
ワゴンRとデイズは幅広い用途で使用できる、使い勝手の良いワゴンタイプのクルマです。
今回の記事では、ワゴンRとデイズの基本情報や内装、外装、安全性能などをもとに2車種を比較していきます。
この記事を読んでわかること
- 基本情報と車内の大きさ、内装外装安全性能比較
- 価格と燃費、グレード設定の特徴と比較
- ワゴンRとデイズの購入が向いている人
ワゴンRとデイズの概要
ワゴンRの概要
ワゴンRは1993年に発売され、軽自動車人気の先駆けであり「軽ワゴン」の言葉を作り上げたクルマです。
それまでは、荷物を置くスペースを確保している程度の軽自動車が主流でしたが、機能の充実と改善を図り、快適な4人乗りの軽自動車として進化し人気を集めました。
使いやすい・安全・低燃費を実現した、長年愛され続けています。
デイズの概要
デイズは2013年に発売され、街で走らせやすいボディサイズ、広い室内、大人でもスタイリッシュに乗りこなせる軽ワゴンとして人気のモデルに成長。
都会的なデザインだけではなく安全性能にも定評があるデイズは、軽自動車初のプロパイロットを搭載したクルマで、誰もが安心して乗ることができます。
ワゴンRとデイズの諸元表
諸元表まとめ
ワゴンRとデイズの基本情報を表にまとめました。(2WD車のみ)
車種 | ワゴンR | デイズ |
---|---|---|
価格 | 1,098,900円~1,421,200円 | 1,327,700円~1,747,900円 |
燃費WLTCモード | 24.4km/L~25.2km/L | 19.2 km/L~21.2 km/L |
車高 | 1,650mm | 1,640mm |
最小回転半径 | 4.4m | 4.5m~4.8m |
車両重量 | 730kg~790kg | 840kg~880kg |
ミッション | 5MT CVT | CVT |
エンジン種類 | 水冷4サイクル直列3気筒 | DOHC水冷直列3気筒 |
エンジン種類 (ターボ車) | ー | DOHC水冷直列3気筒 (インタークーラーターボ) |
ワゴンRとデイズの差
価格
ワゴンRとデイズのベースグレードの価格差は228,800円です。
ワゴンRのベースグレードは安全装備が非装着、デイズのベースグレードは安全装備が標準装備です。
細かな装備の差はありますが、ワゴンRの方が価格を抑えることができます。
燃費と車両重量
ワゴンRはデイズと比較して車両重量が軽いことで、加速や燃費が良くなっています。
ハイブリッドグレードでは、モーターで低燃費をアシストする、マイルドハイブリッドを採用。
ノーマルグレードでは24.4km/L、ハイブリッドグレードでは25.2km/Lと毎日の通勤通学などで燃費を重視したい方にとっては嬉しい低燃費です。
ハイブリッドグレードは、軽ワゴンの中ではナンバー1、軽自動車の中でもスズキアルトの次に燃費の良いクルマです。(カタログ燃費WLTCモード)
ミッションとグレード
ワゴンRにはグレード別になりますが、CVTだけでなく5MTも設定されています。
MT設定のある軽自動車は減ってきているため、MTに乗りたい方にとってはワゴンRは貴重なクルマです。
デイズにはワゴンRには無い、ターボグレードとプロパイロットエディション搭載グレードが設定されています。
よく高速道路を利用する方や力強い走りを重視したい方は検討してみて下さい。
内装の比較
デザインの比較
ワゴンRの内装はブラックで統一されており、スタイリッシュで落ち着いた印象(HYBRID FXはベージュ内装を選択可能)。
前席のヒップポイントの高さが635mmとなっており、この高さは平均的な人の立ち姿のヒップ位置とほぼ同じになっています。
運転席への座りやすさを実現し、スムーズな乗り降りをサポートしてくれます。

デイズの内装は明るく、高級感がある印象。
ゼログラビティシートという、疲れにくく座り心地の良いシートでロングドライブもラクラクこなせます。
シンプルながらこだわりのあるデザインが、毎日のドライブ時間を心地よく、快適にしてくれます。

基本収納の比較
基本収納を場所別にまとめました。
収納有は○、無は×で表示しています。
車種 | ワゴンR | デイズ |
---|---|---|
ドリンクホルダー | ○ | ○ |
運転席インパネ収納 | ○ | ○ |
助手席インパネ収納 | ○ | ○ |
後席収納 | ○ | ○ |
ワゴンRもデイズも収納は充実していますが、ワゴンRには特徴的な収納があり、デイズには便利な装備があります。
ワゴンRの特徴的な収納は後部座席のアンブレラホルダーです。
傘を立てかけられる収納があると共に、滴る水も車外に排出されるように作られているのでフロアマットも汚さず綺麗にクルマを使うことができます。

また、ワゴンRの助手席シート下には標準でシートアンダーボックスを装備。
トレー自体は取り外して持ち運ぶこともでき、表面は撥水効果になっているので、汚れたものも気にせず収納することが可能です。

デイズの便利な装備はUSB電源ソケットで、携帯電話などの充電が可能です。

助手席下のシートアンダートレーはデイズにも装備されていますが、グレード別装備です。
外装の比較
デザインの比較
ワゴンRは角目のヘッドランプを中心とした端正なフロントフェイスを採用しており、幅広い年齢層を意識し、個人だけではなく法人も含めて汎用性の高い仕様となっています。
上級グレードのHYBRID FZは、グリルとヘッドランプを上下分割したスポーティなデザインです。(写真はHYBRID FX)

デイズは丸みのあるボディに、きりっとした細長いライトとしっかりとした凹凸をつけることで、躍動感を生み出しています。
高級感も持ち合わせており、男女選ばず人気のあるデザインです。

タイヤサイズの比較
ワゴンRのタイヤサイズは155/65R14です。
デイズのタイヤサイズは155/65R14〜165/55R15(ターボ車)です。
最小回転半径が小さいワゴンRの方が小回りが利きます。
大きさの比較
室内寸法の比較
ワゴンRとデイズの室内寸法を表にまとめました。
車種 | ワゴンR | デイズ |
---|---|---|
室内 長さ | 2,450m | 2,065mm |
室内 幅 | 1,355mm | 1,340mm |
室内 高さ | 1,265mm | 1,270mm |
ワゴンRもデイズもゆとりをもった室内空間を実現。
室内長はワゴンRの方が広く、室内幅と室内高はデイズの方が若干広いです。
荷室の比較
荷室はワゴンRの方が広く、フラットになるため使い勝手が良いです。
ワゴンRの荷室はリヤシートを倒すとほぼフラットになるため大きな荷物を乗せることができ、水平のまま運ぶことができます。
助手席を前に倒す事も可能で、カーペットなどの長物を載せることも可能です。
【ワゴンR荷室】


デイズは全ての席がゆったり広々としている分、やや荷室が狭くなっています。
後部座席を倒すことで荷室スペースを増やすことができますが、デイズの荷室はフラットにならず、10cm程の段差ができます。
また、デイズの後部座席は左右別々にを倒すことはできますが、座面が左右つながっているので別々にスライドすることはできません。
【デイズ荷室】

ボディカラーの比較
ボディカラーを表にまとめました。
標準設定は○、グレード別は△、設定無しは×で表示しています。
車種 | ワゴンR | デイズ |
---|---|---|
ブラック | ○ | ○ |
ホワイト | △ | △ |
パールホワイト | ○ | △ |
シルバー | ○ | ○ |
ブラウン | △ | △ |
アイボリー | △ | × |
オレンジ | × | △ |
パープル | △ | △ |
ブルー | ○ | △ |
ライトブルー | △ | × |
レッド | ○ | △ |
ピンク | × | △ |
イエロー | △ | × |
グリーン | △ | △ |
2トーン | × | △ |
ワゴンRはグレードによってボディーカラーが異なり、FA・HYBRID FXは10色、上級グレードのHYBRID FZは8色の設定です。
デイズもグレードによってボディーカラーが異なり、Sは3色、Xは10色、上級グレードのハイウェイスターは12色の設定です。
ワゴンRもデイズもボディーカラーは充実しているため、自分の好みに合わせることが可能。
【ワゴンR HYBRID FZボディーカラー】
【ワゴンR HYBRID FX/FAボディーカラー】
【デイズボディーカラー】
【デイズハイウェイスターボディーカラー】
出典:日産自動車株式会社
安全性能の比較
比較表
ワゴンRとデイズの安全性能を表にまとめました。
ワゴンRは安全装備が非装着のグレードがありますが、この比較表では安全装備装着車としています。
標準装備は○、グレード別装備は△、非装備は×で表示しています。
車種 | ワゴンR | デイズ |
---|---|---|
衝突警報機能 | ○ | ○ |
ブレーキアシスト(前) | ○ | ○ |
ブレーキアシスト(後) | ○ | × |
誤発進抑制(前後) | ○ | ○ |
車線逸脱警報機能 | ○ | ○ |
ふらつき警報機能 | ○ | ○ |
車線(路外)逸脱抑制機能 | × | ○ |
先行車発進お知らせ機能 | ○ | ○ |
標識認識機能 | × | ○ |
全方位 | △ | △ |
プロパイロット | × | △ |
オートハイビーム | ○ | ○ |
SOSコール | × | △ |
リヤパーキングセンサー | ○ | △ |
LEDヘッドランプ | △ | △ |
比較の結果
安全性能はデイズの方が優れています。
デイズは全車に安全装備が標準装備で、警報機能だけでなく車線(路外)逸脱抑制機能や標識認識機能などが含まれています。
グレード別ですが軽自動車初のプロパイロットを搭載、その他SOSコールやアラウンドビューモニターが搭載されており、安心安全に運転するための装備が充実。
また、デイズは「新総合評価(自動車安全性能2020)」において、軽自動車として初めて、唯一の最高評価「ファイブスター賞」を獲得しました。
ワゴンRとデイズをおすすめしたい人
ここまで、ワゴンRとデイズの比較をしてきました。
最後に、ワゴンRとデイズ、それぞれをおすすめしたい人のポイントをお伝えします。
燃費や使い勝手を重視したい人はワゴンR
ワゴンRは燃費が良く、使い勝手が良いクルマです。
HYBRID搭載グレードは特に燃費が良くなるため、毎日運転する方にとって嬉しいポイントです。
また、リアシートを倒すとほぼフラットになったり収納が多くあったりと非常に使い勝手が良く、まさにバランスの取れたクルマと言えます。
ワゴンRについて詳しく知りたい方は、下記の記事を是非ご覧ください。

先進安全装備を重視したい人はデイズ
デイズの魅力は何といっても先進の安全装備です。
安全性能はクルマ選びをする上で重要なポイントになっている今、デイズの安全装備は安心安全だけでなく、毎日の運転を豊かにしてくれます。
ゆったりと座れるシートやワゴンRにはないプロパイロット搭載グレード、ターボグレードを選択できる点も魅力です。
デイズについて詳しく知りたい方は、下記の記事を是非ご覧ください。

まとめ
ワゴンRとデイズを比較すると、燃費や使い勝手を重視するならワゴンR、先進安全装備を重視するならデイズという結果になりました。
同じワゴンタイプのクルマですが、それぞれ強みとしていることが異なるため、是非ご自身の重視したいポイントに合うクルマを選んでください。

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