ローンと現金一括、どっちが良い？クルマ購入時の支払方法を徹底比較！

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車は金額が大きな買い物だけに、ローンで買うか現金一括で買うかお悩みの方も多いのではないでしょうか？
｢現金一括のほうが利子の負担がない分おトク｣という意見もあれば、｢やはりローンにしておけばよかった｣と後悔する方がいらっしゃるのも事実です。

「残価設定型クレジット」などローンの種類も増える中、どんな支払い方法が一番おトクなのでしょうか？

今回は現金一括払いとローンのそれぞれの特徴と、ローンの種類や注意点を解説して、最後に支払方法を賢く選ぶポイントをご紹介します。

この記事を読むと「車購入時に選ばれる支払方法の割合」「現金一括とローン支払の特徴」「事前に確認したい支払方法を賢く選ぶポイント」が分かります。

車購入時の支払い方法の割合

日本自動車工業会の「乗用車市場動向調査（2021年度）」によると、新車購入時、約6割の方は現金一括購入、約4割の方はローンでの購入です。

最新の2023年度の報告書では、「現金一括」が58％、「クレジット（分割）」が17％、「残クレ」が18％、「リース」が6％。

以前は車購入と言えば、現金一括かローンでしたが、残クレやリースなどの選択肢が増え、支払い方法が多様化していることが分かります。

出典：一般財団法人 日本自動車工業会「乗用車市場動向調査」の数値を用いて作成

現金一括のメリットデメリット

現金一括のメリット

最大のメリットは、金利負担がない点です。
そのため、ローンと比較して総額を抑えて車の購入ができます。

また、現金一括購入では手続き後すぐにお客様ご自身の所有名義になるため、売却や廃車などを自身のタイミングや判断でおこなえる点もメリットです。

現金一括のデメリット

現金一括払いで車を購入すると、百万円単位の資金が一度に減ってしまいます。
病気や怪我などの突然の出費や家の購入、子供の教育費などの備えにあらためて貯蓄しなければならず、お金の心配を抱える可能性もあるため、購入後の生活資金を見越した十分な検討が必要です。

ローンのメリットデメリット

カーローンの種類

車購入時のローンには、仕組みによって異なる2つのローンがあります。

残価設定ローン

残価設定ローンは「残価設定型クレジット（残クレ）」とも呼ばれ、車両価格から残価（数年後に想定される評価額）を引いた金額を分割で返済するローンです。

最終支払時に残価分を「車の返却または返却して別の車に買い替え」「一括支払い」「再度ローンを組む」のいずれかの方法で精算します。

分割ローン

購入時に頭金の有無や、支払い回数を決めて支払う方法。
月々の支払いを無理のない金額に設定し、返済していきます。
返済途中での一括返済も可能です。

出典：カルモマガジン

ローンのメリット

ローン最大のメリットは、手元に現金が残る点です。
それにより、突発的な出費にも備えられます。
また、月々の支払いとなるため、手元に現金がない場合でも車を購入可能。
月々の支払い額やローンを利用する回数は、ローン契約をする前に選択できるため、無理のない範囲で車を購入できます。

ローンのデメリット

現金払いかローンにするかを迷う方は、ローンによる利息を気にされる方が多いのではないでしょうか。
分割払いになる分、月々の負担は少なくなりますが、元金に対する利息の支払いが必要になるため、支払い総額は現金一括よりも高くなります。
また、ローン契約が成立して返済を開始すると、月々の返済額や返済期間は変更できない点に注意。
支払いのシミュレーションをしっかりとおこなった上で、無理のない金額、期間でのローン契約をおすすめします。

ローンに関連する記事はこちらをご覧ください

カーローンの種類

カーローンの種類は「銀行ローン」と「ディーラーローン」の2種類。
販売店が独自に提供している「自社ローン」は、販売店が提供している分割払いのサービスのことで厳密には「ローン」ではありませんが、選択肢の一つとして一緒に説明します。

銀行のマイカーローン

銀行のマイカーローンは、用途を車に限定した銀行ローンです。
金利が低めに設定されており、利息負担が少ない点が魅力。
同じ銀行で住宅ローンを利用している場合、金利優遇措置が受けられる場合もあります。

車の購入手続きと並行して銀行にローンの申込や、車の金額を証明する書類を提出するなど手間がかかるため、時間に余裕を持った申し込みが必要です。

ディーラーローン

ディーラーローンは、ディーラーが提携している信販会社などが提供するローンです。
銀行のマイカーローンより審査スピードが早く、車の契約と同時にローンの申込みや契約ができるので手間がかかりません。
その反面、銀行のマイカーローンより金利が高く設定されており、購入した車がローンの担保になるため、車の所有権がディーラー側になる場合がほとんどです。

ディーラ―では残価設定ローンをおすすめされる場合も多く、通常ローンと比べたうえで自分に合うローンを選択するようにしましょう。

自社ローン

自社ローンとは、おもに販売店が提供している分割払いのサービスです。
厳密にはローンではなく、販売店が車の購入資金を立て替えてくれる仕組みを指します。
販売店は貸金業ではないため、金利はありません。
審査基準が銀行やディーラーよりも緩和されており、ローン審査が通りにくい学生や年金受給者でも利用しやすい点が最大の特徴です。

ただし、自社ローンは金利がない代わりに手数料や保証料が上乗せされ、通常のカーローンの利息に比べると割高になるケースがあるため要注意。
自社ローンを利用する場合は、支払総額での検討をおすすめします。

ローンの選び方

ローンを選ぶ上で、事前に確認しておきたいチェックポイントをご紹介します。

無理のない返済計画か？

一度組んだローンは、基本的に内容変更や期間の延長ができません。
借入額が大きい場合、無理のない返済額か、返済期間はいつまでかなど、契約をきちんと確認してから返済計画を立ててローンを組むことが重要です。
将来、家の購入や子供の教育費など多額の支出の予定がある方は特に注意しましょう。

金利をチェック

金利の違いを優先してローンを選ぶのも選択肢のひとつです。
各社が提供している自動車ローンの金利は一定ではありません。
金利は新車と中古車で異なったり、ローンを通すユーザーの状況によって異なったりする場合もあるため、どのローンが最も金利を抑えて借り入れ可能か確認しましょう。

審査傾向をチェック

ローン審査の基準は各社ごとに異なり、金利のパーセンテージが審査の通りやすさに大きく関わっています。
仮に1社審査落ちした場合でも、別のローン会社では審査が通る場合もありますので、銀行や購入する自動車販売店に相談してみてください。
ローンは事前の仮審査も可能なため、審査に不安がある方は事前の審査をおすすめします。

現金一括をおすすめしたい人、ローンをおすすめしたい人

現金一括をおすすめしたい人

• ・利息を支払いたくない（総支払額を抑えたい）
• ・資金に余裕がある
• ・月々の支払いに追われたくない

現金一括は利息を支払いたくない、資金に余裕がある方におすすめの支払い方法です。
月々の支払いがないため、毎月の支払いに対する精神的な負担もありません。

ローンをおすすめしたい人

• ・安定した収入がある
• ・手元に現金を残しておきたい
• ・現時点で現金は出せないが、車を購入したい

ローンは手元に現金を残しておきたい、月々の支払いで無理なく車を購入したい方におすすめの支払い方法です。

無理のない支払い方法を選択しましょう

一般的に車を購入する際の予算は年収の半分以下と言われています。
年収の半分を越えてしまうと購入時に組んだローンの支払いが負担になり、最悪の場合滞ってしまう可能性があるためです。

また、現金で購入する場合は車購入後の突発的な支出に対応できる程度の預貯金はどの程度か、その額を確保できるかなど慎重に検討しましょう。

車を購入するとガソリン代や税金、メンテナンスなどの維持費も必要です。
無理なく乗り続けるために、維持費を含めた予算を決めておきましょう。

返済負担を抑えて車に乗るには

できるだけ返済負担を抑えて車を購入したい方は、支払方法の他に購入車両の本体価格を見直してはいかがでしょうか？
ここで、新車本体価格よりも安く購入できる「登録（届出）済未使用車」についてご紹介します。
※以後、記事内では「登録（届出）済未使用車」を「未使用車」と表記

未使用車とは？

未使用車に明確な定義はありませんが、市場に出回る多くの未使用車は一度名義登録されただけで一般のお客様の手に渡っておらず、誰も乗っていない車です。
そのため、走行距離もほどんと走っておらず、内装外装ともに綺麗な状態。

つまり、未使用車とは「書類上は中古車として扱われるが、実際はほぼ新品の状態の車」を指します。

未使用車で探すメリット

未使用車はほとんど新品に近い状態で、軽自動車で比較すると新車本体価格よりも約10％（10万～20万円）安くなっている場合もあります。
また、既に現車があり、ナンバー登録されているため、条件さえ揃えば最短3日程度で納車が可能です。

未使用車を購入する場合、どこに行けば良いの？

未使用車を購入する場合は、在庫保有台数が多い未使用車専門店がおすすめ。
未使用車は決まった定義が無いため、お店によって条件が異なり、保有台数の少ない店舗ほど、仕入元が不明な傾向があります。
その点において、在庫保有台数の多い未使用車店は仕入れが安定しており、正規ディーラーから直接仕入れができているため安心です。

保有台数については、未使用車の在庫保有台数が500台以上をおすすめします。

未使用車に関連する記事はこちらをご覧ください

ローンと現金一括、どっちが良い？記事　まとめ

今回は車購入時の支払方法について、現金一括とローンの特徴をそれぞれ解説しました。
どちらにもメリットデメリットがあるため、ご自身の重視するポイントやライフプランに合わせて支払い方法をご検討ください。

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