ホンダの軽商用車N-VANのEV「N-VAN e:」が2024年10月に登場！価格や航続距離、安全性能をご紹介

ホンダは、2024年10月10日に軽商用車EVである「N-VAN e:（エヌバン イー）」を発売することを発表しました。
「仕事にも遊びにも使える軽バン」として人気のN-VANのEV化とあって、非常に注目されるモデルです。

今回は今秋に発売されるN-VAN e:の内外装や安全性能、航続距離など、その魅力をご紹介します。

ホンダの新型軽商用EV「N-VAN e:」とは

N-VAN e:は、ホンダから2024年10月10日に発売される軽商用車EVです。
人気のNシリーズの商用車、N-VANのEVモデルとなっています。

ホンダは日本国内の四輪車販売において、2030年にハイブリッド車を含めて100％電動車とすることを目指しており、EVの本格展開のスタートとしてN-VAN e:が発売されます。

N-VANの広い車内空間や高い積載性能はそのまま、電気自動車ならではの力強い加速や滑らかな走り、高い静粛性が魅力の1台です。

軽商用車EVの魅力

前述の通り、N-VAN e:は電気自動車ならではの力強い走りと高い静粛性が特徴。
電気自動車ならではの魅力について、詳しく紹介します。

力強い走り

多くの荷物を乗せて走行する軽商用車ユーザーにとって、加速が悪くなることは懸念点の1つではないでしょうか。
その点、N-VAN e:はN-VANターボ車と同等の加速性を実現しているため、ストレスフリーな走行が可能です。

高い静粛性

高い静粛性は低振動・低ノイズを実現。
クルマに乗る時間が多いドライバーの、ストレス軽減に繋がります。

また、車外に対しても静かな電気自動車は、音に対するストレスを軽減してくれます。朝早くから夜遅くまで住宅地へ配送をするドライバーの音に対する不安、そして近隣住民の騒音問題についても貢献してくれるでしょう。

N-VAN e:の価格とグレード設定

N-VAN e:のグレードは、新車オンラインストア「Honda ON」限定グレード※リース契約を含め4つ設定されています。

通常グレード一覧

• ・e: L4
• ・e: FUN

新車オンラインストア「Honda ON」限定グレード一覧※リース契約のみ

• ・e: G
• ・e: L2

4つのグレード情報を表にまとめました。

【新車オンラインストア「Honda ON」限定グレード※リース契約のみ】

※一充電走行距離は完全に充電されている状態で連続走行できる距離
※交流電力量消費率は電気自動車が1km走るのに必要な電力の容量（wh）
※「e: FUN」のみ急速充電ポートが標準装備。その他のグレードは110,000円高

グレードごとの特徴

グレードごとの特徴をご紹介します。

e:L4

乗車定員：4名

シンプルなスタンダードタイプ
先進の安全運転支援システムHonda SENSING（ホンダセンシング）の他、ハロゲンヘッドライト、電動格納式ドアミラー、オートエアコンなどが標準装備です。

e:FUN

乗車定員：4名

ポップで親しみやすいタイプ
4グレードの中で最も装備の充実した上級グレードです。
Honda SENSING（ホンダセンシング）の他、フルLEDヘッドライトやスマートキー、急速充電ポートが標準装備なのはe:FUNのみです。

出典: 本田技研工業株式会社

e: G

乗車定員：1名

新車オンラインストア「Honda ON」限定の商用に特化したタイプ。
Honda SENSING（ホンダセンシング）は搭載されていないものの、安全運転支援システムは標準装備。
シートが運転席のみという斬新な造りが特徴です。
乗車定員4名のe: L4やe: FUNと比較して120mmフロア高が下がっており、商用車としての使い勝手が向上しています。

出典: 本田技研工業株式会社

e:L2

乗車定員：2名

新車オンラインストア「Honda ON」限定の積載性重視のタイプ
2人乗りですが、シートは運転席と助手席ではなく、運転席と運転席側後席の2席です。
大胆に助手席側シートをなくしたことにより、N-VAN e:のピラーレスを活かした使い方が可能です。
e: Gと同じく安全運転支援システムが装備されます。
その他、手動ドアミラーやハロゲンヘッドライト、オートエアコンなどが標準装備です。

出典: 本田技研工業株式会社

N-VAN e:の内装の魅力

快適な運転席

運転席には、姿勢の安定を支えるシートを採用。
さらに、頭上の空間にもゆとりがあり疲労感を軽減してくれます。
長時間の運転も安心です。

エアコンスイッチやUSBジャックなど、運転席から手が届く位置に配置されている点も魅力です。

出典: 本田技研工業株式会社

こだわりの大開口と広々とした荷室

N-VAN e:の室内は、バッテリーの薄型化にこだわった低床プラットフォームとピラーレスによる大きな開口部が特徴。

ガソリン車のN-VANで実現した、商用車には必須の荷物の積み下ろしのしやすさと、大容量の荷室空間を受け継いでいます。

助手席もフラットにすれば、長尺の荷物も楽々積載可能です。

出典: 本田技研工業株式会社

使い勝手重視の収納

運転席からの使い勝手を重視した装備や収納で、運転中もストレスフリーで過ごせる工夫が施されています。

代表的な収納をご紹介します。
①手が届きやすい位置と高さに調整されたドリンクホルダー
②携帯電話を充電しながら置けるインパネセンターポケット
③ケーブルフック付きの助手席側インパネトレー
④小物が置けるミドルトレー

出典: 本田技研工業株式会社

上記収納の他、助手席ヘッドレスト収納バッグやタイプ別設定のシートバックポケットなど便利な収納に注目です。

N-VAN e:の外装の魅力

仕事にも趣味にも使えるデザイン

N-VAN e:のエクステリアデザインは、N-VANをベースにした親しみやすく、コンテナ型のタフなボディに仕上がっています。
特にe:FUNグレードは車体色と同色のドアミラーやフルLEDヘッドライトが装備され、よりポップで可愛らしさを感じるデザインになっています。

フロントグリルなどに廃棄バンパーの再生素材を採用している点にも注目です。

※画像は左がe:L4、右がe:FUN
出典: 本田技研工業株式会社

個性も出せるボディカラー

N-VAN e:に設定されるボディカラーはベーシックなカラーから個性的なカラーまで幅広く、そのラインナップはグレードによって異なります。

e:L4

・モノトーン5色、2トーン2色の計7色

• ・タフタホワイトⅢ
• ・ルナシルバー・メタリック
• ・プラチナホワイト・パール
• ・ボタニカルグリーン・パール
• ・オータムイエロー・パール
• ・ボタニカルグリーン・パール＆ブラック
• ・オータムイエロー・パール＆ブラック

出典: 本田技研工業株式会社

e:FUN

・モノトーン5色、2トーン3色の計8色

• ・プラチナホワイト・パール
• ・ナイトホークブラック・パール
• ・ソニックグレー・パール
• ・ボタニカルグリーン・パール
• ・オータムイエロー・パール
• ・ソニックグレー・パール＆ブラック
• ・ボタニカルグリーン・パール＆ブラック
• ・オータムイエロー・パール＆ブラック

出典: 本田技研工業株式会社

e: G/e:L2

・モノトーン2色

• ・タフタホワイトⅢ
• ・ルナシルバー・メタリック

※画像は左がe: G、右がe:L2
出典: 本田技研工業株式会社

N-VAN e:の走行と充電

出典: 本田技研工業株式会社

航続距離

N-VAN e:の一充電走行距離はWLTCモードで245kmと軽EVトップクラス。

バッテリーが熱い時にはラジエータによる冷却、冷えている時にはヒーターにより温めるという仕組みにより、走行に重要な役割を果たすバッテリーの機能を安定させています。
これにより、一年中安定した航続距離や充電時間を実現します。

充電時間

充電は普通充電と急速充電の2種類があります。
普通充電（6kW）では約4.5時間、急速充電（50kW）では約30分で充電が可能です。
※自宅で充電をする場合には充電設備が必要です

また、公共の充電設備数は2024年2月末時点で約32,000口。
高速道路のサービスエリアや自動車販売店、コンビニエンスストア、道の駅など、日本全国の電気自動車用充電スタンドが増えています。

外部給電

ディーラーオプションのAC外部給電器 Honda Power Supply Connectorを使えば、N-VAN e:からの電力で家電を使用することが可能。※最大出力は1,500W

出典: 本田技研工業株式会社

Honda CONNECT

Honda Total Care（無料）に加入すると、アプリで充電待機時間の設定やバッテリー残量の確認などが可能なサービス。
無駄なく効率的に充電をしたい、航続距離を伸ばしたい方へおすすめです。

N-VAN e:の安全性能

N-VAN e:は先進の安全運転支援システムであるHonda SENSINGを、e: L4とe: FUNに標準装備。
以下の機能を搭載しています。

• ・衝突軽減ブレーキ（CMBS）
• ・先行車発進お知らせ機能
• ・歩行者事故低減ステアリング
• ・路外逸脱抑制機能
• ・標識認識機能
• ・アダプティブクルーズコントロール（ACC）
• ・車線維持支援システム（LKAS）
• ・オートハイビーム
• ・誤発進抑制機能
• ・後方誤発進抑制機能
• ・パーキングセンサーシステム（フロント/リア）
• ・急アクセル抑制機能（別途セッティングが必要）

e: Gとe: L2には以下の安全運転支援システムが標準装備です。

• ・衝突軽減ブレーキ（CMBS）
• ・歩行者事故低減ステアリング
• ・路外逸脱抑制機能
• ・オートハイビーム
• ・パーキングセンサーシステム（リア）

代表的な機能をいくつかご紹介します。

衝突軽減ブレーキ（CMBS）※全グレード標準装備

衝突軽減ブレーキ（CMBS：Collision Mitigation Braking System）は車両や歩行者、自転車と衝突の危険がある際に、音とディスプレー表示で警告後、衝突の危険が高まったと判断した場合には自動的に強いブレーキをかける機能です。
これにより、衝突回避や衝突被害の軽減に貢献します。

出典: 本田技研工業株式会社

アダプティブクルーズコントロール（ACC）※e: L4とe: FUNに標準装備

アダプティブクルーズコントロール（ACC：Adaptive Cruise Control）はあらかじめ設定しておいた速度で定速走行し、先行車と十分な車間距離を維持しながら追従走行を行う機能です。
高速道路などで運転者の負担軽減に繋がります。

出典: 本田技研工業株式会社

急アクセル抑制機能※e: L4とe: FUNに標準装備

踏み間違いによる急発進、急加速を抑制し、⾳と表⽰で警告。
工場出荷時は機能オフの設定なので、ディーラーオプションで設定をオンにしてもらう必要がありますのでご注意ください。

出典: 本田技研工業株式会社

「N-VAN e:」が2024年10月に登場！まとめ

今回は、2024年10月10日発売予定のN-VAN e:の魅力をご紹介しました。
新型の軽商用EVとして、仕事用としてだけでなく日常生活の相棒としても活躍が期待できる1台です。

もともと、親和性が高いと言われる軽自動車と電気自動車。
2022年に日産と三菱の共同開発で生まれた日産サクラと三菱ekクロスEVは、電気自動車としては異例のヒットと言われるほど販売を伸ばしています。
そのため、軽商用車EVであるN-VAN e:への注目度も非常に高まっています。

今秋発売の新型軽商用EV「N-VAN e:」。
気になった方はぜひチェックしてみてください。

N-VAN e:のベースとなっている軽商用車N-VANについての詳しい記事はこちらをご覧ください。

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