
※ダイハツ軽自動車「ミラトコット」は、2023年12月上旬をもって生産を終了いたしました。
この記事を読んでいる方は、コンパクトで可愛らしいクルマをお探しなのではないでしょうか。
ダイハツ ミラトコットは愛嬌のある丸い目元が特徴のセダンタイプの軽自動車です。
今回の記事では、シンプルで可愛らしいデザインが特に女性から支持を得るミラトコットの、内外装や安全性能についてご紹介します。
この記事を読んでわかること
- 基本情報と運転しやすい設計、内装外装安全装備の紹介
- 購入前に注意しておきたい燃費性能と後席の使い勝手
- ミラトコットの購入が向いている人
ミラトコットとは
ミラトコットは2018年6月に発売された、セダンタイプの軽自動車です。
2023年12月に生産が終了し、現在は新車での生産、販売はしていません。
車名は「To Character(自分らしさの表現)」「 To Comfortableness(安全安心、運転しやすさ)」「 To Convenience(使いやすさ)」の3つのワードから付けられました。
グッドデザイン賞を受賞したシンプルで可愛らしい外装デザイン、使い勝手の良い内装の他、運転のしやすさ、安全装備も備わったミラトコットは、女性や初めてクルマを運転する方に向けて開発されたクルマです。
ミラトコットの基本情報
グレード | 本体価格 | 駆動 | 車高 | 燃費WLTCモード |
---|---|---|---|---|
L SAⅢ | 1,162,700円 1,294,700円 | 2WD 4WD | 1,530mm 1,540mm | 22.6km/L 21.5km/L |
G SAⅢ | 1,254,000円 1,386,000円 | 2WD 4WD | 1,530mm 1,540mm | 22.6km/L 21.5km/L |
グレード設定
グレードごとの特徴を簡単にご説明します。
L SAⅢ | 手動ドアミラー/マニュアルエアコン/キーレス/LEDヘッドランプ |
G SAⅢ | シートヒーター/オートエアコン/キーフリー/LEDヘッドランプ/メッキ加飾 |
ミラトコットのグレード設定は、L SAⅢとG SAⅢの2グレードとなっており、安全装備は標準装備です。
L SAⅢとG SAⅢの価格差は約90,000円。
ベースグレードであるL SAⅢは、装備はシンプルで価格を抑えたい方向けです。
上級グレードのG SAⅢは上記装備の他、シートリフターやUSB電源ソケットなども装備されており、装備を充実させたい方向けです。
価格
価格は1,162,700円〜とお財布にやさしい価格のクルマとして売り出されています。
セダンタイプの中では中間の価格ですが、良く比較されるスズキ ラパンと比較するとベースグレードで約90,000円ミラトコットの方が安いため、価格を抑えてデザイン性の高いクルマに乗りたい方におすすめです。
車高
ミラトコットの車高は1,530mm〜1,540mmです。
立体駐車場の基準は1,550mm以下なので、機械式駐車場の場合でもクルマを止めることが可能ですが、車高はルーフアンテナを畳んだ際の数値なので注意してください。
ショッピングモールなどの自走式駐車場の高さ制限は2,000mm〜2,500mmなので、こちらも問題なく駐車可能です。
内装の魅力
ミラトコットの内装の魅力をご紹介します。
すっきりとシンプルな内装
インパネ部分はブラックとベージュですっきりとした印象。
G SAⅢはホワイトのインパネガーニッシュが装備されます。
シートは背もたれが明るいベージュ、座面がブラウンの2トーン。
背もたれと座面でカラーが異なる珍しい仕様ですが、色合いがうるさくないので落ち着ける空間に仕上がっています。
暖かみのあるファブリックシートで、ソファのような優しい座り心地を感じてみてください。
出典:ダイハツ工業株式会社
運転しやすさが詰まった設計
運転席に座ると、頭上が広く、開放的な空間が広がります。
自然な姿勢で座ったままでもボンネットの先端が見えるため、距離感がつかみやすく、狭い道路や駐車場などでも安心です。
ピラーが細いことに加え、ベルトラインが水平なので死角が少なくなり、周囲を確認しながらの運転が可能。
安心感を高めてくれます。
出典:ダイハツ工業株式会社
実用的な収納スペース
ミラトコットはコンパクトなボディながら、実用的な収納スペースが備わっています。
運転に必要なアイテムはしっかり収納できます。
標準装備の収納をご紹介します。
・掘込み式インパネドリンクホルダー(運転席)
・グローブボックス
・ショッピングフック(助手席前)
・ドアポケット(フロント)
・ドアポケット&ボトルホルダー(リヤ)
・チケットホルダー付サンバイザー※G SAⅢにはミラーが付いています
出典:ダイハツ工業株式会社
外装の魅力
ミラトコットの外装の魅力をご紹介します。
四角いボディ
ミラトコットの外装はシンプルで四角く、道具感を感じさせます。
飽きの来ない、長く愛せるデザインです。
角は丸みを帯びているので、カクカクしすぎず、優しい印象。
また、四角いボディに対して、丸いランプが可愛らしさと親しみやすさを演出しています。
豊富なボディカラー
ボディカラーはモノトーンが9色、G SAⅢにはデザインフィルムトップというキャンバス地調の素材を使用した2トーンが3色設定され、合計12色。
モノトーンは、ボディーカラーの選択が楽しくなるような幅広い設定が魅力。
出典:ダイハツ工業株式会社
2トーンで使用されるデザインフィルムトップは、布のような素材感と触感にこだわったフィルムが唯一無二の存在感を感じさせます。
※フィルムは、フロントバンパー/ルーフ/バックドアアッパーの3か所に取り付け
出典:ダイハツ工業株式会社
アナザースタイルパッケージ
ミラトコットには豊富なアクセサリーが用意されていますが、その中でもパッケージになっているアナザースタイルパッケージをご紹介します。
アナザースタイルパッケージはG SAⅢのみ、車両注文時に選択することが可能な特別なパッケージです。
スイートスタイル
パールホワイト加飾が施された、可愛らしいスタイルです。
・ロアスカートパック
・フルホイールキャップ
・ドアアウターハンドル
・ドアミラー
・革巻シフト
合計金額 100,650円(取り付け工賃込み)
出典:ダイハツ工業株式会社
エレガントスタイル
メッキやシルバー加飾が施された優雅なスタイルです。
・ガーニッシュパック
・ドアミラーガーニッシュ
・フルホイールキャップ
・本革巻ステアリング
・本革巻シフト
合計金額 95,524円(取り付け工賃込み)
出典:ダイハツ工業株式会社
クールスタイル
ブラックを基調とした、都会的でかっこいいスタイルです。
・ストライプパック
・インテリアパネル
・ドアアウターハンドル
・ドアミラー
・フルホイールキャップ
・本革ステアリング
・助手席レジスターパネル
・オーディオクラスター
合計金額 91,388円(取り付け工賃込み)
出典:ダイハツ工業株式会社
今回ご紹介したパッケージ以外にも豊富なアクセサリーが用意されているので、自分だけのカスタマイズしたミラトコットを楽しんでください。
ミラトコットの安全性能
今や安全性能はクルマ選びをする上で必要不可欠な要素です。
ミラトコットにも様々な安全装備が備わっています。
スマートアシストⅢ(SAⅢ)
ミラトコットにはダイハツの先進安全技術であるスマートアシストⅢが標準装備です。
スマートアシストⅢには以下の機能が含まれています。
・衝突警報機能(対車両・対歩行者)
・衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者)
・車線逸脱警報機能
・誤発進抑制制御技能(前方・後方)
・先行車発進お知らせ機能
・オートハイビーム
代表的な機能をご紹介します。
衝突警報機能/衝突回避支援ブレーキ機能
走行中に前方の車両と歩行者を認識し、衝突の危険性があると判断した場合にドライバーへ警報で注意喚起。
さらに危険性が高まった場合には緊急ブレーキで減速し衝突の回避や、衝突時の被害軽減に寄与する仕組みです。
先行車発進お知らせ機能
信号待ちなどで前のクルマが発進したことに気づかない時、ブザー音とメーター内表示で知らせてくれます。
進化した衝突安全ボディ TAF
TAFは、Total Advanced Functionボディの略で、総合的に衝突安全機能が進化したボディという意味の造語です。
ミラトコットは、スモールサイズでありながら衝撃吸収性能の向上や強固なキャビンを実現。
欧州の衝突安全基準もクリアしています。
また、対人事故を考慮し、フロント部分各所に衝撃緩和装置・吸収スペースを設定することで、歩行者保護性能をより高めています。
出典:ダイハツ工業株式会社
乗員にやさしい安全インテリア SOFI
SOFIは、Safety-Oriented Friendly Interiorの略で、乗員にやさしく、より安全なインテリアを表した造語です。
ミラトコットは軽自動車で初めて、6つのエアバッグを全車に標準装備。
前方からの傷害を軽減するデュアルSRSエアバッグ、車両側方からの衝撃を緩和するSRSサイドエアバッグ(運転席/助手席)、乗っている人の頭部側面への衝撃を緩和するSRSカーテンシールドエアバッグ(前後席)で万が一に備えます。
注意したいポイント
ここまで、ミラトコットの魅力をご紹介してきましたが、購入前に注意しておきたいポイントがあります。
燃費性能
ミラトコットの燃費は2WD車で22.6km/Lと軽自動車の中では平均的ですが、セダンタイプの中では若干劣っています。
【軽セダン燃費】
※アイドリングストップ装着車/WLTCモードで最も高い数値
ダイハツ ミラトコット | 22.6km/L |
ダイハツ ミライース | 25.0km/L |
ホンダ N-ONE | 23.0km/L |
スズキ ラパン | 26.2km/L |
スズキ アルト | 27.7km/L |
デザイン性や装備、価格など車種ごとに異なる個性があり、力を入れている点がありますのでご自身が重視したいポイントに合わせて検討してみてください。
後席の使い勝手
ミラトコットの後席はスライドやリクライニングせず、シートは独立していないため、後席に人が乗った際の荷室は狭くなります。
人を乗せて、荷物も多く積みたい方にはミラトコットの荷室は狭く感じる可能性があるため、自分の使い方に合うかご確認ください。

良くある質問

最後に、ミラトコットについて良くある質問にお答えします。
比較される車種
ミラトコットはダイハツから販売されていたミラココアの後継車ということもあり、可愛らしいデザインで人気のスズキ ラパンと比較されることが多いです。
どちらも女性をターゲットとしていますが、ラパンはウサギのモチーフを前面に押し出した可愛らしいデザインが特徴、ミラトコットはシンプルで可愛らしさの中に大人っぽさのあるデザインが特徴です。
良く比較される2車種ですが、特徴は異なるためご自身の重視したいポイントや好みに合わせて選んでみてください。
ラパンについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
狭さは感じないか
軽自動車は規格が決まっており、幅と長さはどの軽自動車も変わりありません(室内の幅/長さは車種によって異なります)。
車種によって大きく異なる点は高さですが、ミラトコットは車高が1,530mm、室内高は1,270mmと前席のシートのスライドやリクライニングも考えると、よほど背が高い方で無い限り狭さは感じないと思われます。
広さを求める方は、ダイハツ タントやスズキ スペーシアなどスーパーハイトワゴンと言われるクルマを検討してみてください。
ミラトコットをおすすめしたい人
- ・コンパクトで小回りの利くクルマに乗りたい
- ・長く乗るため、シンプルで飽きの来ないデザインが良い
- ・運転しやすさと安全性能を重視している
ミラトコットは可愛らしいシンプルなデザインと死角が少なく運転しやすいという点で女性から人気を集めています。
コンパクトで小回りも利くため、毎日の通勤や買い物など街乗りにピッタリのクルマです。
気になった方は是非、実際に見てみてください。

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