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大雨時の運転はアンダーパスに注意!水没時の脱出方法とは

アンダーパス

近年、ゲリラ豪雨や線状降水帯など大雨に関する言葉を頻繁に耳にするようになりました。

大雨の際にはクルマの運転を控えることが一番ですが、どうしても運転する必要がある時や急に大雨に見舞われた際には道路の冠水とクルマの水没に注意が必要です。

今回の記事では、大雨時、特に冠水しやすいアンダーパスとはどの様な場所なのか、万が一運転中に侵入、水没してしまった際の脱出方法も合わせてご説明します。

この記事を読んでわかること

  • アンダーパスの危険性
  • クルマが水没してしまった際の脱出方法
  • 大雨時の運転に備えて日頃から集めておきたい情報

アンダーパスとは

大雨時に特に冠水しやすいと言われるアンバーパスとはどの様な場所を指すのでしょうか。
アンダーパスに潜む危険をご紹介します。

アンダーパスとはどの様な場所か

アンダーパスとは、交差する鉄道や道路などの下につくられたくぐり抜け道路のことです。

周辺の地面よりも低くなっているため、地形的に雨水が集中し溜まりやすい構造になっています。
イラスト

アンダーパスに気を付けなければいけない理由

大雨時のアンダーパスにはどのような危険があるのかご説明します。

急激に水位が上がる可能性

アンダーパスには排水設備が設置されているため、通常の雨であれば問題なく排水されます。
しかし、ゲリラ豪雨などで雨量が排水能力を上回ってしまったりゴミで排水設備が詰まったりしてしまうと一気に水が溜まってしまい危険な状況となります。

水深が浅くても抜け出せなくなる可能性

平坦な道路の場合、水深30cm程度であれば速度を落とすことで走行できる場合が多いですが、アンダーパスのようなすり鉢状の道路の場合は注意が必要です。

入水時に水しぶきがクルマ全体にかかってしまうことに加え、坂を上がろうとするときに水でタイヤが滑ってしまう可能性があります。
上手く坂を登れないうちに、前述の通り、急激に水位が上がり危険な状態になるのです。

手前からは冠水状況が見えづらい

アンダーパスは掘り下げ式になっているため、手前側からは冠水状況が見えにくくなっています。
「通行注意」や「通行止め」等の電光掲示板を採用している箇所もあるため通行時には表示に注意してください。
手前から見えずらい

アンダーパスでの事故が多発

水深が低く見えるから、自車は運転席が高いクルマだから、と大雨の時にアンダーパスを通ることは危険です。

実際にアンダーパスでは、2007年には三重県でトラックが、2008年には広島県でマイクロバスが水没しています。
どんなクルマでも事故のリスクがあり、亡くなってしまうケースも少なくありません。

クルマが動かなくなり、瞬く間に水没してしまうアンダーパスでの事故は考えただけで誰もが恐怖を感じるはずです。

自分の命を守るためにも、大雨の時にはアンダーパスを通らず、迂回する。
大雨時の運転ではアンダーパスを通らないという選択以外、事故を回避する方法はありません

水没してしまった時の脱出方法

万が一、冠水しているアンダーパスに侵入してしまった場合にはエンジンが止まり、その場からクルマで移動することが不可能になります。

クルマの中に閉じ込められてしまうと、どうしても焦ってしまいますが、落ち着いて脱出のための行動をとりましょう。

万が一のために用意しておくべき物

水没したクルマから脱出をするためには、サイドガラスを割るための緊急脱出用ハンマーをクルマに用意しておく必要があります。

この緊急脱出用ハンマーは、シートベルトカッターや懐中電灯機能が付いたものも多く販売されています。
価格も1,000円以下からあるため、使いやすいサイズや機能のものを用意しておくことをおすすめします。

また、用意した緊急脱出用ハンマーは万が一の際に直ぐ使えるよう、運転席から手の届くところに置いておくことが重要です。

脱出手順

水没した車両からの脱出手順をご紹介します。

水没車からの脱出方法
出典:国土交通省

ドアが開く場合

水深が浅く、ドアが開く状態であれば、危険を感じたら直ぐにドアを開けてクルマから脱出してください。
前述の通り、アンダーパスでは水深が一気に深くなり瞬く間にドアが開かなくなってしまいます。

ドアは開かないが、パワーウィンドウが作動する場合

水深がドアまで達すると水圧でドアが開かなくなります。
水が車内に侵入し始めると焦ってしまうと思いますが、落ち着いた行動が大切です。

パワーウィンドウが作動する場合はサイドガラスを開けて脱出してください。

パワーウィンドウが作動しない場合

パワーウィンドウが作動しない場合は、緊急脱出用ハンマーでサイドガラスを割り、脱出します。

この場合の注意点は2つ。
1つ目は、割れやすいサイドガラスを割ること
(フロントガラスは合わせガラスを採用しているため割れない。一部の車種ではサイドガラスにも合わせガラスを採用しているため注意)
2つ目は、サイドガラスの真ん中ではなく、端をハンマーで割ること(端の方が割れやすい)

ガラスが割れない/脱出用ハンマーがない場合

水圧でドアが開かない、パワーウィンドウが作動しない、脱出用のハンマーもないという場合には車外の水位と車内の水位の差が小さくなるとドアが開けやすくなります

車内の水位が上がってくると焦ってしまうと思いますが、脱出できるタイミングを逃さずに目一杯力を込めてドアを開けましょう。

危険に巻き込まれないために

冠水したアンダーパスへの侵入を未然に防ぐ、迂回をするためには、道路に設置されている看板を注意深く確認することや日頃の情報収集が必要です。

看板に注意

全国のアンダーパスには、「通行注意」や「通行止め」等の電光掲示板や「大雨時 冠水注意」といった冠水注意看板が設置されています。

有人で通行止めを実施している自治体もありますが、多くの場合は無人での警告です。

生活道路として使用している道路は平常時にどこにアンダーパスがあり、看板が設置されているのか確認しておきましょう

冠水注意の看板

地方自治体が出している情報をチェック

冠水しやすい道路やアンダーパスの情報は地方自治体がサイトに情報を出しています。
「○○市 アンダーパス」「○○市 ハザードマップ」などで検索してみてください。
※ハザードマップとは自然災害が発生した際に危険と思われる箇所や災害時の避難場所などを地図に示したものです

自身の住んでいる地域だけでなく、お出かけ先の情報も確認しておくことをおすすめします。

国土地理院の重ねるハザードマップでは、「道路防災情報」にチェックをいれると道路冠水想定箇所を見ることができるため、おすすめです。

まとめ

今回の記事では、大雨時の冠水による事故が多発しているアンダーパスについて、危険性や冠水したアンダーパスに侵入してしまった際の脱出方法、情報収集のやり方についてご説明しました。

「大雨時にはアンダーパスを通らない」これが唯一の事故を未然に防ぐ選択肢です。
そのためにも事前にアンダーパスの場所は把握しておいてください。

全国的に夏は大雨による災害が多くなる季節です。
ひとりひとりの危機管理が自分や家族の命を守ります。

自分の住んでいる地域や日頃から使う道路にはどの様な災害のリスクがあるのか、是非この機会に調べてみてください

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