
タントとスペーシアは子育て世代をメインターゲットとしながら、シニア世代までの幅広い世代に人気のスーパーハイトワゴンタイプの軽自動車です。
今回の記事では、タントとスペーシアの基本情報や内装・外装・安全性能などをもとに2車種を比較していきます。
この記事を読むと「基本情報と内装外装安全性能の比較」「シートアレンジや室内空間の特徴と使い勝手の比較」「タントとスペーシアの購入が向いている人」が分かります。
目次
タントとスペーシアはどんな車か
ダイハツ タントとは

2003年に発売されたタントは、背の高くて広い、スーパーハイトワゴンタイプの先駆け的存在です。
2019年7月にフルモデルチェンジした現行モデルでは「クルマを超えて。新時代のライフパートナー」がキャッチコピー。
タントの代名詞といえる助手席側のピラー(柱)レスにより実現した大開口のミラクルオープンドアは、お子さまや年配の方が乗り降りしやすく、荷物の積み下ろしも楽にできると好評です。

スズキ スペーシアとは

2013年に発売されたスペーシアは、広い室内空間やスズキ車ならではの収納の多さ、マイルドハイブリッド搭載で走行性能や燃費性能に優れており、特にファミリー層に人気の軽自動車です。
2023年11月にフルモデルチェンジでされ、現行モデルに。
商品コンセプトは「わくわく満載!自由に使える安心・快適スペーシア」、内装外装のデザインコンセプトはコンテナです。
安全性能面では運転支援機能である「スズキ セーフティーサポート」を搭載しており、安全に毎日のドライブをサポートしてくれます。

諸元表情報
諸元表まとめ
タントとスペーシアの諸元表をまとめました。
| 車種 | タント | スペーシア |
|---|---|---|
| 車両本体価格 | 1,485,000円~1,853,500円 | 1,530,100円~1,824,900円 |
| 燃費WLTCモード | 19.6km/L~22.7km/L | 22.4km/L~25.1km/L |
| 車高 | 1,755mm~1,775mm | 1,785mm |
| 最小回転半径 | 4.4m | 4.4m |
| 車両重量 | 880kg~970kg | 850kg~930kg |
| ミッション | CVT | CVT |
| エンジン種類 | 水冷直列3気筒 12バルブDOHC横置 | 水冷4サイクル直列3気筒 |
| エンジン種類 (ターボ車) | 水冷直列3気筒 12バルブDOHC インタークーラー ターボ横置 | ー |
タントとスペーシアの違い
諸元表を比較して、タントとスペーシアにはどのような違いがあるのか、注目したいポイントを見ていきます。
燃費
スペーシアはマイルドハイブリッドを搭載しているため、燃費性能が非常に良い車です。
タントもNA車の2WDで22.7km/Lなのでスペーシアには若干劣りますが、十分お財布に優しい燃費と言えるでしょう。
車両重量
車両重量はタントが880kg〜970kg、スペーシアが850kg〜930kgとスペーシアの方が軽量です。
車両重量が軽いと、燃費や加速が良くなるなどのメリットがあります。
一方で、車両重量が重いと安定した走行や乗り心地が良くなるなどのメリットがあります。
購入前の試乗がおすすめです。
ターボエンジン設定
タントにはターボグレードの設定がありますが、スペーシアにはありません。
※スペーシアのカスタムモデルにはターボグレードの設定があります

内装の比較
デザインの比較
タントの内装はグレーのファブリックシートに、同じくグレー基調のインテリアカラーが採用されており落ち着いた印象。
助手席前のインパネやドア部分のホワイトがアクセントになっています。

スペーシアの内装は、明るいグレーのシートに加えブラウンとカフェラテ色のインパネを採用。
優しく落ち着いた印象です。
立体感のあるインテリアはデザインコンセプトである丈夫な「コンテナ」を連想させます。

基本収納の比較
基本収納を場所別にまとめました。
収納有は○、無は×で表示しています。
| 車種 | タント | スペーシア |
|---|---|---|
| ドリンクホルダー | ○ | ○ |
| 運転席インパネ収納 | ○ | ○ |
| 助手席インパネ収納 | ○ | ○ |
| 後席収納 | ○ | ○ |
タント、スペーシアともに収納は充実。
タントの運転席前には運転用の眼鏡などを収納できるインパネアッパーボックスがあるほか、手の届きやすい範囲に便利な収納が多数あります。

スペーシアの助手席前にはボックスティッシュなどを収納できる引き出しがあり、小物を置けるトレーも充実しています。


外装の比較
デザインの比較
タントは角の取れた丸みを帯びたデザインが特徴。
特にフェイスデザインが象徴的で、全世代に愛される、親しみやすいデザインになっています。


スペーシアのエクステリアデザインは、使いやすく丈夫で道具感を感じる「コンテナ」がモチーフ。
柔らかな印象のヘッドライトとシンプルなメッキのグリルが親しみやすさを感じさせます。


ボディカラーの比較
タントのボディカラーはモノトーン9色、2トーン2色の全11色。
※グレードによって選択可能なカラーが異なる
全体的にライトなカラーで親しみやすさを感じます。

スペーシアのボディカラーはモノトーン8色、2トーン4色の全12色。
※2トーンはHYBRID Xのみに設定
スペーシアの優しいデザインに合う、色鮮やかなボディカラーが揃っています。





大きさと室内の使い勝手の比較
室内寸法の比較
タントとスペーシアの室内寸法を表にまとめました。
| 車種 | タント | スペーシア |
|---|---|---|
| 室内長 | 2,125mm | 2,170mm |
| 室内幅 | 1,350mm | 1,345mm |
| 室内高 | 1,370mm | 1,415mm |
タント・スペーシアともに前席と後席にゆったりと乗車可能です。
室内寸法に大きな差はありませんが、室内幅はタントが、室内長と室内高はスペーシアが広くなっています。
タントの助手席は380mmスライドが可能です。
メーカーオプションの運転席ロングスライドシートを装着すれば(Lは装着不可)、運転席も540mmスライドが可能に。
運転席から後席にスムーズに移動したり、運転席から後席に乗るお子さまのお世話ができたりと使い勝手の良い空間が生まれます。


スペーシアの後席にはグレード別でマルチユースフラップが装備されており、3つのモードで使い勝手抜群。
後席に乗る人もゆったりとドライブを楽しめるほか、荷物ストッパーとしても活躍します。


出典:スズキ株式会社
荷室の使い勝手の比較
タントもスペーシアも十分な広さの荷室です。
タントは上下2段調節式デッキボードを装備。
デッキボードの脚を立てれば2段積みが可能になり、荷室を広く使用できます。


スペーシアの荷室は、後席を前に倒すとほぼフラットな床面になります。
リアシートは荷室側、スライドドア側両方から操作可能。
27インチサイズの自転車まで積載可能です。


安全性能の比較
タントには予防安全機能である「スマートアシスト」が標準装備です。
【搭載される機能一覧】
- ・衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者[昼夜])
- ・衝突警報機能(対車両・対歩行者[昼夜])
- ・ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)
- ・車線逸脱抑制制御機能
- ・車線逸脱警報機能
- ・路側逸脱警報機能
- ・ふらつき警報
- ・先行車発進お知らせ機能
- ・AHB(オートハイビーム)
- ・サイドビューランプ
- ・コーナーセンサー(フロント2個/リヤ4個)
- ・標識認識機能(進入禁止/最高速度/一時停止)※Lのみメーカーオプション
【メーカーオプション】
- ・全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)
- ・LKC(レーンキープコントロール)
- ・パノラマモニター
- ・スマートパノラマパーキングアシスト(駐車支援システム)
上記メーカーオプション4種は、Lには装着できませんのでご注意ください。
スペーシアには「スズキ セーフティ サポート」が搭載されています。
【搭載される機能一覧】
- ・デュアルカメラブレーキサポートⅡ
- ・低速時ブレーキサポート(前進・後退)
- ・誤発進抑制機能
- ・後方誤発進抑制機能
- ・車線逸脱抑制機能
- ・⾞線逸脱警報機能
- ・ふらつき警報機能
- ・発進お知らせ機能[先行車・信号切り替わり]
- ・標識認識機能
- ・ハイビームアシスト
【メーカーオプション】
- ・全方位モニター用カメラ
- ・アダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能・停⽌保持機能付]
- ・車線維持支援機能
※アダプティブクルーズコントロール(ACC)と車線維持支援機能は、HYBRID Xにメーカーオプションでセーフティプラスパッケージを装着すると装備されます。
HYBRID Gには装着できませんのでご注意ください。
2車種とも安全性能は充実していますが、搭載される機能や性能に違いがあるため、ご自身の必要な機能が搭載されているか購入前に確認をお願いいたします。
タントとスペーシアの購入が向いている人


ここまで、タントとスペーシアの比較をしてきました。
最後に、タントとスペーシア、それぞれをおすすめしたい人のポイントをお伝えします。
お子さまを乗せる機会が多く、室内の使い勝手を重視したい人はタント
タントの魅力はピラーレスや助手席ロングスライドによる室内の使い勝手の良さです。
さらに、グレード別メーカーオプションの運転席ロングスライドシートを合わせると、より使い勝手の良い室内動線を確保できます。
タントに関する詳しい記事はこちらをご覧ください。
毎日の通勤や買い物で、豊富な収納や燃費を重視したい人はスペーシア
スペーシアは燃費が良く、収納も多くあるため、通勤用にもお出かけ用にも使えるコストパフォーマンスの良さが魅力。
グレード別装備のマルチユースフラップを使えば、後席もより快適に使用できます。
スペーシアに関する詳しい記事はこちらをご覧ください。
タントとスペーシアの比較記事 まとめ


今回はファミリー層に特に人気のスライドドア付き軽自動車である、ダイハツ タントとスズキ スペーシアについてご紹介しました。
広々とした室内空間と使い勝手の良さが魅力の2車種は、普段使いにぴったりな軽自動車です。
届出済軽未使用車専門店レディバグでは、タントやスペーシアの軽自動車の在庫を検索・ご覧いただける他(在庫状況によりご覧いただけない車種がある場合がございます)、経験豊富なカーライフアドバイザーが車種ごとの違いや車の選び方、車の買い方についてなど、ご希望に合わせてご案内いたします。
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