軽バンで車中泊におすすめ車種をシチュエーション別に紹介

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軽バン

軽バンは荷物を運ぶための貨物車ですが、荷室の使い勝手の良さから車中泊に利用する方も増えています。
ただ、どの軽バンが自分の理想にあっているのかが分からず悩んでいる方も多くいると思います。

今回の記事では、車中泊をするシチュエーションごとに適したおすすめの軽バンをご紹介します。

人気の軽バン3車種

エブリイ

エブリイ

エブリイは1982年に発売された「人の働きやすさ」を第一に考えて設計されている軽バンです。
運転席が高いため見通しが良く、軽バンの中で最も小回りがきき運転しやすいので、はじめて行く場所でも安心して運転できます。

本体価格ミッション燃費WLTCモードボディーカラー
991,100円~1,519,100円5MT
5AGS
4AT
14.6km/L~17.2km/L全6色

ハイゼットカーゴ

ハイゼットカーゴ

ハイゼットシリーズは1960年に誕生し、農業や建築業、配送業などの幅広い分野で「働く」に寄り添ってきました。
荷室の広さは軽バンナンバーワンで、水平格納式リヤシートによって床面の凹凸が無くなり、荷室スペースを車中泊で目一杯活用できます。

本体価格ミッション燃費WLTCモードボディーカラー
1,045,000 円~1,606,000 円5MT
CVT
14.7 km/L~15.6km/L全6色

N-VAN

エヌバン

N-VANはN-BOX、N-ONE、N-WGNなどのNシリーズ初の軽バンとして2018年7月に発売されました。
N-VANは乗用軽自動車であるN-BOXやNワゴンと同じFF(前輪駆動)低床プラットフォームを採用することで快適な乗り心地を実現しています。

本体価格ミッション燃費WLTCモードボディーカラー
1,276,000円~1,872,200円6MT
CVT
17.0km/L~19.8km/L全10色

価格の比較

軽バンはグレードによってシートの作りが異なります。
エブリイ内装比較
出典:スズキ株式会社

左がビニールレザーシート表皮、右がファブリックシート表皮です。

車中泊を目的に購入する場合、座席はビニールレザーシート表皮よりもファブリックシート表皮のもの、また、後席はセパレートタイプをおすすめします。

ここでは、各車種のファブリックシート表皮、後席セパレートグレードを価格比較します。
また、今回の記事で比較に使用するグレードはすべて、ファブリックシート表皮グレード、後席セパレートグレード(2WD/ATまたはCVT車)を使用します。
※N-VANは全グレードファブリックシート表皮ですが、汚れの汚れの付きにくいジャージ素材を使用しているLグレードを比較対象にしています。

 エブリイ
(JOIN)
ハイゼットカーゴ
(クルーズ)
N-VAN(L)
車両本体価格1,387,100円1,331,000 円1,405,800円

3車種とも価格に大きな差は出ませんが、ハイゼットカーゴが最も価格を抑えて購入することが可能です。

荷室の広さの比較

快適な車中泊に必須な荷室の広さを比較します。

比較表

 エブリイ
(JOIN)
ハイゼットカーゴ
(クルーズ)
N-VAN(L)
荷室床面長1,955mm1,965mm1,585mm
荷室長1,820mm1,820mm1,510mm
荷室高1,240mm1,225mm1,365mm
荷室幅1,385mm1,410mm1,390mm

荷室の広さはハイゼットカーゴが最も優れており、軽バンナンバーワンです。

荷室の使い勝手

エブリイ

エブリイ荷室

出典:スズキ株式会社

エブリイはハイゼットカーゴの荷室の広さには若干劣りますが、十分広い荷室空間でレジャーや車中泊に必要な荷物を載せることや車内で過ごすことが可能です。

エブリイ荷室
出典:スズキ株式会社

エブリイのリヤシートは格納することでフラットになり、助手席はフラットにはなりませんが、前に倒すことができます。

ハイゼットカーゴ

ハイゼットカーゴ荷室

出典:ダイハツ工業株式会社

ハイゼットカーゴは荷室の広さが軽バンの中でナンバーワンです。
優れた積載性と積み下ろしやすさで、レジャー用の荷物を運ぶことができ、車内でもゆったりと過ごすことができます。

ハイゼットカーゴ荷室
出典:ダイハツ工業株式会社

ハイゼットカーゴは水平格納式リヤシートを採用しており、段差や引っ掛かりはありません。

N-VAN

エヌバン荷室

N-VANは荷室床面長、荷室長の長さが短くなっており、車中泊する場合には荷室だけでなく、助手席もフラットにする必要があります。

従来の軽バンは、荷室を広くとるためにエンジンが前席の下にありましたが、N-VANは、ホンダ独自の技術で燃料タンクをセンターに、エンジンを室外前方に配置しています。
荷室の床が低くなっていることで、開放感のある室内が生まれ、エンジンを室外に配置したことで静音性に優れた空間を作り出しています。

エヌバン大開口

出典:本田技研工業株式会社

さらにN-VANは、軽バン初のピラーレス仕様を採用しています。

助手席はフルフラットになるだけでなく、背もたれを前方に倒すことでテーブルとして使うことができるので、運転席で食事をしたり、書類を書いたりするときなど、目的に合わせて使えます。

燃費性能の比較

レジャーや趣味で出掛ける際に気になる燃費性能を比較します。

比較表

 エブリイ
(JOIN)
ハイゼットカーゴ
(クルーズ)
N-VAN(L)
WLTCモード14.6km/L15.6km/L19.2km/L

燃費性能はN‐VANが最も優れています。

エンジンの特徴とミッション

エブリイ

エンジンはパワフルで燃費性能の高いR06A型エンジンを搭載し、太い低中速トルクが、荷物積載時にもスムーズな走行性能を実現します。

トランスミッションは仕事・用途にあわせて選べる、5MT、5AGS、4ATを設定しています。

ハイゼットカーゴ

ハイゼットカーゴはFR用CVTを採用し、力強い発進性能、長時間の運転も快適で疲れにくい静粛性、長距離でも経済的に走れる燃費性能を高めています。

軽バンでCVTを採用したのはハイゼットカーゴが初めてで、最大の積載量でもスムーズな走りを実現しています。

N-VAN

エンジンはDOHCエンジン、DOHCターボエンジンを搭載し荷物を積んでも力強い加速と、低燃費を両立しています。

また、静かでスムーズに走れるCVTとダイレクトな操作感や積載時の駆動力、高速走行時の静粛性を両立した6速マニュアルトランスミッションが設定されています。

車中泊用の純正アクセサリーの比較

各メーカーから車中泊をより快適にするための純正アクセサリーが数多く出ています。
車種ごとにアクセサリーと使い方、金額を紹介します。
紹介している金額は全て税込、別途工賃が必要な用品があります。

エブリイの純正アクセサリー

フロントプライバシーシェード(メッシュ付き)

エブリイアクセサリ
価格:24,200円
フロントガラスとフロントサイドガラスの目隠しが可能です。
メッシュ付きなので、遮光生地部分を開けて外の状況を確認することも可能です。

リヤプライバシーシェード(メッシュ付き)

エブリイアクセサリ
価格:27,500円
リヤとバックドア部分の目隠しが可能です。
フロントプライバシーシェードと同じく、メッシュ付きです。
後方録画用ドライブレコーダーとは同時装着できないため、注意してください。

リラックスクッション

リラックスクッション
価格:25,850円(1セット)
サイズ:全長210cm×幅54cm×厚さ2cm

表皮はポリエステル、クッション材はウレタンを使用しています。
前席部分は段差ができてしまうため注意が必要です。
また、荷室フックやラゲッジマットなど多くのアクセサリとは同時装着不可になるため購入時に確認してください。

2段ベッドセット

エブリイアクセサリ
価格:202,400円

ベッドキット、ベッドマット、乗降ボードのセットです。
車内に設置すると、乗員定員である4人が横になって足を伸ばすことができます。
※写真はエブリイワゴンです
アクセサリー画像出典:スズキ株式会社

ハイゼットカーゴの純正アクセサリー

フロントプライバシーシェード(網戸付)

ハイゼットカーゴフロントシェード
価格:26,400円

フロントガラスとフロントサイドガラスの目隠しが可能です。
網戸付きで、外の様子を確認することも可能です。

カーテン

ハイゼットカーゴカーテン
価格:26,400円

荷室の目隠しができるカーテンです。
このカーテンは上級グレードのクルーズ、クルーズターボのみ適用です。

USBチャージャー(1口/5V/2.1A)

ハイゼットカーゴUSBチャージャー
価格:3,850円

スマートフォンの充電が可能です。

アクセサリー画像出典:ダイハツ工業株式会社

N-VANの純正アクセサリー

プライバシーシェード

エヌバンアクセサリ
価格:31,900円

目隠しが可能で、吸盤で簡単に取り付けられます。
ドライブレコーダーとの同時装着はできませんので注意が必要です。

マルチボード ラゲッジ用+リア用

エヌバンアクセサリ
価格:ラゲッジ用 70,950円  リア用 31,900円

ラゲッジ用・リア用のマルチボードを合わせれば、下に荷物が入る、床から一段高い快適なベッドになります。

外部電源入力キット

エヌバンアクセサリ
価格:37,400円

外部接続用ケーブルとオートキャンプ場などの外部電源設備を接続することで、エンジン停止中でも車内にAC100Vを引き込めます。

テールゲートメッシュ

エヌバンアクセサリ
価格:22,000円

メッシュ仕様で風通しがよく、テールゲートを開けたまま快適に過ごせます。
ファスナーを開け、ロールアップも可能です。

USBチャージャー(2口/5V/最大2.5A)

エヌバンアクセサリ
価格:11,000円

USB接続のスマートフォンやタブレット端末などを充電できます。
急速充電対応機器の急速充電も可能です。

アクセサリー画像出典:本田技研工業株式会社

純正アクセサリーを装着した金額

各車種、上記で紹介した純正アクセサリーを装備したときの合計金額を出しました。
用品によって、別途取付工賃が必要なものがありますのでご注意ください。
購入時に純正アクセサリーを装着したい方は是非参考にしてください。

 エブリイ(JOIN)ハイゼットカーゴ(クルーズ)N-VAN(L)
装着アクセサリー・フロントプライバシーシェード
・リヤプライバシーシェード
・リラックスクッション又は2段ベッドセット
・フロントプライバシーシェード
・カーテン
・USBチャージャー
・マルチボード
・外部電源入力キット
・テールゲートメッシュ
・USBチャージャー
アクセサリー合計77,550円
(254,100円)
56,650円205,150円
総額
(車両本体価格+アクセサリー)
1,464,650円
(1,641,200円)
1,387,650円1,610,950円
※()の金額は2段ベッドセットを装着した時の金額

総額はこの様な結果となりましたが、メーカーが用意している車中泊用の純正アクセサリーの用品数にもバラつきがあり、内容も異なります。
自分が欲しいアイテムがあるか、価格も含めて検討してみてください。

シチュエーション別おすすめ車種

3人以上での車中泊はエブリイがおすすめ

エブリイは荷室の広さもあり、ベースグレードであれば車両本体価格を抑えて購入できます。
また、純正アクセサリでは2段ベッドセットがあることで、3人以上の車中泊も可能な点が魅力です。
2段ベッドセットや3人以上での車中泊に魅力を感じる方におすすめです。

価格を抑えた車中泊はハイゼットカーゴがおすすめ

ハイゼットカーゴは軽バンナンバーワンの広さと水平格納式リヤシートが魅力です。
車中泊用の純正アクセサリーは少ないですが、最低限のアイテムですぐに車中泊をしたい方におすすめです。

充実したアイテムで快適な車中泊はN-VANがおすすめ

N-VANは助手席を倒してフラットにすることで、ひとりで快適に車中泊をすることができます。
車中泊用の純正アクセサリが豊富な点も魅力です。
自分でカスタマイズしながら自由に車中泊を楽しみたい方におすすめです。

まとめ

今回、人気の軽バン3車種を車中泊に必要なポイントをもとに比較しました。

同じ軽バンでも荷室の広さ、使い勝手、アクセサリーの種類などそれぞれに異なる個性があり、車中泊をする上で何を重要視するかによって合う軽バンは変わります。

軽バンで車中泊をしたいと考えている方は是非、参考にしてみてください。