抑えられます。
アトレーは全車ターボグレードであること、N-VANは商用車ながらデザイン性や性能面を重視しているため、金額は高めに設定されています。
まとめ
今回は、現行の4モデルの軽バンを紹介し、仕事シチュエーション別、また車を選ぶ上でポイントとなる、燃費、室内空間、金額で比較をしました。
一見、どの軽バンも似たり寄ったりに見えますが、実際に細かく見てみるとどの軽バンも特徴的な部分が多くあります。
各モデルの特徴を知った上で自分自身の使用用途にあった軽バンを見つけてみて下さい。
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