この記事を読まれている方は、2020年にフルモデルチェンジした新型ハスラーとそれまで販売されていた旧型ハスラーは何が違うの?と思われている方では無いでしょうか。
ハスラーは、2014年に初代が登場し、約6年で50万台近くも売れた人気車種です。
新型ハスラーは2022年5月に仕様変更が入り、安全性能が向上、特別仕様車「J STYLE II」も新たに設定。
さらに勢いを増すハスラーの魅力を基本情報から注意ポイントまで、レディバグのハスラー乗りがご紹介します。
※ページの最後に、お役立ち資料として「ハスラーのワクワク比較表(グレード比較)」がダウンロードできます。
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この記事を読んでわかること
- 基本情報と燃費、走行性能と安全性能の魅力
- アウトドアを想定した水汚れに強い荷室と豊富なシートアレンジ
- 個性的な外見と変更できるインテリアカラーなどデザインの魅力
- 購入前に注意しておきたいタイヤサイズと狭いフロントガラス
ハスラーってどんな車?
ハスラーとは、スズキが生産・販売している最近流行のクロスオーバーSUVタイプ(アウトドアと街中の両方の乗用に適したSUV)の軽自動車です。
通常より背の高いトールワゴンにSUV風のデザインを施した新しいジャンルの軽自動車で、2014年に初代が発売され、2020年にはフルモデルチェンジが行われました。
フルモデルチェンジでは、全グレードにハイブリッドシステムを搭載し、インテリア、デザイン面だけでなく、走行性能、安全装備が充実。
2022年の一部仕様変更では、「全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール」「車線逸脱抑制機能」をNAエンジン車にも新たに採用し、さらなる安全性能の向上を図ってます。
SUVとして、車中泊を想定したオプションパーツも出ていますので、ここ最近の「軽キャンピングカー」ニーズの高まりにもマッチしているのではないでしょうか。
2024年5月にハスラーに一部仕様変更が入りました。
詳しい記事はこちらをご覧ください。
ハスラーの基本情報
ハスラーはクロスオーバーSUVなので、SUVとしてアウトドアに大活躍なだけでなく、普段の街乗りでもその収納力を十分に発揮できます。
【モノトーンカラー(単色)】
グレード | 本体価格 | 駆動 | 車高 | 燃費 wltcモード |
---|---|---|---|---|
HYBRID G アダプティブクルーズコントロール(ACC) [全車速追従機能付]、車線逸脱抑制機能非装着車 | 1,365,100円 1,499,300円 | 2WD 4WD | 1,680mm | 25.0 km/L 23.4 km/L |
HYBRID G | 1,387,100円 1,521,300円 | 2WD 4WD | 1,680mm | 25.0 km/L 23.4 km/L |
HYBRID Gターボ | 1,520,200円 1,654,400円 | 2WD 4WD | 1,680mm | 22.6 km/L 20.8 km/L |
HYBRID X | 1,538,900円 1,673,100円 | 2WD 4WD | 1,680mm | 25.0 km/L 23.4 km/L |
HYBRID Xターボ | 1,639,000円 1,773,200円 | 2WD 4WD | 1,680mm | 22.6 km/L 20.8 km/L |
【2トーンカラー】
グレード | 本体価格 | 駆動 | 車高 | 燃費 wltcモード |
---|---|---|---|---|
HYBRID G(2トーン) アダプティブクルーズコントロール(ACC) [全車速追従機能付]、車線逸脱抑制機能非装着車 | 1,409,100円 1,543,300円 | 2WD 4WD | 1,680mm | 25.0 km/L 23.4 km/L |
HYBRID G(2トーン) | 1,431,100円 1,565,300円 | 2WD 4WD | 1,680mm | 25.0 km/L 23.4 km/L |
HYBRID Gターボ(2トーン) | 1,564,200円 1,698,400円 | 2WD 4WD | 1,680mm | 22.6 km/L 20.8 km/L |
HYBRID X(2トーン) | 1,582,900円 1,717,100円 | 2WD 4WD | 1,680mm | 25.0 km/L 23.4 km/L |
HYBRID Xターボ(2トーン) | 1,683,000円 1,817,200円 | 2WD 4WD | 1,680mm | 22.6 km/L 20.8 km/ |
JスタイルⅡ(2トーン) | 1,621,400円 1,755,600円 | 2WD 4WD | 1,680mm | 22.9 km/L 22.1 km/L |
Jスタイル ターボ(2トーン) | 1,699,500円 1,833,700円 | 2WD 4WD | 1,680mm | 19.7 km/L 18.5 km/ |
アクティブに使えるハスラーですが、新型ハスラーのノンターボ車は、エンジンのパワーダウンに加え車両重量も重くなっています。
街乗りでは気になりませんが、山道の上りや高速道路の追い越しなど力強い走りを望む方はターボ車をおすすめします。
新型ハスラーの5つの魅力
豊富なシートアレンジ
ハスラーの特長として、豊富なシートアレンジが挙げられます。
後部座席と助手席のシートもフラットにすると、サーフボードやスノーボードなどのスポーツ用品、テント、マット、調理器具、寝袋、食材などキャンプの道具、カーテンや絨毯等の家具まで、長さおよそ2m程度であれば積載可能。
さらに、後部座席は左右別々に前後のスライドとリクライニングの調整が可能になっており、シートの表面も撥水加工がされているので、水汚れに強く、掃除やお手入れが簡単です。
また、運転席・助手席にはシートヒーターがついているので、冬の時期や寒冷地でも快適な運転が楽しめます。
スズキセーフティサポート搭載の魅力
出典:スズキ株式会社
新型ハスラーでは、基本的に全グレードにスズキセーフティサポートを搭載。
今回の一部仕様変更では、「全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール」「車線逸脱抑制機能」をNAエンジン車にも新たに採用しました。
(Gグレードでは、「全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール」「車線逸脱抑制機能」の非装備車が選べます。)
スズキセーフティサポートの機能を1つ1つ紹介していきます。
車線逸脱警報機能
車線をはみ出しそうになった場合に、ブザー音とメーター表示で車線からのはみ出しを警報してくれる機能です。(警報後は自分でステアリングを操作します。)
車線逸脱抑制機能
車線逸脱警報機能に加え、車線をはみ出しそうになった場合に車両を車線の内側に戻す力をステアリングに与えてくれ、車両を車線の内側に戻すよう支援してくれる機能です。
これによって、逸脱によってガードレールや建物などに衝突する事故やセンターラインを越えて自動車などに衝突するような事故を防ぐことが可能。
ふらつき警報機能
眠気などでクルマが蛇行すると、ブザー音とメーター表示で「ふらつき」運転を警報してくれる機能です。
先行車発進お知らせ機能
赤信号等で停車中に先行車が発進して数m以上離れると、ブザー音とメーター表示で先行車が発進したことをお知らせしてくれる機能です。
標識認識機能
走行中に車両進入禁止などの標識を検知すると、ヘッドアップディスプレイなどに標識マークを表示してお知らせしてくれる機能です。
(最高速度、はみ出し通行禁止、補助標識終り、一時停止、車両進入禁止の標識を認識します。)
ハイビームアシスト
ヘッドランプをハイビームにしている走行中、前方に対向車や先行車がいたり、明るい場所を走行したりすると自動でロービームにしてくれます。
対向車や先行車がいなくなる、周囲が暗くなると自動でハイビームに戻ります。
デュアルカメラブレーキサポート
前方の車両や歩行者を検知し、衝突のおそれがある場合に段階的に警告や回避動作が働きます。
最初はブザー音とメーター表示によって警告を出します。
次の段階では自動で弱いブレーキを作動させ、ブレーキを踏む力をアシスト。
さらに衝突の可能性が高まると自動で強いブレーキをかけ、衝突時の被害軽減を図ります。
後退時ブレーキサポート
後方に対しても、衝突の可能性を検知してブザー音による警告を出し、衝突の可能性が高まると自動で強いブレーキをかけ、衝突時の被害軽減を図ります。
誤発進抑制機能
前方に壁などがある駐車場などでアクセルペダルが強く踏み込まれた場合に、最長約5秒間、エンジン出力を自動的に抑制し、操作ミスによる衝突回避を図る機能です。
後方誤発進抑制機能
誤発進抑制機能が後方に対しても働きます。
アダプティブクルーズコントロール
カメラで前方車との距離を測定し、車間距離を適切に保ちながら設定した速度の範囲内で加速・減速・自動追従する機能です。
主に高速道路での運転操作の負担を軽減してくれます。
全方位モニター
クルマの前後左右に4つのカメラを設置しており、全方位モニター対応のナビを付ければ、クルマを真上から見たような映像を映し出すことが可能。
以上、スズキセーフティサポートです。
安心安全に繋がる機能が多く付いています。
ただ、機能・性能には限界がありますので、これらの機能に完全に頼った運転はせず、常に安全運転を心がけて下さい。
デザイン・ボディーカラー
クルマ選びの基準として、デザイン・見た目を重視する方も多いです。
ハスラーはデザインに対するこだわりも非常に魅力的。
ハスラー独自に開発されたビビッドなカラーに2トーンルーフを掛け合わせた個性的な外見もあり、内装のインテリアカラーにもこだわりが見られます。
ボディーカラーは、2トーン仕様車のバンパーガーニッシュをボディー同色からルーフ同色へ変更された他、カラーバリエーションにも手を加えており、「ガンメタリック2トーン」に加えて、「ソフトベージュ2トーン」を設定し、ボディーカラーのバリエーションは全13種類となりました。
ボディカラーによっては内装のインテリアカラーを変更できるため、自分好みの色の組み合わせを見つけられます。
ガンメタリック2トーンカラー
ガンメタリック2トーンカラーでは5色を用意。
新色はそれぞれ内装のインテリアカラーも同色ですが、インテリアカラーをグレーイッシュホワイトに変更できます。
- バーミリオンオレンジ ガンメタリック2トーン
- デニムブルーメタリック ガンメタリック2トーン
- フェニックスレッドパール ガンメタリック2トーン
- ピュアホワイトパール ガンメタリック2トーン(新色)
バーミリオンオレンジ ガンメタリック2トーン | デニムブルーメタリック ガンメタリック2トーン | フェニックスレッドパール ガンメタリック2トーン | ピュアホワイトパール ガンメタリック2トーン |
新色 |
出典:スズキ株式会社
ソフトベージュ2トーンカラー
ソフトベージュ2トーンカラーでは4色を用意。
インテリアカラーはデフォルトでグレーイッシュホワイトですが、アクティブイエローはオプションでバーミリオンオレンジにインテリアカラーを変更できます。
ホワイト2トーンでは、Gグレードのスチールホイールもホワイト色が装備されています。
- アクティブイエロー ソフトベージュ2トーン(新色)
- オフブルーメタリック ソフトベージュ2トーン(新色)
- クールカーキパールメタリック ソフトベージュ2トーン
- コーラルオレンジメタリック ソフトベージュ2トーン
アクティブイエロー ソフトベージュ2トーン | オフブルーメタリック ソフトベージュ2トーン | クールカーキパールメタリック ソフトベージュ2トーン | コーラルオレンジメタリック ソフトベージュ2トーン |
新色 | 新色 | 新色 | 新色 |
出典:スズキ株式会社
モノトーンカラー(単色)
モノトーンカラー(単色)では5色を用意。
モノトーンカラーのインテリアカラーはデフォルトでグレーイッシュホワイトですが、シフォンアイボリーメタリック・ピュアホワイトパールはバーミリオンオレンジに、オフブルーメタリック・ブルーイッシュブラックパール3はデニムブルーに、インテリアカラーを変更できます。
- シフォンアイボリーメタリック
- クールカーキパールメタリック
- オフブルーメタリック
- ブルーイッシュブラックパール3
- ピュアホワイトパール
シフォンアイボリーメタリック | クールカーキパールメタリック | オフブルーメタリック | ブルーイッシュブラックパール3 | ピュアホワイトパール |
出典:スズキ株式会社
JスタイルⅡ(2トーンカラー)
JスタイルⅡのカラー展開は、特別仕様車専用「ウッディーブラウン2トーン」など、ウッディーブラウン2トーンが2種類、ソフトベージュ2トーンが3種類、ガンメタリック2トーンが3種類の、全8種類を用意。
- シフォンアイボリーメタリック ウッディブラウン2トーン(特別設定色)
- ピュアホワイトパール ウッディブラウン2トーン(特別設定色)
- アーバンブラウンパールメタリック ソフトベージュ2トーン(特別設定色)
- フェニックスレッドパール ソフトベージュ2トーン(特別設定色)
- クールカーキパールメタリック ソフトベージュ2トーン
- オフブルーメタリック ガンメタリック2トーン(特別設定色)
- シフォンアイボリーメタリック ガンメタリック2トーン(特別設定色)
- デニムブルーメタリック ガンメタリック2トーン
シフォンアイボリーメタリック ウッディブラウン2トーン | ピュアホワイトパール ウッディブラウン2トーン | アーバンブラウンパールメタリック ソフトベージュ2トーン | フェニックスレッドパール ソフトベージュ2トーン |
特別設定色 | 特別設定色 | 特別設定色 | 特別設定色 |
クールカーキパールメタリック ソフトベージュ2トーン | オフブルーメタリック ガンメタリック2トーン | シフォンアイボリーメタリック ガンメタリック2トーン | デニムブルーメタリック ガンメタリック2トーン |
特別設定色 | 特別設定色 |
出典:スズキ株式会社
軽自動車だと思わせない走り
実際に新型ハスラーを運転した乗り心地を紹介します。
出典:スズキ株式会社
街中の運転時は、本当に軽自動車なのかと思わせるくらい進みが良く、加速も申し分ありません。
全グレードに追加されているマイルドハイブリッドシステムが、加速時にモーターを使ってエンジンをアシストします。
軽自動車は一般的には14インチサイズのタイヤですが、ハスラーでは一回り大きい15インチサイズのタイヤを標準装備しているところもポイントです。
ハスラーのタイヤは、165/60R15(タイヤ幅165mm/扁平率60%/ラジアル/15インチ)です。
また、信号待ちでアイドリングストップを終えた後のリスタート時のエンジン音が、旧型ハスラーと比べ圧倒的に静かになりました。
燃費
デザインや使い勝手の他にやはり、気になるのが燃費です。
ハスラーは全グレードにハイブリッドシステムが搭載されており、通常のG、Xグレードでカタログ燃費WLTC燃料消費率:25.0km/L、ターボ車でカタログ燃費WLTC燃料消費率:22.6km/Lです。
同じクロスオーバーSUVのダイハツ タフトのカタログ燃費WLTC燃料消費率:20.5km/Lと比較して低燃費であるといえます。
(ターボ車はWLTC燃料消費率:20.2km/L)
注意したいポイント
ここまでハスラーの魅力を紹介してきましたが、注意したいポイントを3つ説明します。
装備
先ほど紹介したようにハスラーは通常の軽自動車より大きな15インチのタイヤを装備しています。
特殊なサイズのため、タイヤ交換の際(ノーマル・スノータイヤ共に)値が張ってしまうことがデメリットとして挙げられます。
また、どのグレードにもスライドドアが付いていないので、スライドドアを必須条件としてクルマ探しをしている方は、ハスラーはあまり適さないでしょう。
スライドドア付きのお車をお探しの方は、こちらもご覧ください。
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視界
新型ハスラーは外見のデザインによりボンネットが少し高くなっており、その影響でダッシュボードが通常の軽自動車より少し高めに設計されています。
その分フロントガラスが占める割合が小さくなっており、普段乗用車を運転される方にとっては見えにくく感じる可能性があります。
この点は、実際に試乗する等して視界を確かめておくことがおすすめです。
車内空間
新型ハスラーは車高が高く重心が高いため、走行中の風による横揺れや段差を超える際の揺れを感じやすくなります。
また、防音材が薄いので静音性に欠けます。
雨の日や風の強い日には、車内に音が響きやすいため、煩わしく感じることがあるかもしれません。
ハスラーのよくある質問
最後に、ハスラーが気になっている方から頂く、良くある質問にお答えします。
グレードによって内装が違うのですか?
出典:スズキ株式会社
ハスラーの内装カラーは3種構成ですが、グレード間での内装の差はあまりありません。
ボディカラーによって設定できるカラーが異なります。
また、内装カラーが変わっても車両本体価格は変わりません。
雪道など道路状況が悪くてもホントに大丈夫?
出典:スズキ株式会社
ハスラーは、雪道やアイスバーンでは「スノーモード」機能、ぬかるみなどの滑りやすい路面では「グリップコントロール」機能で、タイヤの空転を抑えることでスムーズな走行を可能にします。
似ている車は?
よく比較される車種はダイハツのタフトです。
タフトももちろん4WD仕様が選択可能で、外観から遊び心を感じさせるデザインが特徴的な車種です。
ハスラーのような丸目ではないものの、スカイフィールトップなど趣味性の高いクルマとしての装備が満載。
カラーも、SUVらしいアース系以外にも、爽快なレモンスカッシュクリスタルメタリックといった特徴的な色が用意されています。
ハスラーとタフトの違いについては、こちらもご覧ください。
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お役立ち資料ダウンロード
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