ムーヴとワゴンRとN-WGNのカスタムモデルを徹底比較

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

カスタム比較

軽自動車の中でもワゴンタイプのカスタムモデルは、燃費・広さ・価格などバランスが良く使いやすいモデルです。
装備やかっこよさを兼ね備えているため、見た目にこだわりのある方にも人気があります。

しかし、人気のタイプだからこそ、各メーカーから似たような車種が数多く発売されています。

そこで、今回の記事では特に人気のワゴンタイプのカスタムモデルであるダイハツ ムーヴカスタム、スズキ ワゴンRカスタムZ、ホンダ N-WGNカスタムを比較していきます。

3車種の紹介

ムーヴカスタムとは

ムーヴカスタムは1995年に軽ハッチバックの「ミラ」をベースに居住性を高めたトールワゴンとして開発されたムーヴのカスタムモデルです。

「My Best Standard」をキャッチコピーとして、デザインや安全性、走り、それに使い勝手など基本性能がしっかり作りこまれた設計は誰にとっても扱いやすく、ユーザーを選ばないクルマとなっています。
こだわりを満たす質感の高い内装、外装デザインが魅力的で、かっこよさには定評があります。

ムーヴカスタム
出典:ダイハツ工業株式会社

ワゴンRカスタムZとは

ワゴンRカスタムZは、2022年8月にワゴンRの新しいモデルとして登場。
ベースとなるワゴンRは1993年に発売され、軽自動車人気の先駆けであり、「軽ワゴン」の言葉を作り上げたクルマで、燃費、広さ、価格などバランスのとれた車として人気があります。

エクステリアに専用のヘッドランプ・フロントグリル・フロントバンパーを採用するなどこだわりのモデルです。

ワゴンアールカスタムゼット
出典:スズキ株式会社

N-WGNカスタムとは

N-WGNカスタムは、2013年に軽自動車の新しいベーシックを目指してホンダから発売されたワゴンタイプのクルマ、N-WGNのカスタムモデルです。

2019年に、暮らしの中の“なにげないシーンが幸せ“と感じられるようなクルマをコンセプトにフルモデルチェンジされ、いわゆるカスタム車というようなギラギラとした装飾よりも、シンプルさの中に精悍さや力強さを感じられるようなデザインがポイントです。

エヌワゴンカスタム
出典: 本田技研工業株式会社

基本情報

【ムーヴカスタム】

グレード本体価格駆動車高燃費
X“Limited SA Ⅲ”1,518,000円
1,644,500円
2WD
4WD
1,630mm20.7km/L
20.0km/L
RS“ハイパーSA Ⅲ”1,655,500円
1,782,000円
2WD
4WD
1,630mm19.5km/L
18.8km/L

【ワゴンRカスタムZ】

グレード本体価格駆動車高燃費
HYBRID ZX1,474,000円
1,597,200円
2WD
4WD
1,650mm25.2km/L
24.2km/L
HYBRID ZT1,633,500円
1,756,700円
2WD
4WD
1,650mm22.5km/L
20.9km/L

【N-WGNカスタム】

グレード本体価格駆動車高燃費
L1,648,900円
1,782,000円
2WD
4WD
1,705mm
1,725mm
23.2km/L
21.2km/L
L・ターボ1,749,000円
1,882,100円
2WD
4WD
1,705mm
1,725mm
21.2km/L
20.0km/L

価格

価格は低い方から、ワゴンRカスタムZ、ムーヴカスタム、N-WGNカスタムの順です。

ワゴンRカスタムZが最も価格を抑えてカスタムモデルに乗ることができます。

カスタムモデルはノーマルなモデルと比較して価格が高額な分、加飾や装備など充実していますが、各車種で異なる点については後述します。

車高

車高は低い方からムーヴカスタム、ワゴンRカスタムZ、N-WGNカスタムの順番です。

どの車種も機械式駐車場にクルマを止める方はご注意ください。
また、マンションの駐車場によくある機械で昇降する立体駐車場の高さの基準は1,550mm以下なので、最下段にお車を停める方は注意が必要です。

燃費

燃費は数値が良い方からワゴンRカスタムZ、N-WGNカスタム、ムーヴカスタムの順です。

特に、カスタムZを含むワゴンRシリーズはモーターで低燃費をアシストするマイルドハイブリッドを搭載しており、軽ワゴンの中で最も燃費の良い車種です。

内装の比較

デザインの比較

ムーヴカスタム

ゆとりのある車内は快適に過ごせる空間を実現。

ブラックの内装にメッキ加飾が施されており、質感の高いインテリアデザインが特徴です。

最上級グレードのRSはレザー調とファブリックを組み合わせたシートでより高級感があり、インパネガーニッシュ&ドアオーナメントパネルは幾何学柄が採用され、デザイン性が高くなっています。

ムーヴカスタム内装
出典:ダイハツ工業株式会社

ワゴンRカスタムZ

視界が広く、運転しやすいインパネデザインと高めにつくられたシートが特徴。

ブラックを基調としつつ、インパネカラーパネルやフロントドアアームレストに専用のブラウンメタリックの加飾が施されており、細部までこだわった上質な空間です。

ステアリングホイールはHYBRID ZXのメーカーオプション車から本革巻きです。(HYBRID ZXはウレタン)

ワゴンR内装
出典:スズキ株式会社

N-WGNカスタム

内装は軽自動車に見えない、ラグジュアリーな空間が特徴。

ブラックでまとめられ、高級感があり、くつろげる空間が広がっています。
なめらかな手触りのフルプライムスムースシートは濃淡が美しいボルドーカラーがポイントで、高級感があります。

厚みのあるシートは姿勢を安定させてくれるため、安心感を感じられる形です。

エヌワゴンカスタム内装
出典: 本田技研工業株式会社

基本収納の比較

基本収納の有無を場所別にまとめました。
収納有は○、無は×で表示しています。 

車種ムーヴカスタムワゴンRカスタムZN-WGNカスタム
ドリンクホルダー
運転席インパネ収納
助手席インパネ収納
運転席、助手席間
(インパネ部分含む)
後席収納

3車種とも収納は充実しており、使い勝手は良いです。
それぞれ、特徴的な収納を紹介します。

ムーヴカスタム

ムーヴカスタムは助手席のインパネボックス、インパネセンタートレイ、運転席側のドリンクホルダーにイルミネーションが付いており、手元も見やすく、収納をおしゃれに見せてくれます。

助手席下には、大型のトレイも付いているので靴や小物など入れておくことが可能です。

ムーヴカスタム収納
出典:ダイハツ工業株式会社

ワゴンRカスタムZ

助手席のシートを持ち上げると、BOXがあります。
取り外し可能で撥水加工なので、汚れてしまった荷物を入れても持ち運びでき、丸洗い可能です。

また、リヤドア両側についているアンブレラホルダーは全長約90cmまでの傘が収納可能で、滴る水も車外に排出されるように作られているのでフロアマットも汚さず綺麗にクルマを使うことができます。

助手席の下の収納

後部座席には傘のホルダー

N-WGNカスタム

後席部分の収納が充実しています。

リアシートアンダートレーは濡れた傘や置靴などをすっきりとしまえる大型のトレーになっており、取り外して、手軽にお手入れもできます。

後席の背面にはコンビニフックがあり、買い物袋を下げておくことができます。

エヌワゴン収納
出典: 本田技研工業株式会社

外装の比較

デザインの比較

ムーヴカスタム

シンプルでシチュエーションやユーザーを選ばないムーヴの基本的なデザインをもとに、直線基調の大きめなヘッドライトとダークメタリックなフロントグリルが精悍な表情を生み出しています。

質感の高い外装デザインはどんな場面でも馴染むため、毎日の生活にも、特別なお出かけの日にも寄り添ってくれるクルマです。

ムーヴカスタム
出典:ダイハツ工業株式会社

ワゴンRカスタムZ

ワゴンRはもともと、幅広い年齢層を意識し、個人だけではなく法人も含めて汎用性の高い仕様です。
そこに、ワゴンR カスタムZ専用デザインのヘッドランプ、フロントグリル、フロントバンパーを採用。

精悍なデザインになり、全体的にシャープでかっこいい印象です。

ワゴンRカスタムZ
出典:スズキ株式会社

N-WGNカスタム

全体のシルエットにこだわっており、純粋でシンプルなデザインはN-WGNと共通で、長く愛されるクルマを目指しています。

その上で、引き締まった印象のフロントグリルやダーククロームで存在感を演出しているリアデザインなどN-WGNカスタムはさりげない華やかさが特徴。

飾り立てるのではなく、細部の一つ一つを丁寧に造り上げ、力強さや精悍さを感じさせてくれます。

エヌワゴンカスタム
出典: 本田技研工業株式会社

タイヤサイズの比較

 ムーヴカスタムワゴンRカスタムZN-WGNカスタム
タイヤサイズ
ターボ車
155/65/R14
165/55/R15
155/65/R14
165/55/R15
155/65/R14
165/55/R15
最小回転半径4.4m~4.7m4.4m~4.6m4.5m~4.7m

3車種ともタイヤサイズは同じですが、最小回転半径はワゴンRカスタムZが最も小さく、小回りが利きます。
街中での運転や狭い駐車場での切り返しなどはワゴンRカスタムZが適しています。

大きさの比較

室内寸法の比較

車種ムーヴカスタムワゴンRカスタムZN-WGNカスタム
室内長2,080mm2,450mm2,055mm
室内幅1,320mm1,355mm1,350mm
室内高1,280mm1,265mm1,300mm

3車種とも充分な広さですが、室内寸法が最も広いのはワゴンRカスタムZです。
特に室内長が長く、ゆとりをもって乗車することが可能です。

荷室の比較

荷室の使い勝手は、備え付けのボードでアレンジをしたい方にはN-WGNカスタムが、フルフラットでたくさんの荷物を載せたい方にはワゴンRカスタムZがおすすめです。

ムーヴカスタムの荷室の使い方も個性があるため、それぞれ紹介します。

ムーヴカスタム

荷室のデッキボードを跳ね上げて固定すると、背の高い荷物を載せることが可能です。
植物など横倒しにしたくないものをそのまま載せて運ぶことができます。

ムーヴカスタム 荷室

ワゴンRカスタムZ

後部座席のリクライニングを倒すとシートがフルフラットになり便利です。
操作も簡単で、後方からでもワンタッチで後部座席がフラットになります。

たくさん荷物を積むことが可能で、傾けたくないものを載せるときには特に役立つ荷室です。

後部座席のリクライニングを倒すとシートがフルフラット

N-WGNカスタム

荷室は使い方に合わせて3つのモードにアレンジできます。

・2段ラックモード
備え付けのボードで荷室を2段に分けることが可能です。
ボードの高さは、ショッピングカートの高さとほぼ同じに設定されているため、カートから荷室へ荷物を楽に乗せることができます。

荷室

・ローフロアモード
ボードを使用せず、背の高い荷物を乗せたいときに便利です。
もともと、荷室床面が低いため荷物の積み下ろしが楽にできます。

荷室

・ビッグラゲッジモード
後席の背もたれを倒すとほぼフラットな荷室として使用できます。
下段も使えるため、荷物をたっぷり乗せることが可能です。

荷室

ボディカラーの比較

ボディカラーを表にまとめました。
標準設定は○、グレード別は△、設定無しは×で表示しています。

車種ムーヴカスタムワゴンRカスタムZN-WGNカスタム
ブラック

2色有
パールホワイト

2色有
シルバー
パープル××
ブルー
2色有

2色有

レッド
2色有
×
グリーン××
2トーン××

3車種の中で最もボディカラーが豊富なのは、ムーヴカスタムです。
それぞれの特徴を見ていきます。

ムーヴカスタム

モノトーンが7色、2トーンが6色の計13色。
3車種の中で、圧倒的なカラーバリエーションと2トーンが選べる点が魅力です。

ムーヴカスタムボディカラー

ムーヴカスタムボディカラー

ワゴンRカスタムZ

モノトーンが8色の設定。
パープルやカーキなど他のカスタム車にはない、特徴のあるカラーが揃っています。

ワゴンRカスタムZボディカラー

N-WGNカスタム

モノトーンが6色の設定。
ブラックとパールのカスタムらしいカラーが2色ずつ設定されています。

ボディカラー

安全装備の比較

比較表

代表的な安全性能を表にまとめました。
標準装備は○、グレード別装備は△、非装備は×で表示しています。

車種ムーヴカスタムワゴンRカスタムZN-WGNカスタム
衝突軽減ブレーキ
誤発進抑制(前後)
車線逸脱警報機能
車線(路外)逸脱抑制機能×
車線維持支援システム××
先行車発進お知らせ機能
標識認識機能××
クルーズコントロール×
リヤパーキングセンサー×
LEDヘッドランプ

比較の結果

安全装備が最も優れているのは、N-WGNカスタムです。
Honda SENSINGが標準装備されており、他の2車種には非装備の機能が含まれています。

2022年9月の改良で、N-WGNカスタムはブレーキとアクセルの踏み間違いに備えた急アクセル抑制機能を、Honda⾞として初めて採用しました。
踏み間違いによる急発進、急加速を抑制し、⾳と表⽰で警告してくれます。(オプションでセットアップが必要)

また、ワゴンRカスタムZは標準装備ではN-WGNカスタムに若干劣っていますが、メーカーオプションを選択することで安全性能を充実させることが可能。

運転席前方のダッシュボード上に、車速、シフト位置や警告などの情報を表示可能なヘッドアップディスプレイや様々なアングルで視界をサポートしてくれる、全方位モニター用カメラを付けることができます。

3車種をおすすめしたい人

内外装にこだわりのある人はムーヴカスタム

ムーヴカスタムの魅力は内外装の上質感です。

内外装ともにデザイン性が高く、収納にイルミネーションが付いている点はカスタムらしく気分を上げてくれる仕様になっています。

また、3車種の中で唯一、2トーンカラーが設定されており、個性的に乗りこなせるクルマです。

使い勝手の良いカスタムに乗りたい人はワゴンRカスタムZ

ワゴンRカスタムZの魅力は収納や荷室の使い勝手の良さです。

車内空間も広く、人が乗っても、荷物を載せてもゆったりと使うことができます。
燃費も良く3車種の中で価格を最も抑えられるため経済的なクルマと言えます。

ワゴンRカスタムZについての詳しい記事はこちらをご覧ください。

安全性能を重視するならN-WGNカスタム

N-WGNカスタムの魅力はHonda SENSINGが標準装備されていることです。

2022年9月に改良され、さらに性能が上がっているので安全性を重視したい方におすすめです。
安全性能の高さに加え、荷室の使い勝手も良いため、日常使いにぴったりのクルマです。

N-WGNカスタムについての詳しい記事はこちらをご覧ください。

まとめ

今回の記事では、ワゴンタイプのカスタムモデルであるムーヴカスタム、ワゴンRカスタムZ、N-WGNカスタムの3車種を比較しました。

カスタムモデルは見た目も装備もこだわっており、どの車種にするか悩んでしまう方も多いと思いますが、よく見てみるとそれぞれ違った個性があり、どの点に重きを置くかでご自身に合う車種が変わります。

気になる車種があった方は是非、実物を見て比較してみてください。

この記事が車種選びに悩んでいる方の参考になれば幸いです。