広い室内空間が魅力のスーパーハイトワゴンと、アウトドアや趣味などでアクティブに使えるSUVの要素を兼ね備えた軽自動車が人気を集めています。
ホンダN-BOX JOYは2024年9月にN-BOXの新型モデルとして登場。
ダイハツタントファンクロスは2022年10月に発売され、最近では2024年10月に一部仕様変更を実施しています。
今回の記事では、N-BOX JOYとタントファンクロスの基本情報や内外装、安全性能などをもとに2車種を比較していきます。
この記事を読んでわかること
- 基本情報と内装外装安全性能の比較
- 荷室の使い勝手の違い
- N-BOX JOYとタントファンクロスの購入が向いている人
目次
N-BOX JOYとタントファンクロスはどんな車か
ホンダ N-BOX JOYとは
N-BOXシリーズ第3のモデルとして登場した「N-BOX JOY」。
「ENJOY my Pace BOX」がコンセプトで、気軽にアウトドアを楽しみたい方や車内でゆったりとした時間を過ごしたい方にぴったりのモデルです。
人気モデルのN-BOXをベースに、道具感を感じられるエクステリア、明るくポップなインテリア、のびのびと過ごせる室内空間を設定し、毎日の運転をワクワクさせてくれること間違いなしの車となりました。
N-BOXシリーズ共通の安全性能「Honda SENSING(ホンダセンシング)」も搭載され、安全面も充実した1台に仕上がっています。
ダイハツ タントファンクロスとは
2022年10月に発売されたタントの派生モデル。
楽しさを意味する「ファン」とアクティブさを表現する「クロス」を組み合わせた車名が特徴です。
車内空間の広さや、タントの代名詞であるミラクルオープンドアなどの使い勝手の良さはそのままに、タフさを表現したSUVライクな外装デザインや撥水加工が施されたシートなどアクティブさを前面に押し出しています。
2024年10月の一部仕様変更ではリヤコーナーセンサーが追加され、車両後退時の安全性がアップしました。
諸元表情報
諸元表まとめ
N-BOX JOYとタントファンクロスの諸元表をまとめました。
車種 | N-BOX JOY | タントファンクロス |
---|---|---|
価格 | 1,844,700円~2,260,500円 | 1,776,500円~2,024,000円 |
燃費WLTCモード | 18.4km/L~21.3km/L | 18.2km/L~21.9km/L |
車高 | 1,790mm~1,815mm | 1,785mm~1,805mm |
最小回転半径 | 4.5m~4.8m | 4.4m~4.7m |
車両重量 | 920kg~990kg | 920kg~990kg |
ミッション | CVT | CVT |
エンジン種類 | 水冷直列3気筒横置 | 水冷直列3気筒 12バルブDOHC横置 |
エンジン種類 (ターボ車) | 水冷直列3気筒横置 | 水冷直列3気筒 12バルブDOHC インタークーラーターボ横置 |
N-BOX JOYとタントファンクロスの違い
諸元表を比較して、N-BOX JOYとタントファンクロスにはどのような違いがあるのか、注目したいポイントを見ていきます。
価格
ベースグレードの価格はタントファンクロスの方が抑えられています。
さらにタントファンクロスでは、両側パワースライドドアやシートバックテーブルなどの快適装備が標準装備です。
補足として1点、タントファンクロスはアダプティブクルーズコントロールとレーンキープコントロールがメーカーオプションなので、高速道路を頻繁に利用したい、運転負荷軽減機能が欲しい方はご注意ください。※N-BOX JOYは標準装備
ご自身の欲しい装備に合わせて、車種やグレード選択をしてください。
燃費/車両重量
車両重量はどちらの車種も920kg〜990kgです。※エンジンの種類や駆動によって若干の差はあります。
燃費も大きな差はありませんが、N-BOX JOYは全車アイドリングストップ付に対し、タントファンクロスはアイドリングストップ無が設定されています。
タントファンクロスのアイドリングストップ付(ノンターボ/2WD)が最も低燃費なので、燃費を気にされる方はアイドリングストップ付がおすすめです。
最小回転半径
最小回転半径はタントファンクロスが小さく、4.4m。
FFのターボ車の場合はN-BOX JOYが小さくなります。
最小回転半径が小さいと小回りが利くため、狭い道を運転される方や運転が苦手な方におすすめです。
N-BOX JOYは駆動形式によって最小回転半径の数値が異なりますが、タントファンクロスはターボの有無によって数値が異なります。
車種 | N-BOX JOY | タントファンクロス |
---|---|---|
FF | 4.5m | 4.4m |
FF(ターボ) | 4.5m | 4.7m |
4WD | 4.8m | 4.4m |
4WD(ターボ) | 4.8m | 4.7m |
ぜひ試乗で小回りの利きを試してみてください。
内装の比較
デザインの比較
N-BOX JOYの内装はブラウンとブラックを基調としたインテリアにチェック柄のシートが目を引くデザイン。
明るさとのんびり落ち着ける雰囲気を兼ね備えた空間が広がります。
チェック柄部分のシート素材は撥水仕様なので、飲み物をこぼしてしまっても安心です。
出典: 本田技研工業株式会社
タントファンクロスのインパネはブラックを基調にオレンジがアクセントで入っており、アクティブさを感じさせるデザイン。
シートはレジャー使用を想定したデジタルモザイク柄です。
シート自体は撥水加工、リヤシート背面には防水加工が施されています。
基本収納の比較
基本収納を場所別にまとめました。
収納有は○、無は×で表示しています。
車種 | N-BOX JOY | タントファンクロス |
---|---|---|
ドリンクホルダー | ○ | ○ |
運転席インパネ収納 | ○ | ○ |
助手席インパネ収納 | ○ | ○ |
後席収納 | ○ | ○ |
N-BOX JOY、タントファンクロス共に収納は充実。
各車種の特徴をご紹介します。
N-BOX JOYの特徴的な収納は大容量のグローブボックスです。
車検証入れや小物の他、ボックスティッシュも楽々収納可能なので、車内をすっきりさせることができます。
出典: 本田技研工業株式会社
タントファンクロスの収納は、運転席前のインパネアッパーボックスとボックス付きのアームレストが特徴。
サングラスや財布など、直ぐに使いたい小物を収納することができます。
出典:ダイハツ工業株式会社
外装の比較
デザインの比較
N-BOX JOYのN-BOXをベースにしたエクステリアは、アクティブで道具感を感じるデザインです。
専用デザインのヘッドライトやフロントグリル、ブラックのフロントバンパーやガーニッシュなど、N-BOX JOYならではの特別なエクステリアが特徴。
タフな見た目がワクワク感を演出してくれます。
出典: 本田技研工業株式会社
タントファンクロスは、遊び心や道具感を感じさせるアクティブなデザイン。
四角いヘッドランプやフロント/リア/側面にはブラックの樹脂パーツを装着してタフさを強調しています。
標準装備のルーフレールにスペシャルデザインのルーフキャリアを装着すれば、よりおしゃれなタントファンクロスを楽しめます。
出典:ダイハツ工業株式会社
ボディカラーの比較
N-BOX JOYのボディカラーはモノトーン2色、2トーン5色の計7色。
モノトーンはホワイトパール、ブラックパールの人気の2色が設定されます。
2トーンはブラックルーフにベースカラーは優しくナチュラルな色合いが揃っており、自然に馴染むラインナップです。
出典: 本田技研工業株式会社
タントファンクロスのボディカラーはモノトーン8色、2トーン5色の計13色。
モノトーン、2トーン共にベーシックなホワイトやブラックから、個性を出せるレッド、グリーンまで幅広いラインナップが魅力。
お気に入りのカラーが見つかること間違いなしです。
出典:ダイハツ工業株式会社
大きさと室内の使い勝手の比較
室内寸法の比較
車種 | N-BOX JOY | タントファンクロス |
---|---|---|
室内長 | 2,125mm | 2,125mm |
室内幅 | 1,350mm | 1,350mm |
室内高 | 1,400mm | 1,370mm |
室内長、室内幅は同数値、室内高のみN-BOX JOYが30mm高くなっています。
2車種の車内の広さに大きな差はありません。
N-BOX JOYは2.0Lミニバン並みの前後シート間隔を確保し、大人4人が乗ってもゆったりと過ごせる室内空間を実現。
後席はチップアップ可能で、お子様が立ったまま着替えられます。
※画像はN-BOX
出典: 本田技研工業株式会社
タントファンクロスの助手席は380mmスライドが可能です。
メーカーオプションの運転席ロングスライドシートを装着すれば、運転席も540mmスライドが可能に。
運転席から後席にスムーズに移動したり、運転席から後席に乗るお子様のお世話ができたりと使い勝手の良い空間が生まれます。
出典:ダイハツ工業株式会社
荷室の使い勝手の比較
N-BOX JOYの荷室は「ふらっとテラス」という名称がついています。
後席を前に倒すことでフラットな空間が出現。
車内でのんびりとリラックスタイムを楽しめます。
後席背面にはプレートとクッション材が入っており、座り心地に配慮されている点が魅力です。
出典: 本田技研工業株式会社
タントファンクロスは上下2段調節式デッキボードを装備。
デッキボードの脚を立てれば2段積みが可能になり、荷室を広く使用できます。
後席は荷室側からもスライド可能です。
背面には防水加工が施されているため、濡れた荷物も気にせず載せられます。
出典:ダイハツ工業株式会社
さらに、タントファンクロスは助手席側のピラーがないミラクルオープンドアが魅力。
スライドドアからの荷物の積み下ろしが楽にできます。
※画像はタント
安全性能の比較
N-BOX JOYには「Honda SENSING(ホンダ センシング)」が標準装備。
機能は以下の13種類です。
【搭載される機能一覧】
- ・衝突軽減ブレーキ(CMBS)
- ・先行車発進お知らせ機能
- ・歩行者事故低減ステアリング
- ・路外逸脱抑制機能
- ・標識認識機能
- ・渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)
- ・車線維持支援システム(LKAS)
- ・オートハイビーム
- ・誤発進抑制機能
- ・後方誤発進抑制機能
- ・パーキングセンサーシステム
- ・急アクセル抑制機能
- ・近距離衝突軽減ブレーキ
N-BOX JOYは2024年9月に発売された新モデルなので、最新の安全機能が搭載されています。
急アクセル抑制機能は、工場出荷時では機能オフの設定です。
ディーラーオプションで設定をオンにしてもらう必要がある点にご注意ください。
タントファンクロスには予防安全機能である「スマートアシスト」が標準装備。
機能は以下の16種類です。
【搭載される機能一覧】
- ・衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者[昼夜])
- ・衝突警報機能(対車両・対歩行者[昼夜])
- ・ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)
- ・車線逸脱抑制制御機能
- ・車線逸脱警報機能
- ・路側逸脱警報機能
- ・ふらつき警報
- ・先行車発進お知らせ機能
- ・標識認識機能(進入禁止/最高速度/一時停止)
- ・AHB(オートハイビーム)
- ・サイドビューランプ
- ・コーナーセンサー(フロント2個/リヤ4個)
【メーカーオプション】
- ・全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)
- ・LKC(レーンキープコントロール)
- ・パノラマモニター
- ・スマートパノラマパーキングアシスト(駐車支援システム)
メーカーオプションの機能があるため、ご注意ください。
高速道路を頻繁に利用し運転負荷を軽減したい方は、アダプティブクルーズコントロールとレーンキープコントロールをメーカーオプションで選択することをおすすめします。
2車種とも安全性能は充実していますが、搭載される機能がそれぞれ異なるため、ご自身の必要な機能が搭載されているか購入前に確認をお願いいたします。
N-BOX JOYとタントファンクロスの購入が向いている人
ここまで、N-BOX JOYとタントファンクロスの比較をしてきました。
最後に、N-BOX JOYとタントファンクロス、それぞれをおすすめしたい人をお伝えします。
くつろげる車内空間を楽しみたい方はN-BOX JOYがおすすめ
N-BOX JOYはワンタッチで広がる、くつろげる車内空間が魅力。
「ふらっとテラス」のように荷室部分の座り心地が考えられた車は軽自動車初です。
車内というプライベートな空間を、リラックスできるスペースとして上手く活用したい方に特におすすめ。
もちろん、快適装備や安全装備も充実しているため、日常生活の相棒としても活躍してくれます。
N-BOX JOYに関する詳しい記事はこちらをご覧ください。
アウトドア向きの装備とアクティブな車内を楽しみたい方はタントファンクロスがおすすめ
タントファンクロスはアウトドア向きの装備やアクティブな雰囲気のインテリアが魅力。
インパネのオレンジ色やデジタルモザイク柄のシートは、車内に乗った瞬間からワクワクできる空間を演出しています。
ミラクルオープンドアによってスライドドアの開口幅が広いため乗り降りしやすく、荷物の積み下ろしも楽にできる点もポイント。
ラゲッジスペースは防水仕様となっており、上下2段調節式デッキボードやUSBソケットなどアウトドア向きの装備も充実しています。
タントファンクロスに関する詳しい記事はこちらをご覧ください。
N-BOX JOYとタントファンクロスの比較記事 まとめ
今回は、SUV系スーパーハイトワゴンのホンダN-BOX JOYとダイハツタントファンクロスについてご紹介しました。
アクティブさと広々とした車内空間が魅力の2車種は、通勤や買い物などの日常使いだけでなく、遠出やアウトドアなど特別なお出かけにもぴったりの軽自動車です。
届出済軽未使用車専門店レディバグでは、今回ご紹介した2車種の他にもSUV系スーパーハイトワゴンを取り扱っています。
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