この記事を読まれている方は、軽ハイトワゴンのカスタムモデルを検討しているけれど、どの車種にしようか迷っている方なのではないでしょうか。
タントカスタムは、タントの使いやすさに加え、洗練された内装外装のデザインが人気のクルマです。
今回は、タントカスタムの基本情報や注意したいポイント、魅力を紹介します。
この記事を読んでわかること
- 基本情報と内装外装安全性能の魅力
- 購入前に注意しておきたい風の影響と助手席のシートベルト位置
- 広い室内空間と使い勝手の良いシートアレンジ紹介
- 新型タントカスタムの購入が向いている人
目次
タントカスタムとは
タントカスタムはダイハツが生産、販売しているハイトワゴンタイプのクルマで、タントのカスタムモデルです。
2003年に初代が発売され、現行のモデルは4代目となります。
タントとは、「とても広い、たくさんの」という意味のイタリア語で、その名の通り広々とした車内空間が特徴。
ファミリーカーとして人気のタントに高級感が加わったタントカスタムは、ファミリー層に限らず、全世代に支持されるクルマです。
2022年10月にはマイナーチェンジされ、内外装はより高級感のある仕上がりに、上下2段調節式デッキボードも標準装備となり使い勝手の良さも向上しています。
マイナーチェンジの詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。
タントカスタムの基本情報
タントカスタムの基本情報を表にまとめました。
2023年4月より、アイドリングストップレス仕様(eco IDLE非装着車)のグレードが追加されます。
世界的な半導体不足やコロナ感染拡大等の複合的な要因に伴う部品供給不足で納期が遅れていることから、1日でも早く納車をするために新グレードとして設けられます。
グレード | 本体価格 | 駆動 | 車高 | 燃費 |
---|---|---|---|---|
カスタムX eco IDLE非装着車 | 1,749,000円 1,870,000円 | 2WD 4WD | 1,755mm 1,775mm | 20.1km/L 19.6km/L |
カスタムX | 1,782,000円 1,903,000円 | 2WD 4WD | 1,755mm 1,775mm | 21.9km/L 21.4km/L |
カスタムRS eco IDLE非装着車 | 1,837,000円 1,958,000円 | 2WD 4WD | 1,755mm 1,775mm | 18.7km/L 18.2km/L |
カスタムRS | 1,870,000円 1,991,000円 | 2WD 4WD | 1,755mm 1,775mm | 21.2km/L 19.6km/L |
タントカスタムの車高は2WDで1,755 mm、4WDでは1,775 mmです。
もし、機械式駐車場にクルマを止める事がある方は注意が必要です。
立体駐車場の基準は1,550mm以下なので、タントカスタムは立体駐車場に駐車することができません。
ショッピングモールなどの自走式駐車場の高さ制限は2,000mm~2,500mmなので問題なく駐車可能です。
タントカスタムの注意したいポイント
タントカスタムの注意したいポイントを説明します。
風の煽りを受けやすい
タントカスタムは1,755mmと車高が高いため、コーナリングや高速走行時の取り回しには注意が必要。
広さを重視している分、風の煽りを受けやすい(空気抵抗が大きい)デザインとなっています。
ハイトワゴンを選ぶ際はどのモデルもふらつく可能性があるので、ふらつきが余りにも心配な場合はハイトワゴンタイプではなくワゴンタイプやセダンタイプのクルマをオススメします。
助手席のシートベルト位置
タントカスタムは助手席側のピラーが無いため、通常であればピラーについているシートベルトが助手席の背もたれの横部分から伸びる形となります。
慣れると違和感なく過ごすことができますが、タント以外のクルマから乗換をした際には、違和感を感じる可能性があります。
また、体型によっては肩や首にシートベルトが出ている部分が当たり、痛いと感じる方もいるようです。
一度、座って確かめてみることをおすすめします。
内装の魅力
タントカスタムの内装について紹介します。
高級感のあるインテリア
ブラックを基調とした内装はシャープな印象。
レジスターやインパネ加飾に深みのあるブルーが使われており、大人なアクセントになっています。
シートはレザーの面積が増え、より上質になっており、ブルーの表皮が使われることでインパネ周りとの一体感も感じられます。
出典:ダイハツ工業株式会社
ロングスライドシート
タントカスタムには、運転席を最大540㎜スライドすることができる、ロングスライドシートをメーカーオプションで選択することが可能。
運転席への採用は、世界初です。
運転席に座ったままシートをスライドするだけで、後部座席の荷物を簡単に取ることや狭い駐車場でも運転席と反対側のドアから乗り降りすることも可能です。
ゆったりとくつろげる空間にアレンジできるのも、この機能の魅力です。
広々とした室内空間と多彩なシートアレンジ
タントカスタムにはゆったりとくつろげる室内空間が魅力です。
タントカスタムの室内寸法は以下の通りです。
- 室内長:2,125mm
- 室内幅:1,350mm
- 室内高:1,370mm
ステップの高さは359mmで高さを抑えています。
低めのステップと高さのある室内高で、乗り降りもしやすくゆったりとくつろげる空間が広がります。
またシートアレンジも多彩で、助手席側と後部座席を倒してフラットにすることでカーペットなどの長物を載せたり後ろの座席を倒して自転車を載せたりと使用する場面に合わせたアレンジが可能です。
出典:ダイハツ工業株式会社
使い勝手良い荷室
2022年10月のマイナーチェンジでは上下2段調節式デッキボードが標準装備され、荷室からのリアシートスライドが可能になりました。
デッキボードはちょっとした作業が行えるため、机としても利用可能。
出典:ダイハツ工業株式会社
荷室も広々と使えることに加え、開口部も広く、荷物の積み下ろしも楽にできます。
荷室開口部の寸法は以下の通りです。
- 開口幅:1,007mm
- 開口高:1,061mm
- 荷室フロア高:580mm
外装の魅力
タントカスタムの外装について紹介します。
洗練されたデザイン
タントカスタムは大型エアロバンパー、大型フロントグリルが装備されており、ライトにはフルLEDヘッドランプを、フォグランプやドアミラーターンランプにもLEDを採用。
立体感を強調した造形が特徴で、シャープなヘッドライトやフロント部分のメッキが洗練された印象を際立たせています。
豊富なボディーカラー
ボディカラーは、モノトーン7色、2トーン2色の計9色です。
2トーンもルーフはブラックになっており、全体的にダークで上質な印象です。
どのボディーカラーもカスタム車らしく、光沢があり高級感のある色見となっています。
豊富なボディーカラーが設定されているため、自分の好みに合う色がきっと見つかるはずです。
ミラクルオープンドア
2007年に発売された2代目タントで軽自動車に初めて起用されたタントの代名詞的機能です。
助手席側のドア間にある柱(ピラー)をスライドドアに内蔵したことで、助手席側のドアとスライドドアを全開し、1,490㎜の開口幅が実現。
これにより楽に乗り降りできるスペースが確保でき、ベビーカーも折り畳まずに載せることができます。
大きな荷物の積み込みの際も、わざわざバックドアに回り込む必要はありません。
タントカスタムの安全性能
タントカスタムは、予防安全機能であるスマートアシストを搭載。
スマートアシストは、衝突回避支援、認識支援、運転負荷軽減、駐車支援の4つに分類されます。
それぞれの分類で代表的な機能を紹介します。
※スマートアシストの機能はグレード別やメーカーオプションの場合もあるため注意してください。
衝突回避支援
・衝突警報機能
・衝突回避支援ブレーキ機能
・ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前後)
・車線逸脱警報機能
・車線逸脱抑制制御機能
・ふらつき警報
・路側逸脱警報機能
タントカスタムは最新のステレオカメラ、誤発進抑制機能はブレーキ制御付を採用しました。
ブレーキ制御付誤発進抑制機能
誤発進抑制機能はブレーキ制御付を採用しており、ペダルを踏み間違えたときに、急発進を抑制してくれます。
踏み間違いを判定すると、エンジン出力を制御しブザー音とメーター内表示で警告。
障害物に衝突する危険があると判断すると、ブレーキ制御が作動します。
車線逸脱警報機能・車線逸脱抑制制御機能
約60km/h以上で走行中にステレオカメラが車線を検知している場合、走行中の車線から逸脱しそうになると、ブザー音が鳴ります。
さらにクルマが車線をはみ出しそうになると、メーター内表示で知らせてくれ、車線内に戻すようハンドル操作をアシストします。
認識支援
・先行車発進お知らせ機能
・標識認識機能
・ADB(アダプティブドライビングビーム)
・サイドビューランプ
ADB(アダプティブドライビングビーム)
ADB(アダプティブドライビングビーム)は、ハイビームで走行中に先行車や対向車を検知した時、部分的に遮光し、先行車や対向車に配慮しながら高い視認性を確保。
夜間走行の安心感を高めます。
サイドビューランプ
夜間運転時の安全性はトップクラスで、ハンドルを切った方向やターンランプを出した方向を明るく照らしてくれるサイドビューランプはダイハツ独自の機能です。
暗い交差点で歩行者の見落としを減らす効果があります。
出典:ダイハツ工業株式会社
運転負荷軽減
・全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)
・LKC(レーンキープコントロール)
メーカーオプションで装備することが可能です。
全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)
クルーズコントロールとは、高速道路などで前を走るクルマに対して加速・減速し、適切な車間距離をキープしてくれる機能です。
先行車に合わせて停止したときはブレーキをかけ続けるなど、わずらわしいアクセルとブレーキの操作を支援。
長距離運転中のドライバーの負担を軽減し、渋滞なども快適に運転できます。
LKC(レーンキープコントロール)
約60km/h以上で走行中、全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)作動時に、走行車線を安定して走行できるよう、ハンドル操作をアシストします。
駐車支援
・スマートパノラマパーキングアシスト(駐車支援システム)
・パノラマモニター
・コーナーセンサー(フロント2個/リヤ4個)
スマートパノラマパーキングアシストとパノラマモニターはメーカーオプションで装備することが可能です。
スマートパノラマパーキングアシスト
駐車時に駐車スペースの白線を検知し、音声、モニターガイド、ハンドル操作アシストをしてくれる機能です。
駐車枠を検知し、自動でハンドルが動きます。
ドライバーは音声に従い、シフトレバー、アクセル、ブレーキを操作すればOKです。
パノラマモニター
車両の前後左右に4つのカメラを搭載しており、クルマを真上から見ているような映像を表示。
ドライバーが確認しにくい車両周囲の状況を把握できます。
出典:ダイハツ工業株式会社
タントカスタムのよくある質問
ここまでタントカスタムの基本情報や注意したいポイント、魅力を紹介してきました。
最後に、良くある質問にお答えします。
比較される車種
よく比較される車種はスズキ スペーシアカスタムとホンダ N-BOXカスタムです。
どちらもタントカスタムと並んで人気のカスタムモデルとなっており、装備も充実しています。
どの車種にするか悩む方も多いのですが、デザインや燃費、乗り心地などクルマを選ぶ上で何を優先するか決めると選びやすくなります。
それぞれの車の詳しい情報については、こちらもご覧ください。
ピラーレスが心配
本来、助手席側にあるはずのピラー(柱)が無いタントカスタムですが、ピラーが無いことで安全性に問題はないのか心配になる方もいます。
実は、ピラーが無い訳ではなく、スライドドアにピラーを埋め込んでいます。
また、運転席側にはボディ剛性を確保する目的で通常のピラーがあり、安全性は問題ありません。
ターボは必要か
タントカスタムを生産、販売しているダイハツは、新世代のクルマづくりとしてプラットフォーム、CVT、エンジンなどを新しく開発しました。
そのため、高速道路やカーブを安心して運転できる高い安定性や上り坂などでのスムーズな発進、加速が可能になりました。
走行性能も進化しているタントカスタムですが、やはりノンターボとターボでは走りは違います。
街乗りではノンターボで十分でも、高速道路ではターボが欲しいという方も多いようです。
特に、高速道路をよく利用する方や追い越しをスムーズにしたい方にはターボがおすすめです。
どれだけの走りを期待するかは人によって違うため、実際に試乗してみてください。
タントカスタムをおすすめしたい人
・助手席側から人の乗り降りや物の積み下ろしを楽にしたい(ミラクルオープンドアが欲しい)
・開放感のある車内と上質感のある内外装を楽しみたい
・パワースライドドア ウェルカムオープン機能や助手席イージークローザーなど軽自動初の便利な機能を使いたい
タントカスタムはタントの長所に加え、装備も充実し内装外装も上質な仕様になっているため是非一度、実際に見てみることをおすすめします。
レディバグのYoutubeチャンネル
タントカスタムの紹介動画がレディバグのYoutubeチャンネルに投稿されています。
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