スズキ スペーシアギアとホンダ N-BOX JOYはアクティブなユーザー向けの軽スーパーハイトワゴンです。
2024年9月にスペーシアギアはフルモデルチェンジを実施。
同じく2024年9月に、N-BOX JOYはN-BOXの新たなモデルとして発売されました。
今回の記事では、スペーシアギアとN-BOX JOYの基本情報や内外装、安全性能などをもとに2車種を比較していきます。
この記事を読んでわかること
- 基本情報と内装外装安全性能の比較
- ゆったり使える室内空間の魅力
- スペーシアギアとN-BOX JOYの購入が向いている人
目次
スペーシアギアとN-BOX JOYはどんな車か
スズキ スペーシアギアとは
スペーシアギアはスズキから2018年12月に初代が発売され、2024年9月にフルモデルチェンジ。
現行モデルの新型スペーシアギアへと進化を遂げました。
ベースのスペーシアはマイルドハイブリッド搭載による低燃費や豊富な収納、使い勝手の良さに定評のある車です。
「ギア」という名前は、アウトドアで使う道具全般を意味します。
軽スーパーハイトワゴンと言えばファミリーカーというイメージが強いですが、名前の通り趣味やアウトドアに使えるアクティブなデザインや、使い勝手の良い機能を備えている点が魅力のSUV車です。
ホンダ N-BOX JOYとは
諸元表情報
諸元表まとめ
スペーシアギアとN-BOX JOYの諸元表をまとめました。
車種 | スペーシアギア | N-BOX JOY |
---|---|---|
価格 | 1,952,500円~2,217,600円 | 1,844,700円~2,260,500円 |
燃費WLTCモード | 19.8km/L~23.9km/L | 18.4km/L~21.3km/L |
車高 | 1,800mm | 1,790mm~1,815mm |
最小回転半径 | 4.4m | 4.5m~4.8m |
車両重量 | 900kg~960kg | 920kg~990kg |
ミッション | CVT | CVT |
エンジン種類 | 水冷4サイクル直列3気筒 | 水冷直列3気筒横置 |
エンジン種類 (ターボ車) | 水冷4サイクル直列3気筒 インタークーラーターボ | 水冷直列3気筒横置 |
スペーシアギアとN-BOX JOYの違い
諸元表を比較して、スペーシアギアとN-BOX JOYにはどのような違いがあるのか、注目したいポイントを見ていきます。
価格
ベースグレードの価格はN-BOX JOYの方が抑えられます。
スペーシアギアは価格が上がる分、両側パワースライドや後席両側のテーブル、6スピーカーなど装備が充実。
ご自身の欲しい装備に合わせて、車種やグレード選択をしてください。
燃費/車両重量
燃費はマイルドハイブリッド搭載のスペーシアギアが低燃費です。
スペーシアギアは車両重量も軽いため軽快な走りを楽しむことができますが、車両重量がある方が走行は安定するため、試乗をおすすめします。
最小回転半径
最小回転半径はスペーシアギアが小さく、4.4m。
小回りが利くため、狭い道を運転される方や運転が苦手な方にもおすすめです。
N-BOX JOYはFF車が4.5m、4WD車が4.8mの最小回転半径となっています。
FF車の場合はスペーシアギアとそこまで大きな差はありません。
内装の比較
デザインの比較
スペーシアギアの内装はブラックをベースにカーキのアクセントカラーを用いており、格好良さの中にワクワク感を味わえる仕様です。
シートは撥水加工が施されており、水に濡れてしまってもさっと拭き取れる点が安心で嬉しいポイント。
荷室部分は水にも汚れにも強い防汚タイプです。
出典:スズキ株式会社
N-BOX JOYの内装は、ブラウンとブラックを基調としたインテリアにチェック柄のシートが目を引くデザイン。
明るさとのんびり落ち着ける雰囲気を兼ね備えた空間が広がります。
チェック柄部分のシート素材は撥水仕様なので、飲み物をこぼしてしまっても安心です。
出典: 本田技研工業株式会社
基本収納の比較
基本収納を場所別にまとめました。
収納有は○、無は×で表示しています。
車種 | スペーシアギア | N-BOX JOY |
---|---|---|
ドリンクホルダー | ○ | ○ |
運転席インパネ収納 | ○ | ○ |
助手席インパネ収納 | ○ | ○ |
後席収納 | ○ | ○ |
スペーシアギア、N-BOXJOY共に収納関連は充実。
各車種の特徴をご紹介します。
スペーシアギアの特徴的な収納は助手席下のシートアンダーボックスです。
取り外して丸洗い可能なボックスはアウトドアで汚れてしまった洋服や靴なども入れられます。
出典:スズキ株式会社
N-BOXJOYの特徴的な収納は大容量のグローブボックスです。
車検証入れや小物の他、ボックスティッシュも楽々収納可能なので、車内をすっきりさせることができます。
出典: 本田技研工業株式会社
外装の比較
デザインの比較
スペーシアギアのエクステリアは、メッキ加飾による道具感とフロントグリルに入った縦方向のスリットが特徴。
フロント、サイド、リアと全体的に力強さと頼りがいを感じられるデザインは、日常的にアウトドア気分を感じさせてくれます。
遊びゴコロをくすぐるデザインをぜひ楽しんでみてください。
出典:スズキ株式会社
N-BOX JOYのN-BOXをベースにしたエクステリアは、アクティブで道具感を感じるデザインです。
専用デザインのヘッドライトやフロントグリル、ブラックのフロントバンパーやガーニッシュなど、N-BOX JOYならではの特別なエクステリアが特徴。
タフな見た目がワクワク感を演出してくれます。
出典: 本田技研工業株式会社
ボディカラーの比較
スペーシアギアのボディカラーはモノトーン3色、2トーン6色の計9色。
モノトーンはブラック、ホワイトパール、グレーの定番カラーがラインナップされます。
2トーンはイエローやレッドなど個性的なカラーも充実。
自分の好みに合わせて選択可能です。
出典:スズキ株式会社
N-BOX JOYのボディカラーはモノトーン2色、2トーン5色の計7色。
モノトーンはホワイトパール、ブラックパールの人気の2色が設定されます。
2トーンはブラックルーフにベースカラーは優しくナチュラルな色合いが揃っており、自然に馴染むラインナップです。
出典: 本田技研工業株式会社
大きさと室内の使い勝手の比較
室内寸法の比較
車種 | スペーシアギア | N-BOX JOY |
---|---|---|
室内長 | 2,170mm | 2,125mm |
室内幅 | 1,345mm | 1,350mm |
室内高 | 1,415mm | 1,400mm |
室内寸法に大きな差はなく、両車とも広くゆったりとした室内空間が魅力です。
スペーシアギアの後席にはマルチユースフラップが装備されており、3つのモードで使い勝手抜群。
後席に乗る人もゆったりとドライブを楽しめる他、荷物ストッパーとしても活躍します。
出典:スズキ株式会社
N-BOX JOYは2.0Lミニバン並みの前後シート間隔を確保し、大人4人が乗ってもゆったりと過ごせる室内空間を実現。
後席はチップアップ可能で、お子様が立ったままの着替えも可能です。
※画像はN-BOX
出典: 本田技研工業株式会社
荷室の使い勝手の比較
スペーシアギアの荷室は、後席を前に倒すことでほぼフラットな床面になります。
荷室は防汚タイプなので、汚れたものを載せても安心。
助手席が前に倒れるため、サーフボードなどのアウトドア用品も積載可能です。
出典:スズキ株式会社
N-BOX JOYの荷室は「ふらっとテラス」という名称がついています。
後席を前に倒すことでフラットな空間が出現。
車内でのんびりとリラックスタイムを楽しめます。
後席背面にはプレートとクッション材が入っており、座り心地に配慮されている点が魅力。
出典: 本田技研工業株式会社
安全性能の比較
スペーシアギアには「スズキ セーフティ サポート」が搭載されています。
機能は以下の14種類です。
【搭載される機能一覧】
- ・デュアルカメラブレーキサポートⅡ
- ・発進お知らせ機能[先行車・信号切り替わり]
- ・標識認識機能
- ・ヘッドアップディスプレイ[カラー]
- ・アダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能・停⽌保持機能付]
- ・車線維持支援機能
- ・車線逸脱抑制機能
- ・⾞線逸脱警報機能
- ・ふらつき警報機能
- ・誤発進抑制機能
- ・後方誤発進抑制機能
- ・低速時ブレーキサポート(前進・後退)
- ・ハイビームアシスト
- ・全方位モニター用カメラ(メーカーオプション)
2024年9月にフルモデルチェンジしたスペーシアギアには最新の安全機能が搭載されます。
全方位モニター用カメラはメーカーオプションで「全方位モニター付メモリーナビゲーション・スズキコネクト対応通信機装着車」を選択することにより装備されます。
※税込み195,800円高
N-BOX JOYには「Honda SENSING(ホンダ センシング)」が標準装備。
機能は以下の13種類です。
【搭載される機能一覧】
- ・衝突軽減ブレーキ(CMBS)
- ・先行車発進お知らせ機能
- ・歩行者事故低減ステアリング
- ・路外逸脱抑制機能
- ・標識認識機能
- ・渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)
- ・車線維持支援システム(LKAS)
- ・オートハイビーム
- ・誤発進抑制機能
- ・後方誤発進抑制機能
- ・パーキングセンサーシステム
- ・急アクセル抑制機能
- ・近距離衝突軽減ブレーキ
N-BOX JOYは2024年9月に発売された新モデルなので、こちらも最新の安全機能が搭載されています。
急アクセル抑制機能は工場出荷時、機能オフの設定です。
ディーラーオプションで設定をオンにしてもらう必要がある点にご注意ください。
2車種とも安全性能は充実していますが、搭載される機能に異なる種類の機能があるため、ご自身の必要な機能が搭載されているか購入前に確認をお願いいたします。
スペーシアギアとN-BOX JOYの購入が向いている人
ここまで、スペーシアギアとN-BOX JOYの比較をしてきました。
最後に、スペーシアギアとN-BOX JOY、それぞれをおすすめしたい人をお伝えします。
充実した装備を重視したい方はスペーシアギアがおすすめ
スペーシアギアは充実した装備が魅力です。
ベースグレードから両側パワースライドドアやスリムサーキュレーター、マルチユースフラップなど嬉しい装備が標準装備。
「せっかく乗るなら、装備が充実した軽自動車で快適にアウトドアを楽しみたい!」という方におすすめです。
マイルドハイブリッド搭載により、燃費性能も優れています。
スペーシアギアに関する詳しい記事はこちらをご覧ください。
くつろげる車内空間を楽しみたい方はN-BOX JOYがおすすめ
N-BOX JOYはワンタッチで広がる、くつろげる車内空間が魅力。
「ふらっとテラス」のように荷室部分の座り心地が考えられた車は軽自動車初です。
車内というプライベートな空間を、リラックスできるスペースとして上手く活用したい方に特におすすめ。
もちろん、快適装備や安全装備も充実しているため、日常生活の相棒としても活躍してくれます。
N-BOX JOYに関する詳しい記事はこちらをご覧ください。
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