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三菱eKスペースの内装と燃費や注意したいポイントを紹介

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eKスペース

この記事を読んでいる方は、普段使いからレジャーまで幅広く使える軽自動車や、使い勝手の良いスライドドアのクルマを探していたり、三菱自動車から発売されているeKスペースやeKクロス スペースの違いで悩んでいる方なのではないでしょうか。

三菱eKスペースは、eKシリーズの中でも親しみやすく洗練されたデザインが特徴で、優しいフロントフェイスと、室内空間の広さが魅力の人気のスーパーハイトワゴンです。

今回の記事では、eKスペースの内装の特徴や燃費について、基本情報から注意したいポイントや魅力を紹介しつつ、eKスペースとの違いも記載していきます。

eKスペースとは

eKスペースは、2014年に三菱自動車が発売したスーパーハイトワゴンです。
2020年3月に、新型eKスペースとして2代目にフルモデルチェンジしました。

eKスペースは、eKクロス スペースとともに、公益財団法人日本デザイン振興会の主催する「2020年度グッドデザイン賞」を受賞、さらに2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤーの「K CAR オブ・ザ・イヤー」を受賞し、デザイン性のみならず安全性・走行性からも高く評価されているモデルです。

特徴は何といっても、大きな開口幅のスライドドアと、やわからな優しさ感じるフロントフェイスですが、見た目だけでなく充実した安全性能も魅力です。

ペダルの踏み間違いを制御するなど、サポカーの中で最も上位のサポカーSワイドや、三菱の予防安全機能のe-Assistなど、他ではメーカーオプションとなる安全機能が全車標準装備になっている頼もしいクルマです。

【サポカーとは?】

サポカーとは、安全運転サポート車=セーフティ・サポートカーのことで自動ブレーキを搭載している車全般を指して名付けられた言葉です。
一方のサポカーSとは、自動ブレーキ機能に加えてペダル踏み間違い防止時加速抑制装置などの安全運転支援装置を搭載している車のことになります。
さらに、サポカーSはその内容によって「サポカーSベーシック」「サポカーSベーシック+(プラス)」「サポカーSワイド」の3つのカテゴリーに分けられ、「サポカーSワイド」はサポート機能が最も充実した内容となります。

出典: 経済産業省「安全運転サポート車」の普及促進に向けた取組

eKスペースの基本情報

eKクロスの基本情報を表にまとめました。

グレード車両本体価格駆動車高燃費
M1,399,200円
1,531,200円
2WD
4WD
1780mm
1800mm
20.9km/L
19.0km/L
G1,542,200円
1,674,200円
2WD
4WD
1780mm
1800mm
20.9km/L
19.0km/L
T1,679,700円
1,811,700円
2WD
4WD
1780mm
1800mm
19.2km/L
17.5km/L

本体価格

軽自動車の本体価格は選択幅が広いため、車種やオプションによってかなり違いが出てきます。

他のスーパーバイトワゴンの価格帯を見てみると、オプションを付けない状態で、約113万円~220万円となっています。

eKスペースは本体価格が1,399,200円〜と、スーパーハイトワゴンの車では比較的お求めやすい価格設定です。

価格については、注意したいポイントの中で後述します。

車高

eKスペースの車高は2WDで1,780mm、4WDで1,800mmと背の高いクルマです。

マンションの駐車場によくある機械で昇降する立体駐車場の高さの基準は1,550mm以下なので、最下段にクルマを停める方は注意が必要です。

ただ、その分車内空間は天井までが非常に高く設計されており、圧迫感なく大人が4名乗車することができます。

燃費

スーパーハイトワゴンならではの重さから、燃費を心配される方もいらっしゃるのではないでしょうか。

国土交通省が発表した省エネルギー法に基づく、自動車燃費一覧(令和5年3月)からeKスペースの項目を確認してみます。

該当する燃費基準値が23.4km/Lで、eKスペースの一番重いG 4WDは、車両重量1,020㎏で燃費19.0km/L。
一瞬、燃費基準値に照らし合わせると燃費が悪いように見えますが、燃費基準とは現在販売されている自動車の中で最も燃費性能が優れている自動車の燃費を基準に設定されているので、平均値ではなく最高値と考えればまずまずの燃費と言えます。

搭載されている燃料タンクは27Lですので、eKスペースの燃費性能であれば1回の満タン給油で500km程度の走行が可能な計算になります。
実際の燃費性能は走行路面やアクセル、ブレーキの踏み方で変わりますが、計算上は東京都心から静岡県・長野県などの東海中部地方へ無給油で往復移動できる燃費性能に相当します。

【自動車の燃費基準とは】

国土交通省が「省エネルギー法」に基づき、エネルギー消費効率(燃費)の改善を目指し設定した燃費基準のことです。
燃費基準の設定には「トップランナー方式」が採用されています。

トップランナー方式(トップランナー基準)とは、現在商品化されている自動車のうち最も燃費性能が優れている自動車をベースに、技術開発の将来の見通し等を踏まえて策定した基準。
つまり、更に性能を高めるための目標値ということです。

以前は平均基準方式(平均値から基準を設定)がとられていましたが、平均基準方式は基準値の設定に時間がかかる、目標値が低くなるなどのデメリットがありました。
トップランナー方式では上記のデメリットが解消される反面、自動車メーカーにとってはとても高い燃費性能を求められることになります。
また、各メーカーに燃費性能の高い自動車の開発競争を促す狙いもあります。

出典: 国土交通省 自動車燃費目標基準について

内装の魅力

親しみやすく明るい内装

インテリアカラーはライトウォームグレーを採用しており、明るいベージュ系のグレーを配色することで、室内の広さと親しみやすさを強調しているのが特徴です。

こだわりのファブリック

こだわりのファブリック
出典: 三菱自動車工業株式会社

シートは、ダイヤ柄をあしらったファブリックシートで、エントリーグレードからランクアップした「Gグレード」「Tグレード」には撥水加工が施されています。

汚れや濡れが拭き取りやすくお手入れが楽なので、シートを汚したりすることの多い小さな子供がいるファミリーには嬉しい仕様です。

情報がひと目でわかるディスプレイデザイン

マルチインフォメーションディスプレイ
出典: 三菱自動車工業株式会社

eKスペースは水平基調のホリゾンタルアクシスというデザインコンセプトに基づいたインパネを採用しており、スッキリした形状で開放感としっかり確認できる視界を実現しています。

メーター周りに透明パーツを使用した立体的なメーターリングを採用するなど、質感の高さと先進性を感じさせるデザインが特徴です。
視点を変えることなく様々な車両・走行情報をわかりやすくドライバーに知らせてくれる配置となっています。

荷室&座席アレンジ

eKスペースは、リヤシートが最大320mm前後に大きくスライドします。

前方にスライドすれば運転席と後席が近くなり、お子様のお世話に便利な距離に引き寄せられ、荷室も広がって荷物をたくさん載せられます。
また、後方にスライドすれば後席の足元が広がり、大人もゆったりくつろげます。

リヤシートのスライドイメージ
出典: 三菱自動車工業株式会社

ラゲッジスペースの拡大も非常に簡単で、リアシートの肩口にあるレバーを引けばシートがスライドし、後部座席は分割可倒式なので多彩なシートアレンジが可能です。


シート操作

荷室
出典: 三菱自動車工業株式会社

多彩な収納スペース

座席周りの収納の充実度はドライブの快適性を左右するポイントです。
見せる収納から、隠す収納まで多彩な収納スペースを備えています。

収納
出典: 三菱自動車工業株式会社

センタートレイ(引き出し式&カップホルダー付)

エアコンパネルの下にあるセンタートレイは、必要に応じて出し入れできる引き出し式です。
カップホルダーも付いているので、小物を置けるだけでなく購入した飲み物を置くことができます。

ボトルホルダー(フロント×2)

左右のフロントドアにはボトルホルダーと観光ガイドや雑誌などを保管できるポケットが装備されています。

センターロアボックス

eKスペースのセンターロアボックスは縦に長いので、利用用途は様々です。
深さがあるのでダストボックスとして利用するのもおすすめです。

ドリンクホルダー(運転席&助手席)

運転席・助手席それぞれにカップホルダーが装備されています。
カップやタンブラーはもちろん、紙パックのドリンクも収納可能です。

アッパーオープントレイ(助手席側)

助手席前にはオープントレイが用意されています。
助手席からすぐ手が届くので、メガネやスマートフォンなどよく使用するものを置くのに便利です。
奥に向かって傾斜がつけられているので、走行中に落下する心配もありません。

アッパーグローブボックス

助手席前に装備されている引き出し式のアッパーグローブボックスは、ティッシュボックスが収納できるサイズです。

グローブボックス

助手席前に装備されている引き出し式のアッパーグローブボックスは、薄型のティッシュボックスがぴったり収まるサイズです。

コンビニエントフック(インパネ助手席側)

インパネ助手席側に、紙袋やビニール袋を掛けておけるコンビニエントフックがついています。

助手席シートアンダートレイ(車検証入れ付)

eKスペースでは書類入れとして定番のグローブボックスがあまり大きなスペースではないため、助手席シートアンダートレイに車検証入れが備わっています。

シートバックポケット(助手席側/モバイルポケット付)

助手席のシートバックにはスマートフォンや手帳などが保管できるポケットが備わります。
また、助手席シートバックには急速充電に対応した2.4AのUSBポートがあるため、ドライブ中にスマートフォンを充電することも可能です。

※「M」グレードの「ナビ取付けレスパッケージ」を選択した場合、シートバックポケットと充電用USBポートは搭載されません。

外装の魅力

家族目線の優しいクルマ

大きく開くスライドドア
出典: 三菱自動車工業株式会社

優しい雰囲気のeKスペースですが、一番の特徴は助手席側の電動スライドドアでしょう。

このスライドドアは約650mmと大開口なので、お子様を抱いたまま乗り込んでも肩がぶつかりにくい広さを確保した子育て家族に嬉しい優しさ設計です。
さらに最高グレードの「T」なら、キーを持っていれば足をかざすだけでスライドドアを開けることが可能なハンズフリーオートスライドドアを標準装備しており、両手がふさがっているときなど重宝します。
※「Gグレード」はメーカーオプションとなり、「Mグレード」には設定がありません。

また、ラゲッジルームも大開口な上に、開口部の地上高も低くなっているので、重い荷物や高さのある荷物も簡単に積載可能なのも嬉しいポイントです。

柔らかなボディカラー

ボディカラー
出典: 三菱自動車工業株式会社

eKスペースのボディカラーは9色。
基本色である、モノトーンカラーのスターリングシルバーメタリック、ブラックマイカ、レッドメタリック、ミントブルーメタリックの4色の他、モノトーンの有料色2色、2トーンの有料色3色から自分好みの個性を出した1台を選ぶことができます。

eKスペースのグレード別仕様

eKスペースでは、659cc直列3気筒NAエンジンと直列3気筒ターボエンジンの2種類のパワートレインを採用しています。

グレードはNAエンジンに「M」「G」の2種類、ターボエンジンに「T」1種類の計3種類が設定され、駆動方式はいずれのグレードにも2WD、4WDが用意されています。

簡単にeKスペースのグレード別の特徴をご紹介します。

シンプル装備のエントリーグレード「M」

「M」はeKスペースの中では最も価格の安いエントリーグレードです。
価格設定が低い分、シンプルな装備となっています。

しかし、予防安全技術「e-Assist」が標準装備され、サポカーの中で最も上位のサポカーSワイドに認定されています。

さらに運転席・助手席のエアバッグに加えて前席サイドエアバッグ、カーテンエアバッグ、運転席のニーエアバッグを全車に標準装備している点も評価できるポイントです。

eKスペースはエントリーグレードであっても予防安全性、衝突安全性ともに充実した装備になっています。

マイパイロット(MI-PILOT)の設定がある「G」

「G」は「M」の内容に加えて、快適装備を追加することで使い勝手を向上させたグレードです。

注目は、助手席側にハンズフリーオートスライドドアを標準装備になることでしょう。
キーレスオペレーションキーを携帯しているだけで、自動で開閉してくれるので子供を抱っこしたり、両手が荷物でふさがっていたりしても安心です。

また、この「G」グレードから高速道路同一車線運転支援技術「マイパイロット(MI-PILOT)」が電動パーキングブレーキ、ブレーキオートホールドとともに「先進快適パッケージ」としてパッケージオプションで設定されています。

このほかにデジタルルームミラー、移動物検知機能付きのマルチアラウンドモニターのパッケージオプションの「先進安全パッケージ」もこのグレードから選択が可能です。

ターボエンジンが搭載される「T」

「T」は「G」の内容に加えて、eKスペースの中で唯一ターボエンジンを搭載する最上級グレードです。

また、eKスペースの中で唯一のアルミホイールを標準装備し、ブラックのフロントグリルを採用するなど、ほかのグレードとは一線を画したシャープなルックスとなっています。

オプションでより快適に

グレードによるインテリアの差はほとんどありませんが、より快適なeKスペースを楽しむためのオプションパッケージが用意されています。
グレードによって可能オプションが異なるので注意してください。

先進快適パッケージ

先進快適パッケージ
出典: 三菱自動車工業株式会社

・マイパイロット(MI-PILOT)
・電動パーキングブレーキ&ブレーキオートホールド
・ステアリングスイッチ(マイパイロット)(MI-PILOT)

適正な車間距離を保ちながら設定した車速内で先行車に追従走行したり、低速走行をしたりするアダプティブクルーズコントロールシステムと車線維持支援機能を組み合わせたシステムで、高速道路においてアクセル、ブレーキ、ステアリングの操作をシステムが支援してドライバーの運転負荷を軽減し、安全運転に貢献する機能です。

【パッケージメーカーオプション】T、G

先進安全パッケージ

デジタルルームミラー
出典: 三菱自動車工業株式会社

・デジタルルームミラー(マルチアラウンドモニター付)
・マルチアラウンドモニター(移動物検知機能付)
・ドアミラーサイドターンランプ(LED)

乗っている人やラゲッジルームの荷物で後ろが見えにくい場合や、夜間や雨天のときに、リヤカメラの映像デジタルルームミラーに映して後方の視認性を高めることが出来る他、真上から見下ろしているような映像をデジタルルームミラーに映せば、周囲の安全をしっかり確認しながら駐車を行うことができます。

【パッケージメーカーオプション】T、G

燃費性能

カタログ燃費について

カタログ燃費の値としてWLTCモードが使われています。

WLTCモードは、2017年夏以降新たに加えられた燃費表示で国際的な試験方法です。
「市街地モード」「郊外モード」「高速道路モード」の3つの走行モードによる燃費が表記され、これら各走行モードの平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モードがWLTCモード。

ドライバー以外の乗員や積載物の重量など使用実態を考慮していること、ユーザーのクルマを使用する環境に合った燃費の比較がしやすい燃費表示です。

eKスペースの燃費

eKスペースのカタログ燃費を詳しく見ていきます。

【2WD】

グレードエンジンWLTC
モード
市街地
モード
郊外
モード
高速道路
モード
MNA20.9km/L19.6km/L22.1km/L20.7km/L
GNA20.9km/L19.6km/L22.1km/L20.7km/L
Tターボ19.2km/L16.7km/L20.6m/L19.6km/L

【4WD】

グレードエンジンWLTC
モード
市街地
モード
郊外
モード
高速道路
モード
MNA19.0km/L17.0km/L20.5km/L19.0km/L
GNA19.0km/L17.0km/L20.5km/L19.0km/L
Tターボ17.5km/L16.2km/L18.3m/L17.6km/L

eKスペースは、スーパーハイトワゴンならではの重さから燃費が良くないように見えますが、減速時に発生する電力を効率よく充電して加速時のエンジンアシストに利用するなど、マイルドハイブリッドを採用した実用的な燃費性能を確保したモデルです。

さらに車速が約13km/h以下になるとエンジンを停止させるコーストストップとアイドリングストップによって燃費向上も実現しています。

eKスペースのライバル車としてよく挙げられる車種にホンダN-BOXや、スズキ スペーシアのエントリーグレードで比較してみます。
N-BOXのWLTCモード21.2km/L、スズキ スペーシアのWLTCモード22.2km/Lとなり、ホンダN-BOXや、スズキ スペーシアの燃費がより優れていることがわかります。

毎日気兼ねなく使えるクルマとしてはeKスペースの燃費は充分な数値と言えますが、燃費の良さにこだわりたい方はホンダN-BOXやスズキ スペーシアも検討してみてください。

ホンダN-BOX、スズキ スペーシアについてはこちらの記事をご覧ください。


安全性能

今や安全性能はクルマ選びをする上で必要不可欠な要素です。

eKスペースの安全性能の一部を紹介します。

滑りやすい道での発進をサポートする、グリップコントロール


安全性能
出典: 三菱自動車工業株式会社

雪道やぬかるんだ路面で片側の駆動輪が空転した場合、スリップした駆動輪をブレーキ制御し、路面をグリップしている駆動輪の駆動力を確保することで発進をサポートします。

運転席にSRSニーエアバッグも標準装備

ニューエアバック
出典: 三菱自動車工業株式会社

ドライバーの脚部を受け止め下肢の傷害を軽減するとともに姿勢を維持することで保護効果を高める運転席SRSニーエアバッグも標準装備。
7つのエアバッグで、衝突安全性をさらに高めています。

衝突エネルギーを効率よく吸収するボディ構造。

衝突エネルギーを吸収するフロントボディ構造と高剛性キャビン構造を組み合わせた、衝突安全強化ボディ「RISE(ライズ)」を採用しています。
客室保全環状構造や、高張力鋼板を適材適所に使用したことにより、前面、側面、 後面衝突はもちろん、オフセット衝突でもすぐれた乗員保護性能を実現しています。

eKスペースとeKクロス スペースの違い

eKクロススペースとは

ekクロススペース
出典: 三菱自動車工業株式会社

eKクロス スペースは、SUVを意識したクロスオーバーのデザインであるeKクロスとスライドドアや広い車内空間であるeKスペースの機能を併せ持ったスーパーハイトワゴンモデルとして、2020年に発売されました。

しかしながら、三菱自動車は2023年1月18日、eKクロス スペースの生産を2022年度末で終了するとホームページで発表しています。

後続車は、eKクロス スペースを基本にSUVテイストを更に強めたデリカミニ(23年5月の発売予定)となります。

共通したグレード展開

eKクロススペース、eKスペース共にグレード構成は同じです。
いずれもエントリーグレードのM、充実装備のG、ターボエンジンを搭載したTの3グレードで、目的によって選びやすいシンプルな構成になっています。

どちらの車種も全グレードに、充実した予防安全装備がついており、同一車線運転支援技術の「マイパイロット(MI-PILOT)」や、渋滞時のストップ&ゴーなど疲労軽減に役立つ機能が充実しています。

全く異なる雰囲気

eKクロススペースは、フロントマスクをダイナミックシールドのデザインコンセプトで仕上げた力強いエクステリアが特徴です。
いっぽうeKスペースは、印象的な大型フロントグリル&ヘッドライトで存在感をグッと高めながらも、柔らかなデザインです。

どちらの車種も全グレードに、充実した予防安全装備がついており、同一車線運転支援技術の「マイパイロット(MI-PILOT)」や、渋滞時のストップ&ゴーなど疲労軽減に役立つ機能が充実しています。

インテリアもeKクロススペースはブラックを基調としたシックな落ち着きのある空間を演出していますが、eKスペースはシンプルに仕上げた室内空間に明るい配色で温かみを感じられます。

極端な言い方をすれば、eKクロススペースはアウトドアなどアクティブな男性向け、eKスペースは小さな子供と一緒の女性向けといった雰囲気です。

方向性の違いを裏付けるスペック

では、実際どれくらい違いがあるのでしょうか
それぞれのエントリーグレードで比較してみます。

グレード車両本体価格駆動車高燃費
eKクロス スペース
M
1,655,500円
1,787,500円L
2WD
4WD
1780mm
1800mm
20.9km/L
19.0km/L
eKスペース
M
1,399,200円
1,531,200円
2WD
4WD
1780mm
1800mm
20.9km/L
19.0km/L

eKスペースをベースに作られただけあって車高は同じですが、SUVテイストのエクステリアや上質なインテリアなどテイストにこだわったデザインに加え、燃費も向上した分eKクロス スペースの方が約25万円ほど高い設定になっています。

装備は、eKクロススペースとeKスペースではほぼ同等なので、コストパフォーマンスという面では、eKスペースのほうが優れている印象です。

燃費の面からみれば、やはりeKクロススペースが上回っているのがわかります。

気軽な街乗りに適したeKスペースと、アクティブな走りを重視したeKクロススペースという方向性の違いを決定づけたスペックとなりました。

注意したいポイント

価格と装備バランス

eKスペースの価格は1,399,000円~です。

燃費でも比較したN-BOX Gが1,448,700円~、スズキ スペーシア HYBRID Gで1,394,800円~の価格設定からみてもスーパーハイトワゴンタイプの車では比較的お求めやすい価格設定なのが分かります。

ただ、その分シンプルな装備となっているので、金額とのバランスも考えながらご検討することをおすすめします。

横風の影響を受けやすい

スライドドアのハイトワゴン系の車は、その背の高さから横風の影響を受けやすく、車体の揺れを感じる場合があります。

eeKスペースの優れた走行性能でも、走行時のふらつきが気になる方もいるかも知れません。
走行時の感覚は人によって異なるため、気になる方は購入前の試乗をおすすめします。

加速が悪い

スーパーハイトワゴンは軽自動車の中ではかなりの重量があり、加速が良くないように感じるかもしれません。

eKスペースの重さは、NA車が950kg~、ターボ車が970kg~。
スーパーハイトワゴンの中では平均的な重さなのですが、NAエンジンで900kg近くの車重となれば、ややパワー不足は否めません。

パワーの違いを感じるのはバイパスや高速道路の加速時だけかと思われがちですが、一般道で信号待ちから普通にスタートするだけでも意外に差を感じるものです。
ですので、高速道路をよく使う人はもちろん、街乗りメインのユーザーにもターボ車をおすすめします。

よくある質問

乗り心地はどうか

スーパーハイトワゴンは、その背の高さから走行が不安定になりがちですが、eKスペースは、計算された車高と重量のバランスにより、路地を曲がった際のふらつきもなく、路面の変化やつなぎ目からの衝撃に対してもしなやかな乗り心地を実現しました。
その走行性能は、競合他社のスーパーハイトワゴンと比べても圧倒的に優れています。

アラウンドビューモニターや自動ブレーキなども最新のものが採用されていて、高い安心感があります。

その走行性能の高さから、足回りの硬さが気になるかも知れません。
足回りの硬さは人により感じ方が異なるため、気になる方は購入前の試乗をおすすめします。

三菱のe-Assistとは

現在の各自動車メーカーの提唱する安全技術は、未然に事故を防ぐための機能となる「アクティブセーフティ」と、万一の事故の際に被害を最小限に抑える「パッシブセーフティ」に大別されます。

「e-Assist」とは三菱自動車独自の電波レーダーやカメラなどを通して、安全で快適なドライブをサポートする、数々の予防安全技術の総称です。
その機能は搭載されている車種によって異なります。

eKスペースのe-Assist は8項目です。

・衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM](歩行者検知付)
・踏み間違い衝突防止アシスト[EAPM]
・車線逸脱警報システム[LDW]&車線逸脱防止支援機能[LDP]
・オートマチックハイビーム[AHB]
・前方衝突予測警報[PFCW]
・先行車発進通知[LCDN]
・ふらつき警報[DAA]
・標識認識システム[TSR]

まとめ

今回の記事では、eKスペースをご紹介しました。

上級バージョンであるSUV仕立てのeKクロススペースに対し、eKスペースはよりベーシックかつシンプルな立ち位置のクルマです。

とがった個性こそないけれど、徹底的にこだわった安全装備と細部に至る使い勝手のよさにで、若いファミリーユーザーから年配の人まで、老若男女に好まれており、特にお子様のいらっしゃるご家族にオススメです。

気になった方は是非、実物を見てみてください。