車中泊もできる！フルフラット可能なおすすめ軽自動車5選

コンパクトなボディサイズの軽自動車ですが、最近では車内のフルフラットが可能な車種がたくさんリリースされています。

フルフラットができれば、軽自動車でも十分に車中泊が可能でしょう。

今回の記事では、フルフラット可能な軽自動車にスポットを当ててご紹介します。

この記事を読むと「軽自動車で車中泊するメリットとデメリット」「車中泊に向いた軽自動車の選び方」「車中泊可能なおすすめ軽自動車5選」が分かります。

フルフラットできる軽自動車を探している方や、軽自動車で車中泊を考えている方はぜひご覧ください。

軽自動車で車中泊するメリットとデメリット

出典：スズキ株式会社

軽自動車で車中泊するメリット

軽自動車は車体がコンパクトなので運転しやすく、普通車には難しい狭いスペースにも駐車できます。

とくにキャンプなどのアウトドア車中泊では、駐車場ではない場所に駐停車する機会も多いでしょう。

限られたスペースでも駐車しやすい軽自動車なら、車中泊の場所を確保するのに活躍してくれます。

また、車中泊用にミニバンを購入することを考えると、軽自動車は本体価格も安く済みます。

おまけに税金や車検代などの維持費も抑えられますし、ガソリン代や高速道路料金も普通車よりも安価です。

車中泊用の車を購入するのに、コスト面でもメリットがあります。

軽自動車で車中泊するデメリット

軽自動車がコンパクトなことはメリットである反面、就寝スペースが限られ、荷物積載量も少ないのはデメリットといえます。

軽自動車で車中泊をする場合、どんなに工夫しても大人2名までが限界でしょう。

大柄な方の車中泊や、積載する荷物が多い場合はストレスになる場面も出てきます。

また、エンジンの排気量が小さい軽自動車では、普通車に比べるとパワー不足を感じることもあるはずです。

アウトドアの山道や遠出をする際の高速道路では、パワー不足を感じることがあるかもしれません。

軽自動車で車中泊するときの注意点

軽自動車の車内は狭いため、荷物の量によっては足を伸ばせない姿勢になることも考えられます。

狭いスペースで同じ姿勢をとったままでいると、血栓ができてエコノミークラス症候群を誘発する可能性もあります。

長時間同じ姿勢にならないように体制を変えるなど、血栓ができないような配慮が必要です。

また、コンパクトな軽自動車では窓から簡単に中を覗けてしまいます。

覗き見防止対策をしていない場合、盗難や暴行などに巻き込まれるリスクも考えられます。

なるべく人気のない場所は避けて、カーテンやシェードを使用して車内が見えないように対策をしたいところです。 

車中泊に向いた軽自動車の選び方

出典：ダイハツ工業株式会社

車中泊ができる軽自動車を探す際に、覚えておきたいチェックポイントを説明していきます。

ぜひ車選びの参考にしてください。

車内のスペース

車中泊用に軽自動車を選ぶのなら、車内スペースの広さは最重要ポイントといえるでしょう。

寝転んで足を伸ばせる程度のスペースは最低限必要です。

また、寝具を広げられるスペースも必要になるでしょう。

快適な車中泊が叶う車内スペースなのか、しっかりと事前確認したいところです。

コンパクトサイズの軽自動車なら、なおさら大切なポイントといえます。

フルフラット機能

出典：ダイハツ工業株式会社

車中泊するために必須となるのがフルフラット機能です。

車内空間がいくら広くても、フルフラットなスペースをつくれなければ車中泊は難しいでしょう。

リアシートだけでなく、フロントシートとも繋がるフラットなスペース確保は車中泊において重要ポイントです。

軽自動車の限られたスペースだからこそ、フロントシートとリアシートが繋がるフラットな空間がつくれるかをチェックしましょう。

積載性能

車中泊をするのなら、積載性能も重要になってきます。

毛布やシュラフ、車中泊用マット、着替えや食料なども用意しなければならないでしょう。

フラットな空間はできても、荷物に占領されて寝るスペースが無いようでは本末転倒です。

快適な車中泊を叶えられる荷物量が積める性能は必要でしょう。

オプション装備

車中泊に役立つオプション装備にも注目です。

車によっては、純正品以外にも豊富な社外品が販売されていることも。

たとえばバックテーブルがあれば車内での食事に重宝しますし、シートヒーターを搭載していれば事前にシートを暖めておけるでしょう。

また、サンシェードはプライバシー保護や防犯においても重要な装備です。

車中泊に役立つオプション装備に何があるのか、事前にチェックしておきたいところです。

走行性能

車中泊をするシーンに合わせた走行性能も重要です。

遠方への遠征が多いようなら燃費が大切になってきます。

高速道路を走行する機会が多いならクルーズ機能も重宝するでしょう。

また、山や海のアウトドアシーンが多いのであれば、4WD車やタイヤの大きな車、ぬかるみから脱出できる装置や地上高の高い車だと便利です。

車中泊に適した軽自動車のタイプ

ワゴンタイプの利便性

ワゴンタイプの軽自動車は車中泊に適したタイプといえるでしょう。

最近の軽ワゴンは「スーパーハイトワゴン」といわれる車高が高く室内も広いモデルが主流となっています。

フルフラットやフラットに近い状態がつくれる車種も多いので、車中泊にも適しているでしょう。

ピラーレスの車種ならば、乗り降りや荷物の積載も楽に行えます。

バンタイプの広さ

ワンボックスに近い軽バンは、フルフラット機能にするのであれば最も使いやすいタイプといえます。

真四角の箱に近いボディ形状は、完全なフラットに近い状態をつくりやすく、車中泊時に快適な寝心地が得られるでしょう。

また、ボディサイズをいっぱいに使った車内は荷物の積載量にも余裕があります。

SUVタイプの走行性能

SUVタイプも車中泊がしやすいスタイルといえます。

軽バンほどの広さはないものの、フラットに近い状態をつくれる車種も多いでしょう。

そしてSUVタイプは、車中泊に赴く道中で頼りになる走行性能も魅力です。

荒れた路面を走る機会の多い方には、心強い相棒となることでしょう。

フルフラットで車中泊可能なおすすめ軽自動車5選

フルフラットが可能な軽自動車のおすすめ5選をご紹介します。

これから紹介する車種であれば、きっと車中泊も叶うはずです。

ホンダ N-BOX

出典：本田技研工業株式会社

ホンダ N-BOXは両側パワースライドドア付きのスーパーハイトワゴンです。

軽自動車の中でもトップクラスの広さと、多彩なシートアレンジが魅力です。

前席にはシートスライド機能が付いており、それぞれのシートを倒せば前後シートが繋がる

フルフラット状態をつくることができます。

そのままの状態ではシートの凹凸が気になりますので、厚手のマットなどを敷いて快適な車中泊車にしましょう。

また、アウトドアにもぴったりのモデル「N-BOX JOY」もリリースされており、汚れが目立ちにくいチェック柄のシートなども採用されています。

ダイハツ タント

出典：ダイハツ工業株式会社

ダイハツ タントも広い室内空間を持ち、車中泊も楽しめる車種のひとつです。

カスタムモデルでは、軽自動車とは思えない高級感も感じられるでしょう。

シートアレンジを工夫すれば、大人が足を伸ばして休める空間がつくれます。

助手席側はフルフラットに対応しており、運転席側は後部座席につなげてフラットにできます。

そして、タントにはアウトドア向けモデルの「ファンクロス」もあり、防水加工シートバックのようなアウトドア向け装備が設定されています。

アウトドアでの車中泊が多い方にはおすすめのモデルです。

スズキ スペーシア

出典：スズキ株式会社

スズキ スペーシアは室内空間が広く、収納力や実用性も兼ね備えています。

2023年にはフルモデルチェンジが発表されましたが、車中泊用には価格と装備のバランスが良い2代目の中古車が人気のようです。

スペーシアの2代目は前席と後席の空間が比較的広く、後部座席を倒せば奥行きのあるフルフラット空間がつくれます。

また、スペーシアにもアウトドアを意識したモデル「スペーシアギア」があり、車中泊にはおすすめのモデルです。

ダイハツ アトレー

出典：ダイハツ工業株式会社

アトレーが車中泊に向いている理由のひとつが、後部座席をたたむと広がるフルフラットな荷室です。

凹凸のない床はマットなどを敷く必要もなく、大人がふたり並んで寝られるほどの広いスペースが確保できます。

軽自動車とは思えないほどの奥行きがあり、寝返りもしやすく、快適な車中泊を叶えられるでしょう。

荷室の幅や高さも十分で、寝具やアウトドア用品を積んでも車中泊の邪魔にならない広さがあります。

荷室の長さは約180cm以上もあり、利用スタイルにより自由にレイアウトを組み立てられます。

そして、全車に搭載されたターボエンジンも大きな魅力のひとつです。

スズキ エブリイワゴン

出典：スズキ株式会社

コンパクトなボディながら、驚くほど広い室内空間が特徴であるスズキ エブリイワゴン。

完全なフルフラットがつくれるシートアレンジや豊富なカスタムパーツ、DIYのしやすさなど、車中泊を快適にする魅力が詰まった一台です。

リヤシートを倒していなくてもラゲッジ容量は1123Lもあり、大量の荷物も積み込めます。

リヤシートを倒せばさらに荷室を拡張できますし、助手席を倒せば長尺の荷物も積載可能です。

車中泊では大人が足を伸ばしても余裕があり、幅も十分なので2名での就寝も可能です。

ハイルーフモデルを選べば、室内の圧迫感がさらに軽減され、長時間の滞在でもストレスを感じにくいでしょう。

シートアレンジも多彩で、必要に応じて空間の使い方を変えられる点も魅力的です。

各車の車内長と車内高

メーカーごとに各車の車内長と車内高を一覧で見てみましょう。

各車ともに軽自動車とは思えないスペースが確保されていますが、利用するシーンに応じてじっくりと検討したいポイントです。

軽自動車で車中泊するメリットやフルフラット可能車紹介 記事まとめ

今回はフルフラット可能な軽自動車についてご紹介しました。

車内のフルフラットができれば車中泊はもちろん、車内の使い方の可能性が大きく広がります。

軽自動車でアウトドアやレジャーを満喫したい方や、趣味に活用したい方はフルフラット機能付きの軽自動車にも注目してみましょう。

軽自動車のフルフラット機能や車中泊に関連する記事はこちらもご覧ください。

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