【2025年】三菱eKワゴンはどんな車？グレード比較と内外装をご紹介

2001年10月に初代が発売された三菱eKワゴン。

発売当初から、使い勝手の良い軽ハイトワゴンとして愛されてきた車です。

モデルチェンジや仕様変更などを経て、使い勝手だけでなく安全性能や先進機能が充実したeKワゴンは、毎日の通勤通学や買い物にぴったり。

今回はeKワゴンのグレードの違いや価格、内外装、安全性能の魅力をご紹介します。

三菱の軽ハイトワゴンeKワゴンとは

eKワゴンは2001年10月に発売され、車内空間の広さや使い勝手の良さに定評のある軽ハイトワゴンです。

車名は、「excellent K-car」の頭文字と「いい軽」の語呂合わせに由来しています。

2025年5月時点で4代目が最新モデルです。

もともとの使い勝手の良さに加え、スタイリッシュなデザインや高速道路走行時に役立つ「マイパイロット」をグレード別メーカーオプションとするなど魅力的なポイントが盛りだくさん。

長年愛され続けているeKワゴンは、発売から20年以上経つ今も進化し続けている軽自動車です。

2024年8月の一部改良
2024年8月、ミツビシはeKワゴンの一部改良を実施。
今回の改良は、サイバーセキュリティ関連の最新の法規に適合させるものです。
増加するサイバー攻撃リスクに対応できるよう、サイバーセキュリティに関わるソフトウェアのプログラム変更を実施しました。

ekワゴンのグレード設定

ekワゴンのグレード設定と特徴的な装備を簡単にまとめてご紹介します。

【ekワゴングレード一覧】

ekワゴンのグレード設定は2グレードとシンプルです。

ターボグレードの設定がない点にご注意ください。

ベースグレード「M」

主要装備

• ・キーレス
• ・ハロゲンヘッドライト
• ・マニュアルエアコン
• ・UVカットガラス（フロントドア）
• ・電動格納式ヒーテッドドアミラー
• ・155/65R14タイヤ+14インチスチールホイール

ベースグレードのMは、シンプルな装備が特徴。

エンジンスタートはキーを指すタイプのキーレス、エアコンは手動式です。

その他、フロントのUVカットガラスや電動格納式ドアミラ―などを装備。

価格が抑えられるグレードですが、必要な装備はしっかり装備されているため、実用的なグレードと言えます。

ハイグレード「G」

主要装備

• ・キーフリー
• ・ハロゲンヘッドライト
• ・フルオートエアコン
• ・IRカット/99%UVカットガラス（フロントドア）
• ・電動格納式ヒーテッドドアミラー
• ・155/65R14タイヤ+14インチスチールホイール

ハイグレードのGは快適装備やメーカーオプションが充実しています。

Gに設定されているメーカーオプションは2種類

■先進安全パッケージ

• デジタルルームミラー（マルチアラウンドモニター付）＋マルチアラウンドモニター（移動物検知機能付）

デジタルルームミラーは車両後方の視認性を高める装備です。

車両後方に設置されたカメラ映像をルームミラーで確認することが可能。

マルチアラウンドモニターは車両を上から見たような映像をデジタルルームミラーで見られます。

こちらのメーカーオプションは、駐車が苦手な方に特におすすめです。

■先進快適パッケージ

• マイパイロット（［ACC］［LKA］）＋電動パーキングブレーキ＆ブレーキオートホールド＋ステアリングスイッチ（マイパイロット）

マイパイロットは、高速道路で前を走行する車両との車間距離を自動で保ってくれたり、自車が車線中央を走行できるようにアシストしてくれたりする機能です。

また、電気モーターでパーキングブレーキをかける電動パーキングブレーキ方式と、ブレーキを踏んで停車した際にブレーキペダルから足を離しても、停車状態を維持できるブレーキオートホールド方式を装備。

高速道路の利用頻度が高い方や快適な運転を重視したい方におすすめのメーカーオプションです。

eKワゴン内装の魅力

使い勝手の良さに定評のあるeKワゴンの内装についてご紹介します。

カジュアルなインテリア。

インテリアはライトグレーを基調としており、カジュアルな雰囲気が特徴です。

厚みのあるシートにはソファ調の柄を採用。

明るく開放感のある車内は、くつろげる空間に仕上がっています。

また、広々としたフロントガラスは視認性が良く、車両感覚を掴みやすいため狭い道や駐車場でも安心です。

ぜひ運転席に座って、視界を確認してみてください。

広く使える荷室スペース

大人4人が乗った状態でも、余裕で荷物を積み込める大きな荷室スペースを確保しています。

大きな荷物も積み込みやすいよう、開口部も地面から655mmと低めの設計。

荷室床のラゲッジフロアボードを立てれば、ラゲッジアンダーボックスが利用できます。かさばる物を楽に積み込める事はもちろん、A型ベビーカーなら立てたまま積む事が可能です。

使い勝手の良い収納

収納スペースが充実しているeKワゴン。

運転席周りだけでなく、助手席周りやセンター部分の収納も充実しています。

おすすめの収納を3つご紹介

■センタートレイ

センタートレイにはカップホルダーが付いています。
引き出し式なので使用しない時には収納し、見た目もすっきり。

■アッパーグローブボックス

助手席側グローブボックスの上にあるアッパーグローブボックス。
小物を持ち運ぶときに嬉しい隠せる収納です。
メモ帳やポケットティッシュなど必要なものを収納できます。

■助手席シートアンダートレイ※Gのみ

最大2㎏まで入れられるシートアンダートレイ。
車内で使用したい小物や運転用の靴なども収納可能です。

収納の他、運転席側には充電用USBポート、センター部分にはアクセサリーソケットが装備され快適な運転に役立ちます。

eKワゴン外装の魅力

続いて、eKワゴンのスタイリッシュな外装についてご紹介します。

上質さを感じるデザイン

エクステリアのデザインコンセプトは「THE CUTE CHIC（キュート・シック）」。

フロント部分のメッキグリルが特徴的です。

シンプルながら躍動感が感じられ、可愛らしさと上品さを兼ね備えるデザインが採用されています。

豊富なボディカラー

ボディカラーはモノトーン8色、2トーン3色の計11色。

ベースグレードから2トーンが選択可能で、2トーンの3種類は全てルーフのカラーが異なる点が特徴です。

カラーはホワイトやブラックなど定番のカラーはもちろん、落ち着いたカラーを中心にラインナップされています。

ぜひお気に入りのカラーを見つけてみてください。

【モノトーン】

• ・ホワイトソリッド
• ・ホワイトパール
• ・スターリングシルバーメタリック
• ・ブラックマイカ
• ・ナチュラルアイボリーメタリック
• ・ミストブルーパール
• ・ライラックピンクメタリック
• ・レッドメタリック

【2トーン】

• ・ライラックピンクメタリック/ホワイトソリッド
• ・ミストブルーパール/オークブラウンメタリック
• ・ナチュラルアイボリーメタリック/ブラックマイカ

ekワゴンの安全性能の魅力

eKワゴンの充実した安全性能や先進機能を詳しく見てみましょう。

三菱e-Assist

ekワゴンは運転支援機能である三菱e-Assistを全グレード標準装備。

以下の機能が搭載されています。

• ・衝突被害軽減ブレーキシステム［FCM］
• ・踏み間違い衝突防止アシスト［EAPM］
• ・車線逸脱警報システム［LDW］&車線逸脱防止支援機能［LDP］
• ・オートマチックハイビーム［AHB］
• ・ふらつき警報［DAA］
• ・前方衝突予測警報［PFCW］
• ・標識認識システム［TSR］
• ・先行車発進通知［LCDN］

代表的な機能をご紹介します。

■衝突被害軽減ブレーキシステム［FCM］

歩行者と自転車運転者検知付きです。
前方の障害物との衝突の危険がある際に警告音や表示でお知らせ。
また、衝突の危険が高まった際にはブレーキ制御を作動させ、衝突回避や被害軽減に寄与します。

■踏み間違い衝突防止アシスト［EAPM］

前進時、後退時にアクセルを強く踏み込んだ際に、警告とエンジン出力やブレーキを制御します。
加速を抑えることで衝突被害の軽減をアシストする機能です。
※車両、歩行者検知は前進時のみのためご注意ください

■前方衝突予測警報［PFCW］

2台分前を⾛る車両の車間や相対速度をミリ波レーダーでモニタリングします。
自車からは見えない前⽅の状況を検知し、減速が必要と判断した場合にはディスプレイ表⽰とブザーによる警報でドライバーに注意を促してくれるため、ブレーキの踏み遅れによる玉突事故の回避を⽀援します。

マイパイロット

マイパイロットは高速道路 同一車線運転支援機能。

フロントカメラとミリ波レーダーにより前を走行する車両を検知し、車間距離を保つ手助けや白線を検知して、走行車線の中央を走行する手助けをします。

アクセル、ブレーキ、ステアリングの操作をアシストしてくれるため、高速道路での負担を軽減してくれる、長距離ドライブに嬉しい機能です。

※Gにパッケージメーカーオプション

その他の安全性能

• ・3点式ELR付シートベルト
• ・SRSエアバッグ
• ・シートベルト非着用ウォーニング（全席）
• ・アクティブスタビリティコントロール［ASC］
• ・衝突安全強化ボディ［RISE（ライズ）］
• ・グリップコントロール
• ・エマージェンシーストップシグナルシステム［ESS］
• ・ABS（EBD付）
• ・ヒルスタートアシスト［HSA］
• ・リヤビューモニター付ルームミラー（自動防眩機能付）

代表的な機能をご紹介します。

■SRSエアバッグ

SRSエアバッグシステム〈運転席、助手席〉、SRSニーエアバッグシステム〈運転席〉、SRSサイドエアバッグシステム〈運転席側、助手席側〉、SRSカーテンエアバッグシステム〈運転席側、助手席側〉の7個のエアバッグで万一の際の安全性を高めています。

■リヤビューモニター付ルームミラー（自動防眩機能付）

バックモニターの映像をルームミラーに表示し、駐車をサポート。
後方の障害物を確認できる便利な機能です。

ekワゴンについてよくある質問

ekワゴンの購入を検討している方から頂く、よくある質問にお答えします。

ekワゴンと良く比較される車種は？

ニッサンデイズは、三菱自動車と日産自動車の共同出資会社であるNMKVがeKワゴンと共に開発した車両です。

デザインや装備などは細かな違いはありますが、車体や車内の規格は同じになっています。

また、同じ軽ハイトワゴンである、スズキワゴンRやホンダN-WGNなども良く比較される車種です。

ニッサンデイズに関する詳しい記事はこちらをご覧ください。

ekシリーズにはどのような車種がある？

ekシリーズは以下の4車種。

• ・ekワゴン
• ・ekX
• ・ekX EV
• ・ekスペース

eK XはSUVテイストのハイトワゴン、eK X EVはeK Xをベースにした電気自動車、eKスペースはスライドドア搭載のスーパーハイトワゴンです。

デザインや使い勝手など異なる個性を持つため、ご自身のご希望に合わせて車種選びをしてみてください。

ekワゴンを購入する前に注意するべきポイントは？

ekワゴンを購入する前に注意するべきポイントは2つあります。

■リアシートの座面は繋がっている

リアシートは左右別でリクライニング可能ですが、座面は繋がっているため、前後のスライドは別々にできません。
後席部分や荷室を頻繁に使用する方は、シートを動かしてみたり荷室のスペースを確認したりするなど使い勝手の確認をおすすめします。

■ターボグレードの設定がない

ekワゴンにはターボエンジン搭載グレードの設定がありません。
普段の買い物や通勤通学などはまったく問題ありませんが、高速道路を頻繁に利用する方や周辺道路に坂道が多い方は物足りなさを感じる可能性があります。
ぜひ一度、試乗をしてみてください。

三菱ekワゴンはどんな車？記事　まとめ

今回は三菱eKワゴンについて、グレードごとの違いや内装外装、安全性能の魅力をご紹介しました。

2024年8月に一部改良を実施するなど、今なお進化し続けているeKワゴン。

もともと、軽ハイトワゴンと呼ばれる車種は実用的で普段使いしやすい点が魅力です。

グレード設定や装備はシンプルなeKワゴンですが、上級グレードの「G」はメーカーオプションで安全性や快適性を向上させることが可能です。

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