
この記事を読まれている方は、アクティブな活動の相方となるクルマをお探しの方なのではないでしょうか。
タフトとは、2020年(令和2年)に開催された東京オートサロン2020内で発表された軽クロスオーバーSUVのコンセプトモデルのクルマです。
2021年5月にクロームメッキの加工を施した特別仕様車「タフト クロムベンチャー」が発売され、さらに注目を集めています。
今回の記事はそんなタフトの基本的な情報や注意するべき点、魅力について紹介します。
この記事を読んでわかること
- 基本情報と内装外装安全性能の魅力
- 購入前に注意しておきたい燃費性能とリアシートのスライド機能
- フレキシブルボードを活かした荷室の使い方
- 特別仕様車タフトクロムベンチャーの紹介
タフトとは

タフト(TAFT)の名称は、「Tough & Almighty Fun Tool」の頭文字を取ったもので、2020年(令和2年)に開催された東京オートサロン2020内で発表された軽クロスオーバーSUVのコンセプトモデルのクルマです。
実は、タフトというネーミングは1970年代、ダイハツから発売された小型クロカン四駆車の名称として使われてきましたが、ここにきて日常生活からレジャーまでアクティブに使えるクルマの名称として「タフト」の名前が復活しました。
開放感あふれるガラスルーフやフラットで使い勝手のいい荷室空間といった、毎日を楽しくしてくれるアイテムを数多く採用し、ダイハツらしい使いやすさと親しみやすさを目指した仕様のクルマです。
2022年9月にタフトが仕様変更しました。
詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。
タフトの基本情報
タフトのグレードは、「X」「Xターボ」「G」「Gターボ」の4種類。
「G」「Gターボ」には、特別仕様車の設定があり、合計6スタイルから選ぶことができます。
グレード | 本体価格 | 駆動 | 車高 | 燃費 WLTCモード |
---|---|---|---|---|
X | 1,353,000円 1,479,500円 | 2WD 4WD | 1,630 mm | 20.5 km/L 19.7 km/L |
Xターボ | 1,441,000円 1,567,500円 | 2WD 4WD | 1,630 mm | 20.2 km/L 19.6 km/L |
G | 1,485,000円 1,611,500円 | 2WD 4WD | 1,630 mm | 20.5 km/L 19.7 km/L |
G ターボ | 1,606,000円 1,732,500円 | 2WD 4WD | 1,630 mm | 20.2 km/L 19.6 km/L |
「G」「Gターボ」には、クロームメッキ加工を施した特別仕様車の設定があります。
グレード 本体価格 駆動 車高 燃費
WLTCモード
特別仕様車 G
“クロム ベンチャー”1,551,000円
1,677,500円2WD
4WD1,630 mm 20.5 km/L
19.7 km/L
特別仕様車 Gターボ
“クロム ベンチャー”1,672,000円
1,798,500円2WD
4WD1,630 mm 20.2 km/L
19.6 km/L
タフトの全高は1,630mmです。
機械式駐車場にクルマを止める方は注意が必要です。
最近では、大型ミニバンの増加によって高さ制限を緩和して2,000mm以上としている立体駐車場も増加しているのですが、以前の立体駐車場の基準は1,550mm以下だったため、立体駐車場に駐車する際には高さ制限を確認しましょう。
タフトの注意点
日常からレジャーまで幅広く活躍し毎日を楽しくする頼れる相棒、という商品コンセプトで開発されたタフト。
気軽に出かけられてかつ動きやすいバックパックを背負う人をイメージしたクルマだからこそ、事前に注意しておきたいポイントがあります。
リアシートのスライド機能は未搭載
タフトは、乗車スペースと荷室スペースの両方を確保するため、リアシートのスライド機能は搭載されていません。
そのためタフトには、シートをスライドさせ、乗車スペースを広くしたり4人乗車時の荷室を広げたりすることができないという欠点があります。
荷室を広げる場合は、シートを前に倒すことでスペースを確保することができます。
燃費性能の低さ
タフトの燃費性能は、他の軽自動車と比べても決していいとはいえません。
自然吸気エンジンの2WDモデルでよく比較されるスズキ ハスラーがWLTCモードで25.0km/Lなのに対し、タフトの燃費性能は、WLTCモードで20.5km/Lと差があります。
内装の魅力
前席は「クルースペース」として快適性や運転のしやすさが重視され、後席は「フレキシブルスペース」として乗員がゆったりくつろいだりたくさん荷物を積載したりとコンセプトを分けた設計が特徴。
タフトの荷室スタイル

軽自動車の多くがベンチシートを採用していますが、タフトはセパレート型のシートです。
シートバックは樹脂仕様となっているので、アウトドアで汚れがある荷物を積載しても、気兼ねなく使える収納スペースとなっているなど、よりSUVらしいクルマと言えます。
前後にスライドさせることはできませんが、タフトのイメージであるバックパックスタイルのように、気軽にいろいろなものを積み込んで出かけるシーンがイメージしやすい内装となっています。
さらに、ディーラーオプションの「フレキシブルボード二段モード取り付けキット」を付ければ、マルチフック2個とラゲージバー2本、取り付けフックを組み合わせてテーブルとして利用できるなど、目的に応じたスタイル展開が可能。
出典: ダイハツ工業株式会社
フラットスタイル

リアシートバックを前に倒して、広いスペースを出現させられます。
大きな荷物も完全フラットな荷室なら積載しやすいでしょう。
下段スタイル
出典: ダイハツ工業株式会社
フレキシブルボードを下げた下段スタイルにすると、背の高い荷物を積載しやすくなります。
高さのある荷物を安定した状態で積載したいときに便利です。
立て掛けスタイル
フレキシブルボードを立てかけた状態にするスタイルです。
先に紹介した下段スタイルよりも底面を一段下げられるので、より高さのある荷物を積載可能。
立てかけたフレキシブルボードには2ヵ所のフックがあり、ショッピングバックをかけておくこともできます。
出典: ダイハツ工業株式会社
さらに、ディーラーオプションを付けくわえることで、さらに便利な使い方ができます。
フレキシブルボード二段モード取り付けキットは、マルチフック2個とラゲージバー2本、取り付けフックを組み合わせてテーブルとして利用できるセットです。
多様な印象のインテリア
「G」「Gターボ」グレードはオレンジのアクセントカラー効いたインテリアです。
メーターパネルの周りやエアコンの吹き出し口にオレンジが加えられており、ステアリングホイールは本革巻になっているなど、よりアクティブな雰囲気となっています。
「X」や「Xターボ」は統一されたカラーで、落ち着いたシンプルな印象を与えるインテリア。
特別仕様車 G“クロム ベンチャー”には、外装の加飾の他に、ダークシルバー加飾がエアコンレジスターパネル、インパネセンターシフトベゼル、メーターパネルにあります。
またフロントセパレートシートにはシルバーステッチが施されています。
電動パーキングブレーキ と オートブレーキホールド機能
タフトの特徴として挙げられるのがパーキングブレーキです。
よく比較されるハスラーは、一般的な足踏み式ですが、タフトは電動式となっています。
インパネ下側の手前に装着されたスイッチで操作でき、先進性のある機能です。
電動パーキングブレーキをオートモードにすれば、シフトをPの位置にすると連動してパーキングブレーキが掛かりシフトをDやRにしてアクセルペダルを踏むと自動で解除できます。
また、オートブレーキホールド機能は駐車場で駐車券を取る際、踏んでいるブレーキが緩んでしまうなどブレーキペダルから足を離しても、ブレーキランプが点灯したまま停車を維持してくれる機能です。
例えば、長い渋滞でブレーキを踏みっぱなしで足が疲れることも無くなりそうですね。
電動パーキングブレーキもオートブレーキホールド機能も全グレード標準装備です。
外装の魅力
タフトは四角が強調され、角ばった外装が特徴です。
スカイフィールトップ
出典: ダイハツ工業株式会社
タフトには、大きなサンルーフ「スカイフィールトップ」が標準装備。
タフトの特徴でもあるスカイフィールトップは、独自の開放感をもたらすだけでなく、頭上の見晴らしの良さを体感することができます。
また、紫外線や赤外線を減らすスーパーUV&IRカット機能や、開閉できるシェードも付いていて、いつでも快適なドライブを楽しめます。
四角かわいい外装デザイン

角ばった印象のタフトは、FF車としては軽自動車で最大のタイヤを装着しており、悪路での走破性を高めている軽のクロスオーバーSUV車です。
さらに、タフトで採用されているDNGAプラットフォームは、高いボディ剛性を誇り、誰もが運転しやすく快適に移動できるクルマを実現。
これは、未舗装路などのアウトドアシーンでも安心して運転できるタフトならではの特徴です。
ヘッドライトとテールレンズは高い位置に横基調のデザインのものを配し、視覚的な車高の高さを、樹脂フェンダーをサイドから前後に回り込んだデザインで、軽自動車の全幅内に収めつつも大きなオーバーフェンダーが備わっているかのように見せ、SUVらしさを演出しています。
幅広いボディカラー
出典: ダイハツ工業株式会社
タフトのボディカラーは、アクティブさを表現する6色の他、自然をイメージさせるアースカラーである「レイクブルーメタリック」、「フォレストカーキメタリック」、「サンドベージュメタリック」の新規開発3色を含め、9色のカラを展開。
ツートーンカラーは用意されていませんが、大型ガラスルーフの「スカイフィールトップ」が全車標準装備されることで、視覚的にはブラックルーフのツートーンカラーに見えます。
タフトの安全性能
今や安全性能はクルマ選びをする上で必要不可欠な要素です。
タフトにも高い安全性能が備わっています。
ここでは、誰もが安心して運転できるための安全性能をご説明します。
予防安全機能
タフトは、全グレードにダイハツの先進安全技術スマートアシストが標準装備。
スマートアシストには以下の機能が含まれています。
衝突回避支援機能
・衝突警報機能(対車両・対歩行者)
・衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者)
・誤発進抑制制御機能(前方・後方)
・車線逸脱警報機能
・車線逸脱抑制制御機能
・路側逸脱警報機能
・ふらつき警報
認識支援機能
・先行車発進お知らせ機能
・標識認識機能(進行禁止・最高速度・一時停止)
・オートハイビーム
・ADB(アダプティブドライビングビーム)
・サイドビューランプ
運転負荷軽減機能
・全車速追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)
・LKC(レーンキープコントロール)
駐車支援機能
・パノラマモニター
・スマートパノラマパーキングアシスト(駐車支援システム)
・コーナーセンサー(前方・後方)
代表的な衝突警報機能と衝突回避支援ブレーキ機能は、走行中に前方の車両と歩行者を認識し、衝突の危険性があると判断した場合にドライバーへ警報で注意喚起をしてくれます。
さらに危険性が高まった場合には緊急ブレーキで減速し衝突の回避や、衝突時の被害軽減に寄与する仕組みです。
進化した衝突安全ボディ TAF
TAFは、Total Advanced Functionボディの略で、総合的に衝突安全機能が進化したボディという意味の造語です。
タフトは、骨格構造により高い衝突安全性能を実現。
また、対人事故を考慮し、フロント部分各所に衝撃緩和装置・吸収スペースを設定することで、歩行者保護性能をより高めています。
乗員にやさしい安全インテリア SOFI
SOFIは、Safety-Oriented Friendly Interiorの略で、乗員にやさしく、より安全なインテリアを表した造語です。
標準装備のデュアルSRSエアバッグは、前からの強い衝撃時、瞬時に膨張・収縮し、乗員の頭部、胸部への重大な傷害を軽減します。
SRSサイドエアバッグ(運転席/助手席)はグレードによって設定されており、車両側面からの衝突の際に衝撃を緩和してくれます。
また、前方シートベルトはプリテンショナー機構とフォースリミッター機構を採用しています。
プリテンショナー機構は衝突の際即座にシートベルトを自動で巻き上げて、乗員の体を拘束し最大限の保護性能を発揮。
フォースリミッター機構は巻き上げられたシートベルトを少し緩ませて、拘束による胸部への衝撃を和らげてくれます。
タフトのよくある質問

ここまでタフトの基本情報や注意したいポイント、魅力を紹介してきました。
最後に、タフトが気になっている方から頂く、良くある質問にお答えします。
特別仕様車“タフト クロムベンチャー”ってどうなの?
クロームメッキ加工を施した特別仕様車「タフト クロムベンチャー」が2021年5月10日に発売され、さらに注目を集めています。
タフトの特徴として挙げられるのがパーキングブレーキです。
ハスラーは一般的な足踏み式ですが、タフトは電動式となっています。
インパネ下側の手前に装着されたスイッチで操作できて先進性があります。
クロムベンチャーには、タフトのデビュー当時から装着率の高い「フードガーニッシュ」をギラギラしたメッキではなくクローム塗装をした落ち着いた仕様で標準装備する他、メッキドアアウターパネルやシルバーアンダーガーニッシュなど人気パーツを装備したクルマです。
アクティブなイメージのノーマルタフトに比べ、クロムベンチャーはダークシルバーをアクセントカラーとし、内外装ともに落ち着いたイメージのこだわりの詰まったおすすめグレードとなっています。
車中泊できるの?
タフトには車中泊に向いたシートアレンジが2種類あります。
一つ目はフロントシートのヘッドレストを外してから背もたれを水平位置まで寝かせ、リアシート座面と当たるまでスライドさせて完成するフルフラットシートモードです。
後部座席の座面と一体化することができ、2名までの車中泊スペースが確保できます。
シートのクッションが活用出来るのでドライブ途中の休憩・仮眠などに適してますが、就寝するのには長さが不足気味です。
もう一つのシートアレンジは、リアシートバックを格納して完全フラットなフレキシブルスペース(ラゲッジスペース)にした上で、フロントシートからヘッドレストを外した上で背もたれを倒すアレンジです。
インパネ付近からバックドアまで、室内長を活かせるので170cm程度の背丈の方ならば軽く膝を曲げる程度で充分に就寝出来るスペースを確保できます。
ただしラゲッジスペースを使ってのフルフラットなので、周辺の段差や隙間を埋める車中泊用マットやクッションが必要となります。
ルーフキャリアを取り付けられる?
キャンプ場などでよく見かける、クルマの屋根に設置されたルーフキャリア。
タフトの天井にルーフキャリアを取り付ける事が可能かと聞かれる事があります。
結論的には、吸盤式のキャリアやベースで十分対応可能です。
重量37kg長さ5mの3段式のはしごを積んでも問題なく運搬可能です。
マグネット式は、走行風で後方にずれ込む可能性があるので注意が必要です。
詳しくは販売スタッフに相談されることをおすすめします。
似ている車種は?
タフトは「軽SUV」と呼ばれるモデルです。
軽SUVでは、スズキ ハスラーも人気を集めており、よく参照されています。
どちらの車種もそれぞれに特徴がありますので、クルマを選ぶ上で重要なポイントとなる項目を全部で5つご紹介します。
①シートアレンジ
②ボディサイズ
③外装・内装デザイン
④安全装備
⑤燃費と走行
この中で、何を優先すべきかを検討してみてください。
また、タフトはつけるオプションの量によって値引き額が変わります。
ディーラーオプションであれば利益率も高いのでそこから値引き交渉は可能です。
値引き目標は20%くらいが限界ですが、「ハスラーと迷っている」など交渉してはいかがでしょうか?
機能・価格等ご検討された後は、 実際にご自身の目で確かめながら、改めて比較することをおすすめします。
また、ハスラーとタフトを比較した記事も併せて参考にしてください。
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