待ちに待ったスズキの新型スペーシアギアが、2024年9月20日に発売されました!
スペーシアシリーズの中でもSUV風の「スペーシアギア」は、アクティブに使いたい方に人気の車種です。
ホンダやダイハツなどからフルモデルチェンジの発表やニュースが相次ぐ中、今か今かと発売を待ち望まれていました。
今回の記事では、待望の新型スペーシアギアがどう進化したのか、新たに装備された機能を詳しく紹介します。
この記事を読んでわかること
- 新型スペーシアギアと前モデルとの比較
- 新型スペーシアの新たに装備された機能
- ライバル車の動向検証
スペーシアギアとは?
スペーシアギアは、「2代目スペーシア」にSUVライクなデザインを盛り込んだ派生車種として2018年に登場しました。
標準ボディの「スペーシア」と、エアロパーツなどを装着した「スペーシア カスタム」に加え、軽ハイトワゴンをもっとアクティブに使いたい方向けに販売されたのが「スペーシアギア」です。
スペーシアギアの登場によって、ファミリーカーというイメージが強かった軽ハイトワゴンも、名前の「ギア(アウトドアで使う道具)」通り、趣味やアウトドアに使いやすい軽自動車として人気を集めています。
その人気の高さから、2021年12月にブラウンやホワイトを基調とした上品で可愛さを表現した特別仕様車「スペーシアギア マイスタイル」も誕生。
2024年9月20日、待望の2代目スペーシアギアが発売されました。
その計算されたデザインと、よりアクティブに進化した装備で販売前から話題を集めています。
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新型スペーシア ギアの基本情報
まずは、新型スペーシア ギアの基本情報を前のモデルと比較しながら要点を確認してみましょう。
■新型スペーシア ギア
グレード | 本体価格 | 駆動 | 車高 | 燃費 WLTCモード |
---|---|---|---|---|
HYBRID XZ | 1,952,500円 2,072,400円 | 2WD 4WD | 1800mm | 23.9 km/L 22.4 km/L |
HYBRID XZ (2トーンルーフ) | 2,013,000円 2,132,900円 | 2WD 4WD | 1800mm | 23.9 km/L 22.4 km/L |
HYBRID XZ TURBO | 2,037,200円 2,157,100円 | 2WD 4WD | 1800mm | 21.9 km/L 19.8 km/L |
HYBRID XZ TURBO (2トーンルーフ) | 2,097,700円 2,217,600円 | 2WD 4WD | 1800mm | 21.9 km/L 19.8 km/L |
■スペーシアギア(前モデル)
グレード | 本体価格 | 駆動 | 車高 | 燃費 WLTCモード |
---|---|---|---|---|
HYBRID XZ | 1,725,900円1,845,800円 | 2WD 4WD | 1,800mm | 21.2km/L 20.2km/L |
HYBRID XZ TURBO | 1,802,900円 1,922,800円 | 2WD 4WD | 1,800mm | 19.8km/L 19.2km/L |
前モデルと同じく、グレードは「HYBRID XZ」と「HYBRID XZ TURBO」の2種で、それぞれ2WD・4WDが設定されています。
まず目につくのが、燃費の向上です。
車重も踏まえ、エントリーグレードで比較してみましょう。
・新型スペーシア ギア HYBRID XZ(2WD)…車重900kg/23.9 km/L ・初代スペーシア ギア HYBRID XZ(2WD)…車重880kg/21.2km/L |
標準装備が充実した分、車重が重くなっているにも関わらず燃費は向上しています。
エンジンは、静粛性も高めたR06D型エンジンでスムーズな走りを実現し、ターボ車にはR06A型エンジンで力強い加速力を発揮します。
また、「新型スペーシアギア」は安全性能や燃費性能の向上のほか、高級グレードに搭載されている機能を標準装備するなど、大きく品質が向上したことで車両本体価格が20~25万円程度アップしています。
ベース価格はHYBRID XZの1,952,500円です。
新型スペーシアギアはどう進化したのか?
では、「新型スペーシアギア」はどのような進化を遂げたのでしょうか?
フルモデルチェンジを遂げた外観や内装、機能や装備の魅力に迫ります。
初代スペーシアギアと印象が大きく変わるエクステリア
新型スペーシアギアのエクステリア(外観)の大きな特徴は、フロントグリルに入った縦方向のスリットです。
ヘッドライトは初代スペーシアギアと同じ丸型ですが、フロントグリルを縦基調のデザインに変更することで、可愛らしい表情からタフで力強いデザインになりました。
また、新型スペーシアに標準装備されているLEDヘッドランプは、今回の新型スペーシアギアにも標準装備となりました。
さらに、バンパー下部にはアンダーガード風の樹脂製バンパーがボディをガードするようなH型に変わっており、エッジを効かせたエンブレムやアクセントカラーが入ったサイドドアガーニッシュ、14インチ専用アルミホイールなど、よりSUVらしいデザインが印象的です。
ボディサイドのドアパネルを水平に貫く2本の太いキャラクターラインは「新型スペーシア」「新型スペーシア カスタム」にも同樣にあることから、スペーシアシリーズの共通デザインと言えそうです。
好みにあわせて選べるボディカラー
新型スペーシアギアのボディカラーは全9色です。
モノトーンが3色、2トーンが6色となっています。
ブラックやシルバーなどの落ち着いたカラーから、イエローやレッドなどのアクティブなカラーまで揃っているため、自分の好みに合わせて選択可能です。
アクセントカラーを施した落ち着いた室内空間
新型スペーシアギアの内装は、黒を貴重としたデザインにカーキのアクセントカラーを用いて、落ち着いた雰囲気の中にもアウトドア気分を盛り立てています。
一部の高級グレードに採用されていた「ステアリングヒーター」も、新型スペーシアギアには装備されており、冬場や寒冷地など寒い時期でも快適に運転することができます。
シートはアウトドアの使い勝手を考慮し、撥水加工シートを2代目スペーシアギアにも引き続き採用。
内装の注目ポイントは、新型スペーシアの一部グレードに装備されている「マルチユースフラップ」が装着されていたことです。
マルチユースフラップとは、ラップの位置や角度を調整することで、オットマンや脚のサポート、フラップを反転させ荷物の落下防止といった様々なシーンで活用できる機能です。
汚れを気にせず使える荷室
新型スペーシアギアは、遊びのギアがあがっちゃうほどアクティブに使える仕様になっています。
座席に撥水加工が施されているので、濡れたまま座っても簡単に拭き取れます。
また、シート背面と荷室フロアは初代スペーシアギアと同樣の汚れに強い防汚タイプラゲッジフロア仕様。
床面についた泥汚れなどもサッと一拭きでキレイにすることができるので、自転車やアウトドア用品など汚れを気にせず気兼ねなく積み込むことが出来ます。
後席の背もたれを前側に倒すとワンタッチで平らな荷室に変更できるシートアレンジも初代スペーシアギアと同じです。
安全性能
新型スペーシアギアにも、既に発売されている「新型スペーシア」「新型スペーシア カスタム」の一部グレードと同じく「電動パーキングブレーキ」が新たに採用されました。
この「電動パーキングブレーキ」機能を活用することで、車が前の車との車間距離を保ちながら自動走行する「アダプティブクルーズコントロール」が可能となり、ドライバーの疲労を抑えることができます。
付随機能の「ブレーキホールド」をONにすれば、停車したときにブレーキペダルから足を離しても停車状態を維持できるので、信号待ちや長い渋滞時、駐車券をとるときなどにブレーキペダルを踏み続ける必要がありません。
レジャーや趣味など、多くの遠乗り派に愛されるスペーシアギアにぴったりの機能です。
より快適になった走行性能
前項でも触れましたが、今回のモデルチェンジで燃費が向上しています。
これは、前モデルよりマイルドハイブリッドシステムがさらに進化したことにより実現しました。
また、補強部品を減らしながら基本性能を向上させるなど、車体構造の軽量化を図りエンジンに負担を掛けない低燃費な走りにも貢献しています。
ライバル車の動向
近年のアウトドア人気から、SUVテイストの軽ハイトワゴンが注目を集め、その人気はいまだ衰えることを知りません。
各メーカーからもSUVテイストの軽ハイトワゴンがラインアップされています。
ここで、スペーシアギアのライバル車に当たる車を見てみましょう。
ダイハツ タント ファンクロス
2022年10月にタントの派生モデルとして登場しました。
タントの代名詞でもあるミラクルオープンドアや室内の使い勝手の良さはそのままに、よりアウトドアなどに適した仕様になった車です。
ミツビシ デリカミニ
2023年5月にeKクロス スペースの後続車として、SUVテイストを更に強めたデザインで登場しました。
ミニバンのデリカをベースにした外装と広い室内空間、充実した安全性能などが魅力の車です。
ホンダ N-BOX JOY
2024年9月、N-BOXに待望のSUVモデル「N-BOX JOY(エヌボックス ジョイ)」が登場しました。
道具感を感じるエクステリアとワンタッチで広がる便利な車内空間、充実した快適装備など魅力溢れる車です。
新型スペーシアギアのまとめ
新型スペーシアギアは、「アウトドアライフに欠かせないアクティブ軽ハイトワゴン」をコンセプトに、スペーシア・スペーシア カスタムでも採用した「使い勝手の良い装備」や「アウトドアライフ向けデザイン」が特徴です。
日常の行動範囲の中でも、もっと気軽に、もっと思い切りアウトドア気分を楽しんでほしいという想いがアウトドアギアのような道具感のデザインに現れています。
これまでの軽ハイトワゴンは、機能や性能に加え「車中泊」ができるような「広さ」と「シートアレンジ」に注目されていましたが、今後は「どう過ごすか」といったプラスαの要素が求められるのかもしれません。
各メーカーからSUVモデルが出揃い、SUVテイストの軽ハイトワゴンの選択肢は広くなりました。
この記事を読まれたみなさんも、ぜひ進化するSUVテイストの軽ハイトワゴンを試乗されてはいかがでしょうか。
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