スペーシアカスタムとN-BOXカスタムは、どちらも家族層をターゲットにした、スペーシア、N-BOXのカスタムモデルで、実用性の高さに加え存在感のあるクルマです。
今回の記事では、スペーシアカスタムとN-BOXカスタムの基本情報や内装、外装、安全性能などをもとに2車種を比較していきます。
- 基本情報と価格、内装外装安全性能の比較
- 車内の大きさとシートアレンジの比較
- スペーシアカスタムとN-BOXカスタムの購入が向いている人
この記事を読んでわかること
目次
スペーシアカスタムとN-BOXカスタムの概要
スペーシアカスタムの概要
スペーシアカスタムはスペーシアのカスタムモデルであり、スペーシアの広い車内空間と燃費性能の高さはそのまま継承され、よりワイルドでスポーティにカスタマイズされたクルマです。
2021年12月にマイナーチェンジされ、フロントグリルのデザイン変更や安全性能の向上などさらに進化。
N-BOXカスタムの概要
N‐BOXカスタムはN-BOXのカスタムモデルであり、N-BOXシリーズは登場から10年間の累計販売台数トップに輝いています。
先進の安全運転支援システムであるホンダセンシング(衝突被害軽減ブレーキ)が搭載されており、デザイン面だけでなく、走行性能、安全装備も充実。
2021年12月には一部改良され、どんどんパワーアップしているクルマです。
スペーシアカスタムとN-BOXカスタムの諸元表
諸元表まとめ
スペーシアカスタムとN-BOXカスタムの基本情報を表にまとめました。(2WD車のみ)
車種 | スペーシアカスタム | N-BOXカスタム |
---|---|---|
価格 | 1,663,200円~1,883,200円 | 1,789,700円~2,007,000円 |
燃費WLTCモード | 19.8km/L~21.2 km/L | 20.2km/L~21.2 km/L |
車高 | 1,785mm | 1,790mm |
最小回転半径 | 4.4m~4.6m | 4.5m~4.7m |
車両重量 | 880kg~900kg | 910kg~970kg |
ミッション | CVT | CVT |
エンジン種類 | 水冷4サイクル直列3気筒 | 水冷直列3気筒横置 |
エンジン種類 (ターボ車) | 水冷4サイクル直列3気筒 インタークーラー ターボ | 水冷直列3気筒横置 |
スペーシアカスタムとN-BOXカスタムの差
スペーシアカスタムとN-BOXカスタムの基本情報では、特に価格に差がでました。
スペーシアカスタムのベースグレードは1,663,200円、N-BOXカスタムのベースグレードは1,789,700円とスペーシアカスタムの方が126,500円分価格を抑えることができます。
カスタムモデルはベースグレードでも装備が充実していますが、N-BOXカスタムのベースグレードは8スピーカー・9灯式フルLEDヘッドライト、全グレード安全装備に差がないことなどの点からより充実していると言えます。
装備をそこまで気にしない方にとって、スペーシアカスタムの価格は嬉しいポイントです。
内装の比較
デザインの比較
スペーシアカスタムの内装はスーツケースをモチーフにしたデザイン。
インパネアッパーボックスやインパネボックスがスーツケースの一部のようなデザインで、クルマに乗る度に旅行気分にさせてくれます。
シルバーとブラックでまとまっており、スタイリッシュな印象です。
また、シートは手触りのよい素材で、細部まで丁寧に作り込んだ専用シートです。
HYBRID XSターボ・HYBRID XSにはレザー調の表皮やシルバーステッチも施して、さらに上質なインテリアに仕立てています。
N‐BOXカスタムの内装はブラックの中にクロームメッキがアクセントになっており、上質でクールな空間を楽しむことができます。
シートもブラックとガンメタでまとまっており、一体感のある内装。
また、2021年12月から再登場しているコーディネートスタイルではシートが手入れのしやすいフルプライムスムースシートになっています。
基本収納の比較
基本収納を場所別にまとめました。
収納有は○、無は×で表示しています。
車種 | スペーシアカスタム | N-BOXカスタム |
---|---|---|
ドリンクホルダー | ○ | ○ |
運転席インパネ収納 | ○ | ○ |
助手席インパネ収納 | ○ | ○ |
運転席、助手席間 (インパネ部分含む) | ○ | ○ |
後席収納 | ○ | ○ |
収納はスペーシアカスタムもN-BOXカスタムも充実しています。
N-BOXカスタムは収納自体は多いのですが、隠す収納がスペーシアカスタムと比較して少なくなっています。
スペーシアカスタムは助手席周りの収納が充実しており、N-BOXカスタムは運転席周りの収納が充実しています。
【スペーシアカスタム助手席周り】
【N-BOXカスタム運転席周り】
【N-BOXカスタム運転席周り細かな収納】
写真はN‐BOXです。
出典:本田技研工業株式会社
外装の比較
デザインの比較
スペーシアカスタムは、メッキの大型でワイルドな存在感のあるフロントグリルを採用。
また、細めのヘッドライトはシャープでスポーティな印象を与えます。
出典:スズキ株式会社
N-BOXカスタムは大胆な造形で力強さと精悍さを感じさせるデザイン。
フロントデザインは大型のグリルに依存していないシンプルなデザインで、ナンバープレートがセンターに設置されていることや9灯式フルLEDヘッドライトによりN-BOXカスタムらしい格好良さを演出しています。
出典:本田技研工業株式会社
タイヤサイズの比較
スペーシアカスタムとN-BOXカスタムは、グレードによりタイヤサイズが異なります。
スペーシアカスタムのタイヤサイズは、155/65R14〜165/55R15です。
N-BOXカスタムのタイヤサイズは、155/65R14〜165/55R15です。
最小回転半径が小さいスペーシアカスタムの方が小回りが利きます。
大きさの比較
室内寸法の比較
スペーシアカスタムとN-BOXカスタムの室内寸法を表にまとめました。
車種 | スペーシアカスタム | N-BOXカスタム |
---|---|---|
室内 長さ | 2,155mm | 2,060mm~2,240mm |
室内 幅 | 1,345mm | 1,350mm |
室内 高さ | 1,410mm | 1,400mm |
室内寸法に大きな差はありません。
スペーシアカスタムもN-BOXカスタムも前席、後席ともにゆったりと乗ることができます。
荷室の比較
【スペーシアカスタム荷室】
【N-BOXカスタム荷室】
スペーシアカスタムもN-BOXカスタムも十分な広さの荷室ですが、広さは若干N-BOXカスタムの方が広く作られています。
荷室開口地上高はスペーシアカスタムが510mm、N-BOXカスタムが470mmとN-BOXカスタムの方が低いため大きな荷物の積み下ろしが楽にできます。
シートアレンジはスペーシアカスタム、N-BOXカスタムともに特徴があります。
スペーシアカスタムは助手席を倒すことが可能でカーペットやサーフボードなどの長尺物を積みやすくなっています。
出典:スズキ株式会社
N-BOXカスタムは後部座席の跳ね上げが可能で、助手席をスライドできる助手席スーパースライドシートを装備。
装備はグレードによりますが、後部座席を跳ね上げると子供の着替えができたり、助手席を前後自由にスライドすると後部座席にいる子供に手が届きやすくなったりします。(写真はN-BOXです)
出典:本田技研工業株式会社
ボディカラーの比較
ボディカラーを表にまとめました。
標準設定は○、グレード別は△、設定無しは×で表示しています。
車種 | スペーシアカスタム | N-BOXカスタム |
---|---|---|
ブラック | ○ | ○ |
ホワイト | × | × |
パールホワイト | ○ | ○ |
シルバー | ○ | ○ |
ブラウン | ○ | × |
ブロンズ | × | ○ |
パープル | ○ | ○ |
ブルー | ○ | ○ |
ライトブルー | × | × |
レッド | ○ | × |
ピンク | × | × |
イエロー | × | × |
グリーン | × | × |
2トーン | △ | △ |
スペーシアカスタムは単色が7色、2トーンはグレード別で4色設定されています。
N-BOXカスタムは単色が7色、2トーンはグレード別でが3色設定されており、パールホワイトは若干色みが異なるものが2色設定されてる点が特徴。
スペーシアカスタムもN‐BOXカスタムもカラーバリエーションが豊富です。
安全性能の比較
比較表
スペーシアカスタムとN-BOXカスタムの安全性能を表にまとめました。
標準装備は○、グレード別装備は△、非装備は×で表示しています。
車種 | スペーシアカスタム | N-BOXカスタム |
---|---|---|
衝突警報機能 | ○ | ○ |
ブレーキアシスト(前) | ○ | ○ |
ブレーキアシスト(後) | ○ | × |
誤発進抑制(前後) | ○ | ○ |
車線逸脱警報機能 | ○ | ○ |
車線(路外)逸脱抑制機能 | ○ | ○ |
車線維持支援システム | × | ○ |
歩行者事故低減ステアリング | × | ○ |
ヘッドアップディスプレイ | △ | × |
先行車発進お知らせ機能 | ○ | ○ |
標識認識機能 | △ | ○ |
オートハイビーム | ○ | ○ |
クルーズコントロール | ○ | ○ |
リヤパーキングセンサー | ○ | ○ |
LEDヘッドランプ | ○ | ○ |
SRSエアバッグ(6つ) | ○ | ○ |
比較の結果
安全性能はスペーシアカスタムもN‐BOXカスタムも優れていますが、スペーシアカスタムにはグレード別装備がある点で若干N-BOXカスタムの方が優れています。
スペーシアカスタムはメーカーオプションで全方位モニター用カメラパッケージ装着車を選択することで車両の前後左右に4つのカメラが設置され、ドライバーの安全確認をサポートします。
N-BOXカスタムは全グレードに「Honda SENSING」と呼ばれる安全装備が標準装備されており、その中には車線の中央を走行するように支援してくれる機能や歩行者との衝突回避を支援する歩行者事故低減ステアリングが含まれています。
また、N-BOXカスタムは安全性能総合評価や予防安全性能評価において、最高ランクを獲得しています。
スペーシアカスタムとN-BOXカスタムをオススメしたい人
ここまで、スペーシアカスタムとN-BOXカスタムの比較をしてきました。
最後に、スペーシアカスタムとN-BOXカスタム、それぞれをオススメしたい人のポイントをお伝えします。
価格や収納を重視したい人はスペーシアカスタムがオススメ
スペーシアカスタムは本体価格を抑えることができるため、価格を抑えてカスタムモデルに乗りたい方にはピッタリのクルマです。
助手席周りや助手席下のBOXなど多くの隠せる収納があることは、ちょっとした荷物が多くなってしまう方に嬉しいポイントです。
スペーシアカスタムについて詳しく知りたい方は、下記の記事を是非ご覧ください。

安全性能や荷室の広さを重視したい人はN-BOXカスタムがオススメ
N-BOXカスタムは全グレードに先進の安全運転支援システムであるHonda SENSINGが標準装備されており、非常に安全性能が優れているクルマです。
後席を跳ね上げて使用可能なことや荷室開口地上高が低いことでお子さんの着替えや荷物の積み下ろしも楽にできます。
N-BOXカスタムについて詳しく知りたい方は、下記の記事を是非ご覧ください。

まとめ
スペーシアカスタムとN‐BOXカスタムを比較すると、価格や収納を重視するならスペーシアカスタム、安全性能や荷室の広さを重視するならN-BOXカスタムという結果になりました。
カスタムモデルは装備が充実しているため、驚くほどの差はありませんが、それぞれに個性があるため、是非ご自身の重視したいポイントに合うクルマを選んでください。

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