
ダイハツの軽トールワゴン「タント」。
広い車内空間にも定評のあるタントですが、詳しいサイズに注目して見ていきたいと思います。
サイズ感が気になっている方や購入を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
こちらの記事を読むと「タントの全長・全幅・全高について」「タントのサイズをモデル別に比較」「タントのサイズについてのFAQ」などが分かります。
目次
ダイハツ タントのサイズとスペック解説

出典:ダイハツ工業株式会社
まずはタントのサイズとスペックについて、公式カタログの情報を参考に見てまいりましょう。
タントの全長・全幅・全高について
タントの車体寸法は、全長3395mm×全幅1475mm×全高1755-1775mmです。
全高については、2WDモデルより4WDモデルのほうが20mm高くなっています。
タントの派生モデル「タントカスタム」と車体サイズの違いはありません。
しかし、大きなフロントグリルを装着しているカスタムのほうが車幅が広く見えるでしょう。
タントの室内の広さと特徴
タントの室内寸法は、室内長2125mm×室内幅1350mm×室内高1370mmです。
室内寸法についてもタントカスタムとの違いはありません。
余裕のある頭上空間と室内長、広めの室内幅で、開放感のある室内空間を実現しています。
さらにリアの開口部も大きいので、荷物の積み降ろしも容易に行えるでしょう。
また、助手席側にはピラーレスの「ミラクルオープンドア」が標準装備されています。
助手席と後部座席の間にピラー(柱)がないので、乗車時や荷物の出し入れも楽に行えます。

出典:ダイハツ工業株式会社
スライド可能な後部座席を前に移動させれば、荷室長は240mmほど広がります。
荷物が多い時に重宝する荷室拡張機能です。
そして大きな荷物を載せたいときは、後部座席を倒してフラットな状態をつくります。
シートアレンジしたフラットな状態であれば、自転車なども積めるでしょう。

出典:ダイハツ工業株式会社

タントの純正タイヤ・ホイールサイズ
タントの純正タイヤサイズは全グレードで統一されており「155/65R14 75S」となっています。標準装備になっているのが14インチのスチールホイールです。
そして、タントカスタムについてはグレードによりタイヤサイズが異なります。
カスタムXのタイヤサイズは「155/65R14 75S」で14インチのアルミホイールを装備。
カスタムRSのタイヤサイズは「165/55R15 75V」で15インチのアルミホイールが装備されています。
タントの車体サイズをモデル別に比較

出典:ダイハツ工業株式会社
タントのモデル別車体サイズ
タントの車体サイズをモデル別に比較してみます。
今回は、派生モデルの「ファンクロス」や特別仕様車「Limited」との違いも一覧で見てみましょう。
モデル | 車体寸法 |
---|---|
L / X / Xターボ / カスタムX、RS(2WD仕様) | 全長3395mm×全幅1475mm×全高1755 |
L / X / Xターボ / カスタムX、RS(4WD仕様) | 全長3395mm×全幅1475mm×全高1775 |
Limited「X / カスタムX、RS」(2WD仕様) | 全長3395mm×全幅1475mm×全高1755 |
Limited「X / カスタムX、RS」(4WD仕様) | 全長3395mm×全幅1475mm×全高1775 |
ファンクロス / ファンクロスターボ(2WD仕様) | 全長3395mm×全幅1475mm×全高1785 |
ファンクロス / ファンクロスターボ(4WD仕様) | 全長3395mm×全幅1475mm×全高1805 |
ベースモデルの「L / X / Xターボ」で車体サイズは異なりませんが、4WDモデルについては車高が20mm高くなっています。
ベースモデルと「カスタム」で車体サイズの違いはなく、特別仕様車「Limited」についてもベース車両とサイズの違いはありません。
SUVスタイルの「ファンクロス / ファンクロスターボ」については、全長と全幅についてはベースモデルと同じサイズで、全高だけ30mm高くなっています。
室内空間の違い
上記で比較した各モデルについては、室内空間についてもほぼ同じサイズです。
どのモデルも広い車内を活かしたくつろげる空間になっています。
基本的には、どのモデルもベースモデルをそのまま利用した骨格となります。
室内の広さに大きな違いや変更はありません。
タントの荷室サイズを解説

出典:ダイハツ工業株式会社
荷室容量と収納力について
タントのラゲッジスペースは後席の前後位置で容量が変わります。
後席が一番後ろにスライドされていると、ラゲッジスペースの奥行きは300mm程度です。
奥行き30mmのラゲッジスペースは、荷物を積むには余裕のあるサイズとはいえないでしょう。
しかし後席のスライド機能をフルに使うと、ラゲッジスペースの奥行きを500mm程度まで拡張することが可能です。
奥行きが20mm拡張する恩恵はとても大きく、日常生活では重宝する機能といえるでしょう。
また、ピラーレスの大開口ドアとなる「ミラクルオープンドア」が、大きな荷物の出し入れもスムーズにしてくれます。

シートアレンジを活用した荷室拡張
左右のシートが独立して前後にスライドできる後席では、4名乗車時の奥行きは270㎜〜530㎜程度ですが、シートを倒しての最大奥行きは1300㎜まで拡張できます。
さらに助手席の背もたれを前に倒せば、奥行き2150㎜まで拡張可能です。
これだけのスペースを確保できれば、長さのある荷物も楽に積載できるでしょう。
タントは室内長が2125mmと余裕があるので、助手席や後席を倒すことで長い荷物も積み込める積載性能があります。


出典:ダイハツ工業株式会社
シートアレンジにも自由度があるので、用途に合わせて荷室拡張できるのは大きな魅力ですね。
また、ラゲッジ開口幅1007mm、開口高1061mmと、広めの開口サイズは後方からの荷物積載にも重宝します。
競合車種とのサイズ比較


他メーカーの競合車種とサイズを比較してみましょう。
ホンダ N-BOX

出典:本田技研工業株式会社
ホンダの「N-BOX」は、広い車内空間が特徴の軽ハイトワゴンです。
2023年には、現行の3代目モデルが登場しています。
また、2024年にはアウトドアにもおすすめの「N-BOX JOY」も新たに発表されました。
N-BOXの車体寸法は、全長3395mm×全幅1475mm×全高1790-1815mm。
4WDモデルは全高が25mm高くなっています。
なお、車体寸法については「N-BOX カスタム」と「N-BOX JOY」も同じ設定です。
室内寸法は、室内長1830-2125mm×室内幅1350mm×室内高1400mm。
スロープモデル以外は室内長が2125mmの設定です。
フルフラットへのアレンジも簡単で、たくさんの荷物を積みこめます。
タントと比較すると、N-BOXのほうが車高が高く設計されており、室内寸法についてはN-BOXのほうが全長や高さにおいて少し勝っています。


出典:本田技研工業株式会社
その分、ボディデザインはよりスクエア型になっており、好みが分かれる部分でもあるでしょう。
スズキ スペーシア

出典:スズキ株式会社
2023年に3代目へのフルモデルチェンジが行われたスズキ スペーシア。
タントやN-BOXと同じく、軽自動車規格をフルに利用した軽ハイトワゴンです。
ベースモデルの「スペーシア」と、上質感のある「スペーシア カスタム」がラインアップされています。
スペーシアの車体寸法は、全長3395mm×全幅1475mm×全高1785mm。
車内寸法は、室内長2170mm×室内幅1345mm×室内高1415mmとなっています。


出典:スズキ株式会社
室内幅ではタントが広く、室内高ではスペーシアが高く設定されています。
スペーシアもシートアレンジが可能ですが、アレンジ方法が少し異なります。
タントはヘッドレストを外して背もたれを倒すだけでフラットな空間をつくれますが、スペーシアは助手席の座面を上げる行程が必要です。
車種 | タント | N-BOX | スペーシア |
---|---|---|---|
車体寸法 (全長×全幅×全高) | 3395mm×1475mm×1755-1775mm | 3395mm×1475mm×1790-1815mm | 3395mm×1475mm×1785mm |
室内寸法 (室内長×室内幅×室内高) | 2125mm×1350mm×1370mm | 1830-2125mm×1350mm×1400mm | 2170mm×1345mm×1415mm |


タントのサイズについてのメリット


出典:ダイハツ工業株式会社
タントのサイズについてメリットを見ていきましょう。
取り回しの良さ
タントのホイールベースのサイズは2460mmで平均的なサイズといえます。
しかし最小回転半径は4.4mと驚くほど小回りが効きます。
室内空間を広く設計したタントですが、取り回しの良さはトップクラスです。
街中や狭い場所でも安心して運転できるでしょう。
また、水平に造られたボンネットや大きなフロントガラス、低いインパネのおかげで運転席からの視界も良好です。
障害物や他のクルマとすれ違う際も、フロントの見切りがしやすくなっています。
ファミリーカーとしての利便性
ファミリーカーとしてのタントの魅力は、何といっても広い室内空間があげられるでしょう。
スライド機能付リアシートは、荷物を積むときや後部座席のスペースを広くしたいときに便利です。
各シートごとにもスライドできるので、シートアレンジすれば後席から運転席へも移動可能で、子育て中のファミリーにも重宝するでしょう。
また、広い室内空間とピラーレスのスライドドアの組み合わせにより、乗り降りやベビーカーの積み下ろしも楽に行なえるので、小さな子供がいる家族にもおすすめ。
天井が高く足元にもゆとりがあるため、子供が立ったまま着替えをすることも可能です。


出典:ダイハツ工業株式会社
ラゲッジスペースを拡張したり、後部座席をリクライニングさせたりと、家族旅行や学校の送迎など、ファミリーカーとしてさまざまなシーンで活躍してくれます。
タントについてのFAQ


タントは他の軽自動車と比べてどんな特徴がある?
タントの特徴としては以下が挙げられます。
- ・軽自動車規格いっぱいのサイズと軽自動車トップクラスの室内サイズ
- ・助手席と後部座席の間の柱がない、最大1490mmもの大開口ミラクルオープンドア装備
- ・リアシートのスライド機能で荷室スペースを拡張や、後部座席のスペース調整が可能
- ・競合の軽自動車と比較しても燃費が良く、24.6km/Lから28.0km/L(WLTCモード)の低燃費を実現
- ・最新の安全装備「スマートアシスト」を搭載し、衝突回避支援システムや車線逸脱警報システムなどの予防安全機能を装備
- ・スモールサイズで高い衝突安全性能を実現したボディTAF(Total Advanced Function)を全車に採用
タントのサイズはどのようなユーザー向き?
軽自動車としてのボディサイズはもちろん、フロントの見切りの良さからも初心者でも運転しやすい車です。
小回りも効くので、街中や細い道での運転が多い方にもおすすめできます。
また、前述したとおりファミリーカーとしての利便性がとても高くなっています。
子供の送迎で車を多用するママさんドライバーの頼れるパートナーになってくれるはずです。
燃費も良いので、車にかかるコストを抑えたい方にもおすすめできる軽自動車です。
タントはアウトドアにも利用しやすい?
室内空間が広く、荷室の拡張性の高いタント。
たくさんの荷物を載せたり、車中泊をしたりするアウトドア利用にも十分対応してくれるでしょう。


出典:ダイハツ工業株式会社
シートアレンジを活用してフラットな状態をつくれば、大人が寝られるスペースも作れます。
また、アウトドア利用をイメージしたモデル「タント ファンクロス」を選択すれば、キャンプや屋外レジャーでの利便性はさらに高いでしょう。
アウトドア専用のオプション装備も豊富なので、気になる方はぜひチェックしてくださいね。
タントのサイズ徹底解説!モデル別比較や荷室の利用方法 記事まとめ


今回は、ダイハツ タントのサイズを詳細に解説しました。
軽自動車の規格をフルに使用して設計されたタント。
さまざまなシーンで活躍してくれること間違いなしの一台です。
これから車を探す方は、ぜひタントも候補に挙げてみてはいかがでしょうか。
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