この記事を読んでいる方は見た目にこだわったスライドドアのクルマをお探しの方なのではないでしょうか。
ダイハツムーヴキャンバスはレトロ感もありつつ、個性的で飽きの来ないデザインで特に女性に人気のスライドドアのクルマです。
そんなムーヴキャンバスが2022年7月にフルモデルチェンジをしました。
今回の記事では新型ムーヴキャンバスの魅力を紹介します。
この記事を読んでわかること
- 基本情報と燃費、内装外装安全性能の魅力
- フルモデルチェンジ後の改良点と個性の違うデザインが用意されたグレードの特徴
- 購入前に注意しておきたい価格とシートアレンジ
- ムーヴキャンバスの購入が向いている人
新型ムーヴキャンバスとは
ムーヴキャンバスは2016年に誕生したダイハツが販売している人気の軽自動車です。
2022年7月にフルモデルチェンジされ、新型にはデザインとコンセプトの異なる、ふたつのシリーズであるストライプスとセオリーを設定。
さらに、ユーザーからの要望の高かったターボグレードも選べるようになり、今までターゲットとしていた女性に加え、男性ユーザーへの広がりが意識されています。
もともと人気の高いムーヴキャンバスですが、新型になり、デザインや性能などさらにパワーアップしています。
改良点
フルモデルチェンジのためさまざまな変更点がありますが、その中でも特に大きな変化をご紹介します。
- ・DNGAという新プラットフォームを採用したことで、ボディは強度を高めつつ車両重量は軽くなり、乗り心地も向上
- ・新たにターボグレードを設定
- ・メーター位置が、センターから運転席前へ移動
- ・グレード別で電動パーキングブレーキやオートブレーキホールド機能の採用
- ・燃費性能の向上
ユーザーの声を反映させた新型のムーヴキャンバスは性能も向上し、より快適に使えるクルマとなりました。
新型ムーヴキャンバスの基本情報
2023年4月より、アイドリングストップレス仕様(eco IDLE非装着車)がそれぞれのグレードに登場します。
【ストライプス】
グレード | 本体価格 | 駆動 | 車高 | 燃費WLTCモード |
---|---|---|---|---|
X eco IDLE非装着車 | 1,463,000円 1,589,500円 | 2WD 4WD | 1,655mm 1,675mm | 20.9km/L 20.0km/L |
X | 1,496,000円 1,622,500円 | 2WD 4WD | 1,655mm 1,675mm | 22.9km/L 21.6km/L |
G eco IDLE非装着車 | 1,639,000円 1,765,500円 | 2WD 4WD | 1,655mm 1,675mm | 20.9km/L 20.0km/L |
G | 1,672,000円 1,798,500円 | 2WD 4WD | 1,655mm 1,675mm | 22.9km/L 21.6km/L |
Gターボ eco IDLE非装着車 | 1,760,000円 1,886,500円 | 2WD 4WD | 1,655mm 1,675mm | 18.7km/L 18.2km/L |
Gターボ | 1,793,000円 1,919,500円 | 2WD 4WD | 1,655mm 1,675mm | 22.4km/L 20.9km/L |
【セオリー】
グレード | 本体価格 | 駆動 | 車高 | 燃費WLTCモード |
---|---|---|---|---|
X eco IDLE非装着車 | 1,463,000円 1,589,500円 | 2WD 4WD | 1,655mm 1,675mm | 20.9km/L 20.0km/L |
X | 1,496,000円 1,622,500円 | 2WD 4WD | 1,655mm 1,675mm | 22.9km/L 21.6km/L |
G eco IDLE非装着車 | 1,639,000円 1,765,500円 | 2WD 4WD | 1,655mm 1,675mm | 20.9km/L 20.0km/L |
G | 1,672,000円 1,798,500円 | 2WD 4WD | 1,655mm 1,675mm | 22.9km/L 21.6km/L |
Gターボ eco IDLE非装着車 | 1,760,000円 1,886,500円 | 2WD 4WD | 1,655mm 1,675mm | 18.7km/L 18.2km/L |
Gターボ | 1,793,000円 1,919,500円 | 2WD 4WD | 1,655mm 1,675mm | 22.4km/L 20.9km/L |
新型ムーヴキャンバスの車高は1,655mm〜1,675mmですので、機械式駐車場にクルマを止める方はご注意ください。
また、マンションの駐車場によくある機械で昇降する立体駐車場の高さの基準は1,550mm以下なので、最下段にお車を停める方は注意が必要です。
【ストライプス】と【セオリー】
ストライプスとセオリーは価格や性能は同じですが、それぞれ特徴があります。
ストライプス
ストライプスはかわいく、おしゃれなキャンバスです。
外装は2トーンカラー、内装も明るく、ポップに仕上がっています。
かわいらしさと洗練されたデザインで、等身大志向の若年層をターゲットとしています。
セオリー
セオリーは自分の軸、もの選びの基準や理論(セオリー)がある、大人のためのキャンバスです。
カラーはモノトーンのみ、内装や外装にはメッキや本革巻が使用され、こだわりが見えます。
シックさや上質感を楽しみたい、男性を含めた大人をターゲットとしています。
内装の魅力
新型ムーヴキャンバスの内装は個性あふれるデザイン性や快適装備が魅力です。
雰囲気の異なるインテリア
新型ムーヴキャンバスの内装は内装色や素材など、ボディカラーが2トーンカラー設定のストライプスとモノトーン設定のセオリーで異なります。
ストライプス
インパネ部分はホワイト、シートはファブリックシートのライトグレーで明るく爽やかな印象。
2トーンで可愛らしい外装デザインとマッチする内装です。
GやGターボグレードは、インナードアハンドルにメッキが使われたり、ステアリングホイールやインパネセンターシフトがシルバー加飾付きになったりします。
セオリー
インパネ部分はブラウン、シートはファブリックシートのネイビーでシックで落ち着いた印象。
セオリーでは、メッキのインナードアハンドルやエアコンレジスターノブは標準装備です。
GやGターボグレードは、ステアリングホイールやインパネセンターシフトが本革巻になり、高級感のある仕上がりです。
こだわりの快適装備
快適なドライブをサポートしてくれる快適装備をご紹介します。
ワイヤレス充電機能Qi(インパネセンタートレイ)
9インチスマホ連携ディスプレイオーディオとセットでメーカーオプションで選択可能。
置くだけでスマホの充電ができる機能が装備されます。
後付け不可のオプションなので注意が必要です。
出典:ダイハツ工業株式会社
ホッとカップホルダー
G、Gターボグレードには、飲み物の温かさをキープする軽初のホッとカップホルダーが装備されています。
体を冷やしたくない女性に嬉しい装備です。
出典:ダイハツ工業株式会社
運転席/助⼿席シートヒーター
G、Gターボグレードに標準装備。
シートの座⾯と背⾯を温める運転席/助⼿席シートヒーターを装備しており、冬の寒い⽇や寒冷地でのドライブを快適にしてくれます。
広い視界で快適な運転
マルチインフォメーションディスプレイ
メーター位置は従来のセンターメーターではなく、運転席前になりました。
標準装備のマルチインフォメーションで視認性が高く、視線移動も少なくなるため快適な運転を支えてくれます。
ストライプス、セオリー共にG、Gターボグレードにはタコメーターと専用のTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイが装備されています。
※画像は左側がX、右側がGのメーターです
フロントピラーの形状
フロントガラスの横にある、フロントピラー(Aピラー)は運転しやすいすっきりとした視界になるよう、形状にこだわり、カラーをブラックにしています。
外装の魅力
新型ムーヴキャンバスの外装はオシャレなデザインと豊富なボディカラーが魅力です。
シンプルで飽きのこないデザイン
デザインは、従来のシンプルで可愛らしいデザインをベースに、すっきりと洗練されたスタイル。
ストライプスは2トーンで可愛く、オシャレな佇まいです。
セオリーはメッキ調のピンストライプやメッキリヤバンパーモールが装着されています。
【ストライプス】
【セオリー】
アクセサリーを用いてカスタマイズするとアナザースタイルとして自分好みに楽しむことができます。
出典:ダイハツ工業株式会社
豊富なボディカラー
ボディカラーはストライプスが8色、セオリーが7色の設定。
2トーンカラーであるストライプスにはアプリコットピンクメタリックやシトラスイエロークリスタルシャインが専用で設定されています。
モノトーンのセオリーは全体的に落ち着いた設定色となっており、ブラックマイカメタリックが専用で設定されています。
どちらもボディカラーは豊富なので、お気に入りの色が見つかるはずです。
【ストライプス】
【セオリー】
両側パワースライドドア
新型ムーヴキャンバスは両側電動スライドドアが標準装備。
多くの車種が、上級グレード、またはメーカーオプションでないと両側電動スライドドアは装備されないため非常に珍しい車種であると言えます。
さらに、G、Gターボグレードにはパワースライドドアウェルカムオープン機能を装備しています。
降車時にインパネのスイッチで予約をしておけば、乗車時に鍵を持ってクルマに近づくだけでパワースライドドアが自動で解錠、オープンする機能です。
新型ムーヴキャンバスの安全性能
新型ムーヴキャンバスにはダイハツ予防安全機能である、スマートアシストを搭載。
機能によってグレード別やメーカーオプションの場合があるため、購入時には必要な機能が装備されているかを確認してください。
衝突回避支援
・衝突警報機能
・衝突回避支援ブレーキ機能
・ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前後)
・車線逸脱警報機能
・車線逸脱抑制制御機能
・ふらつき警報
・路側逸脱警報機能
衝突警報機能/衝突回避支援ブレーキ機能
最新のステレオカメラを採用しています。
⾛⾏中に前⽅の⾞両(⼆輪⾞、⾃転⾞を含む)、歩⾏者(昼夜対応)を認識し、衝突の危険性があると判断した場合にドライバーへ注意喚起。
さらに危険性が⾼まった場合には緊急ブレーキで減速することで、衝突の回避や衝突時の被害を軽減します。
ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前後)
誤発進抑制機能はブレーキ制御付を採用しており、ペダルを踏み間違えたときに、急発進を抑制してくれます。
踏み間違いを判定すると、エンジン出力を制御しブザー音とメーター内表示で警告。
障害物に衝突する危険があると判断すると、ブレーキ制御が作動します。
認識支援
・先行車発進お知らせ機能
・標識認識機能
・AHB(オートハイビーム)、ADB(アダプティブドライビングビーム)
・サイドビューランプ
先行車発進お知らせ機能
信号待ちなどで前のクルマが発進したことに気づかない時、ブザー音とメーター内表示で知らせてくれます。
サイドビューランプ
夜間運転時の安全性はトップクラスで、ハンドルを切った方向やターンランプを出した方向を明るく照らしてくれるサイドビューランプはダイハツ独自の機能です。
暗い交差点で歩行者の見落としを減らす効果があります。
運転負荷軽減
・全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)
・LKC(レーンキープコントロール)
全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)
クルーズコントロールとは、高速道路などで前を走るクルマに対して加速・減速し、適切な車間距離をキープしてくれる機能です。
先行車に合わせて停止したときはブレーキをかけ続けるなど、わずらわしいアクセルとブレーキの操作を支援。
長距離運転中のドライバーの負担を軽減し、渋滞なども快適に運転できます。
駐車支援
・スマートパノラマパーキングアシスト(駐車支援システム)
・パノラマモニター
・コーナーセンサー(フロント2個/リヤ4個)
スマートパノラマパーキングアシストとパノラマモニターはメーカーオプションで選択可能です。
スマートパノラマパーキングアシスト
駐車時に駐車スペースの白線を検知し、音声、モニターガイド、ハンドル操作アシストをしてくれる機能です。
駐車枠を検知し、自動でハンドルが動きます。
ドライバーは音声に従い、シフトレバー、アクセル、ブレーキを操作すればOKです。
パノラマモニター
車両の前後左右に4つのカメラを搭載しており、クルマを真上から見ているような映像を表示。
ドライバーが確認しにくい車両周囲の状況を把握できます。
注意したいポイント
新型ムーヴキャンバスの注意したいポイントをご説明します。
価格は高め
新型ムーヴキャンバスの本体価格は、1,463,000円〜と同じダイハツから販売されているスライド車のタント1,353,000円〜と比較して高めの設定です。
ムーヴキャンバスは両側電動スライドドアが標準装備なので納得の価格設定ではありますが、そこまでの装備は必要ないという方にとっては価格がネックになってしまう可能性があります。
荷室はフルフラットにはならない
後席シートは独立しており、片方ずつリクライニングが可能ですが、荷室面には段差ができてしまいます。
スペースは充分に広く、不便に感じることは少ないと思いますが、スライドドアのクルマは荷室がフラットになる車種が多いため、荷室の使い勝手を求める方は他の車種と比較検討してみてください。
新型ムーヴキャンバスの良くある質問
他のスライドドアのクルマとの違いは
ムーヴキャンバスが他のスライドドアのクルマと大きく違う点は、車高の違いによるサイズ感です。
スズキ ワゴンRスマイルが登場するまではスライドドアのクルマで車高が1,700mm以下の車種はムーヴキャンバスのみでした。
とはいえ、ワゴンRスマイルの車高は1,695mmあるため、現在もムーヴキャンバスは唯一無二のサイズ感を持ったスライドドアのクルマと言えるでしょう。
燃費性能はどのくらい向上したか
新型ムーヴキャンバスの燃費はノンターボの2WD車で初代の20.6 km/Lから22.9km/Lと約10%向上しています。(燃費WLTCモード)
燃費性能が向上し、ロングドライブもより快適に楽しめるクルマになりました。
新型ムーヴキャンバスをおすすめしたい人
- ・自分の好きなように仕様を選んだりカスタマイズしたりしたい
- ・オシャレと走り心地、どちらも譲れない
- ・価格を抑えて両側電動スライドのクルマに乗りたい
- ・最新の性能が備わったクルマに乗りたい
新型ムーヴキャンバスはかわいらしさだけでなく、より幅広い人に愛されるための仕様や性能へと進化しました。
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