
軽自動車は、多様なライフスタイルや価値観に合わせた「最適な一台」を選べるようになり、非常に選択肢の広いジャンルへと進化しています。
各メーカーから様々なジャンルの車種が出揃う中、軽自動車の販売台数ランキングでは、広い室内空間や使い勝手の良さ、デザイン性の高さなどの理由から、N-BOX、スペーシア、タントといったスーパーハイトワゴンやハイトワゴンが上位にランクインしています。
しかし、特定のカテゴリーで長い間安定した販売台数を保っている車両があるのをご存知でしょうか?
スズキ アルトは1979年に登場してからコンスタントに販売台数を伸ばし、その間トップ10以内、またはそれに近い順位を維持する、多くの方に長く乗り継がれている車です。
今回は、2025年7月に発売されるマイナーチェンジモデルのアルトから、特徴と魅力を紹介しながら長く愛されている理由を解説します。
目次
スズキ アルトとは

〈代替〉レディバグ在庫車両/9代目 スズキ アルト(初期モデル)
アルトはスズキが生産、販売している小回りの利くセダンタイプの車です。
車名の「アルト」はイタリア語で、才能などが「秀でた」を意味しています。
1979年に初代が登場して以降、「低価格」「低燃費」「実用性」という基本コンセプトを一貫して守ってきました。
また、時代のニーズに合わせて一歩先の進化を遂げ、多くのユーザーに愛され続けています。
現行車は2021年12月にフルモデルチェンジした9代目。
2025年7月22日に、一部仕様変更(マイナーチェンジ)モデルが発売されます。
アルトが長年培ってきた「運転のしやすさ」「経済性」「実用性」という核となる価値をさらに磨き上げ、現代のニーズに合わせた進化を遂げました。
マイルドハイブリッドの採用により優れた燃費性能と、充実した安全装備に高い評価を得ている車です。
軽自動車保有比率の推移

ここで、近年の軽自動車保有比率の推移を見てみましょう。
軽自動車といえば、ひと昔前まではセカンドカーとしてのイメージが強かった車ですが、燃費や性能の向上に伴い、今ではメインカーとして考えているユーザーが多くなっています。
2022年で、軽自動車の保有台数は3,000万台以上。自動車総保有台数の約4割を占める数にまでなりました。
軽自動車の需要の高まりとともに、市場割合も拡大の傾向にあるということが分かります。

軽自動車の販売台数から見るアルト
数多くの軽自動車が発売されている中、アルトはどれくらい人気がある車なのでしょうか?
近年の軽自動車の販売台数ランキングを2019年まで遡って見てみましょう。
■軽自動車の販売台数ランキング
2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | N-BOX | N-BOX | N-BOX | N-BOX | N-BOX | N-BOX |
2位 | タント | スペーシア | スペーシア | タント | スペーシア | スペーシア |
3位 | スペーシア | タント | タント | スペーシア | タント | タント |
4位 | デイズ | ムーヴ | ムーヴ | ムーヴ | ハスラー | ハスラー |
5位 | ムーヴ | ルークス | ハスラー | ワゴンR | ムーヴ | ワゴンR |
6位 | ミラ | ハスラー | ワゴンR | ルークス | ワゴンR | ルークス |
7位 | ワゴンR | ミラ | ルークス | ハスラー | アルト | アルト |
8位 | アルト | デイズ | ミラ | アルト | ルークス | ムーヴ |
9位 | ハスラー | ワゴンR | タフト | ミラ | ミラ | デリカミニ |
10位 | eK | N-WGN | アルト | タフト | デリカミニ | タフト |
11位 | N-WGN | アルト | デイズ | N-WGN | デイズ | ミラ |
アルトは常に上位というわけではありませんが、コンスタントに販売台数を伸ばし、トップ10以内、またはそれに近い順位を維持している車だということが分かります。
※2025年3月・5月の月間販売台数でも7位や8位にランクインしています。
スズキ アルトの推しポイント
アルトが、安定した人気を保っている理由はどこにあるのでしょうか?
2025年7月に発売されるマイナーチェンジモデルのアルトから、長年にわたって選ばれ続けている魅力を解説します。
運転しやすいコンパクトボディ

アルトの最大の魅力は、その圧倒的な運転のしやすさにあります。
軽自動車規格いっぱいのサイズでありながら、最小回転半径がクラストップレベル(4.2m)。
狭い路地裏のUターンや、混み合った駐車場での車庫入れなど、運転に自信がない方でも、きっとその取り回しの良さに驚かれるでしょう。
フロントガラスの傾斜を立て、Aピラー(フロントの柱)を細くすることで、運転席からの視界を広く確保しているため、周囲の状況を把握しやすく、死角が少ないため、街中での運転や交差点での安全確認も安心です。
家計にも地球にも優しい、驚きの低燃費

運転のしやすさに加え、軽自動車トップクラスの低燃費と、手頃な車両価格、安い維持費は、家計に優しい車を求める層にとって大きな魅力です。
マイルドハイブリッドシステム搭載グレード(HYBRID S、HYBRID X)なら、WLTCモード燃費28.2km/Lという驚異的な燃費性能を実現。
発進・加速時のモーターアシストや、減速時の回生発電・充電により、発進時や加速時に力強さが増し、軽自動車の非力さを感じずに、より軽快でスムーズな走りを楽しみながら、ガソリンの無駄な消費を徹底的に抑えます。
非ハイブリッドモデルでも、スズキが独自に開発したシステム「エネチャージ」で、減速時のエネルギーを回生利用し、燃費向上に貢献してします。
アルトのエントリーグレードである「L」の2WDで、車両価格は1,197,900円~、燃費はWLTCモードで25.8km/L、同じスズキのワゴンRのエントリーモデルである「FX」は2WDで、車両本体価格は1,296,900円~、燃費はWLTCモードで24.4km/L。
この圧倒的な「安さ」と「低燃費」は、アルトが初代から一貫して追求してきた最大の強みであり、トップクラスの低燃費に加え、新車価格が軽自動車の中でも比較的安価な部類に入るため、他社のハイトワゴン系車種にも負けない人気ポイントとなっています。
■スズキ アルト基本情報
グレード | 価格 | 駆動 | 車高 | 燃費 WLTCモード |
---|---|---|---|---|
A(受注生産) | 1,142,900円 1,274,900円 | 2WD 4WD | 1,525mm | 25.8km/L 23.8km/L |
L | 1,197,900円 1,328,800円 | 2WD 4WD | 1,525mm | 25.8km/L 23.8km/L |
L アップグレードパッケージ装着車 | 1,379,400円 1,510,300円 | 2WD 4WD | 1,525mm | 25.8km/L 23.8km/L |
HYBRID S | 1,350,800円 1,481,700円 | 2WD 4WD | 1,525mm | 28.2km/L 26.2km/L |
HYBRID X | 1,519,100円 1,639,000円 | 2WD 4WD | 1,525mm | 28.2km/L 26.2km/L |
更に進化した先進安全装備の標準化

アルトには、最新の衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」を搭載しています。
従来のカメラに加え、ミリ波レーダーも併用することで、検知性能が飛躍的に向上しました。
前方の車両や歩行者(昼夜問わず)、自転車(昼夜問わず)に加え、交差点での対向車や横断歩行者まで検知し、衝突回避や被害軽減をサポートします。
また、アルトは多くのグレードで「スズキ セーフティ サポート」が標準装備されており、予防安全技術から、万一の事故の際に乗員を保護する衝突安全性能まで、非常に包括的かつ高いレベルの安全性能を備えています。
この価格帯の軽自動車でこれだけの安全装備が標準装備されている点は、アルトの大きな強みと言えるでしょう。
■予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」
・デュアルカメラブレーキサポート(衝突被害軽減ブレーキ)
・誤発進抑制機能・後方誤発進抑制機能
・車線逸脱警報機能
・ふらつき警報機能
・先行車発進お知らせ機能
・ハイビームアシスト
・後退時ブレーキサポート
■衝突安全性能
・軽量衝撃吸収ボディ「TECT(テクト)」の進化
・6エアバッグの標準装備
・歩行者傷害軽減ボディ
■その他の安全・安心機能
・EBD(電子制御制動力配分システム)付ABS
・ESP(車両走行安定補助システム)
・ヒルホールドコントロール
スズキ アルトのデザイン
アルトは「親しみやすい機能美」を追求しています。
2025年7月に発売されるマイナーチェンジモデルのアルトも、その流れを汲んだデザインになっています。
表情豊かなエクステリア

シンプルな丸みを基調としたボディは、軽自動車でありながら安っぽさを感じさせず、安心感のあるたたずまいも魅力の一つです。
これまでクリーンで一体感のあったフロントグリルが、上下2段に分かれたようなデザインに刷新され、より立体的で奥行き感のある表情になりました。
従来の親しみやすさに加え、力強くモダンな印象を与えます。
また、従来のヘッドランプ一体型から、フロントバンパーの開口部上部(フォグランプがあった位置に近い)にウインカーが移設されます。
これにより、フロント全体のデザインバランスが変わり、視認性にも配慮されています。
新色のボディカラーと2色展開のルーフカラー
カラーバリエーションは、モノトーン8色、2トーン4色展開です。
グレードによってボディカラーの選択肢は異なりますが、王道のシルバーやホワイトパールから、シックなブラックやブラウン基調のカラーが用意されています。
また、モノトーンカラーに温かみのある新色の「テラコッタピンクメタリック」が設定されました。
2トーンのルーフカラーは、従来のホワイトカラーからソフトベージュとブラックがボディカラーにあわせて用意され、個性を表現しやすくなっています。
ユーザビリティの高いインテリア
スズキ アルトのインテリアは、使いやすさを重視したデザインが施されています。
全高が1,525mmに設定されており、軽自動車でありながら、頭上や足元にゆとりを感じられる広い室内空間を実現。
水平基調のインパネデザインは視覚的に広がりを感じ、主要なスイッチ類も大きく分かりやすい位置に配置されるなど、初めての方でも迷わず操作でき運転に集中できる環境を提供しています。
また、落ち着きと親しみやすさを両立したカラーやデザインにも注目です。
シート表皮には、カジュアルで親しみやすいデニム調の生地を採用しており、インパネやドアトリムの一部に、落ち着いたネイビーカラーが配されています。
これにより、身近で愛着の持てる雰囲気の中に上質さと落ち着きのある空間を演出しています。
たっぷり積めるラゲッジスペース

スズキ アルトのラゲッジスペースは、コンパクトなボディからは想像できない実用性と、日常に寄り添う使いやすさに驚かれるでしょう。
リアゲートは大きく跳ね上がり、荷室の開口部がワイドに設計されています。
開口部と荷室フロアの段差が抑えられているため、重い荷物でも持ち上げることなく、スライドさせるように楽に積み込むことができ、力に自信のない方でも安心です。
後席のシートを簡単に倒して広々としたフラットな空間を作り出せは、普段は積めないような大きな荷物も積載可能になり、使い方の幅がぐんと広がります。
スズキ アルトの先代モデル
アルトは、多くの方に長く愛され乗り継がれてきた車です。
そのため、先代モデルもいまだ中古車市場に多く流通しています。
ここで、9代目アルト(初期モデル)と先代モデルの8代目、7代目の特徴をご紹介します。
9代目アルト 初期モデル (2021年-2025年)

■特徴
・モーターでエンジンをアシストする「マイルドハイブリッド」の採用
・先進の予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」の標準装備
・先進安全装備の充実
初期モデルの9代目アルトは、2021年12月に発売されました。
8代目より、全高が50mmアップし室内幅も拡大されたことで居住性が向上。
アルトが長年培ってきた「経済性」「実用性」「運転のしやすさ」を継承しつつ、現代のニーズに合わせて「マイルドハイブリッド」「先進安全装備」「広い室内空間」を大きな特徴としている車です。
モーターでエンジンをアシストする「マイルドハイブリッド」により、軽自動車トップクラスの低燃費を実現しています。
先進の予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」が多くのグレードで標準装備となり、デュアルカメラブレーキサポート(昼夜の歩行者検知対応)や後退時ブレーキサポート、車線逸脱警報機能など、先進安全装備が充実しています。
■9代目アルト初期モデル
車両型式 | 5AA-HA97S | 3BA-HA37S |
グレード | HYBRID X | A |
寸法(mm) | 全長:3,395、全幅:1,475、全高:1,525 | |
ホイールベース(mm) | 2,460 | |
車両重量(kg) | 710 | 680 |
燃費WLTCモード(km/L) | 28.2 | 25.8 |
エンジン種類 | 水冷4サイクル直列3気筒 DOHC12バルブ吸排気VVT | 水冷4サイクル直列3気筒 DOHC12バルブ |
総排気量(cc) | 0,657 | 0.658 |
最高出力 | 36kW(49PS)/6,500rpm | 34kW(46PS)/6,500rpm |
価格 | 943,800円(消費税10%込み)より |
※代表するグレードの諸元値を表示しています。
8代目アルト (2014年-2021年)

■特徴
・新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」の採用
・軽量化に伴う車両の低重心化
・アルトエコの廃止とアルトワークスの復活
8代目アルトは2014年から2021年までの約7年間生産されました。
9代目の直前のモデルであるため、中古車として流通している台数が自然と多くなり、状態の良い車両や走行距離が比較的少ない車両も見つけやすい傾向にあります。
スズキが新開発した新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用し、車両のあらゆる部品を徹底的に見直すことで、先代モデルから最大で約60kgもの大幅な軽量化を実現。
徹底的な軽量化とパワートレインの高効率化(R06A型エンジン、新CVT)により、JC08モード燃費37.0km/Lという、当時のガソリン車(軽自動車・登録車含む)で最高の低燃費性能を達成しました。
「低重心化」や「軽量化」を追求した結果、全高を一般的な軽トールワゴンよりも低く設定し、アルトは「シンプルで軽い」という独自のスタイルを確立したモデルです。
■8代目アルト
車両型式 | |||
グレード | F | L | S |
寸法(mm) | 全長:3,395、全幅:1,475、全高:1,475 | ||
ホイールベース(mm) | 2,460 | ||
車両重量(kg) | 620 | 650 | |
エンジン種類 | 水冷 4サイクル 直列 3気筒 DOHC 12バルブ 吸排気VVT | ||
総排気量(cc) | 658 | ||
最高出力 | 38kW(52PS)/6,500rpm | ||
価格 | 696,600円(消費税8%込み)より |
※代表するグレードの諸元値を表示しています。
7代目アルト (2009年-2014年)

■特徴
・CVT(無段変速機)による燃費向上
・環境対応車普及促進税制(エコカー減税)の税制優遇
・超低燃費モデル「アルト エコ」が登場
7代目アルトは2009年から2014年までの約5年間生産されました。
「省資源・低燃費で気軽に使え、世代を超えて愛される軽自動車」をコンセプトに開発され、特に「燃費性能」と「環境性能」が大きく前進したモデルです。
車両ボディの丸みのある紡錘形(ぼうすいけい)のヘッドランプや大きなグリルなど、「愛嬌のある顔」と表現されるような、親しみやすく柔らかな印象のデザインが特徴です。
副変速機構付CVT(無段変速機)、燃焼効率を高めるVVT(可変バルブタイミング)機構付きのK6A型660cc DOHCエンジンを採用しています。
また、軽量衝撃吸収ボディTECT(テクト)の採用、歩行者傷害軽減ボディ、頭部衝撃軽減構造インテリアを取り入れるなど、一部の先進装備が導入され始めた過渡期のモデルです。
■7代目 アルト
車両型式 | DBA-HA25S | ||
グレード | F | G | X |
寸法(mm) | 全長:3,395、全幅:1,475、全高:1,535 | ||
ホイールベース(mm) | 2,400 | ||
車両重量(kg) | 740 | 760 | |
燃費WLTCモード(km/L) | 28.2 | 25.8 | |
エンジン種類 | 水冷 4サイクル 直列 3気筒 DOHC 12バルブ VVT | ||
総排気量(cc) | 658 | ||
最高出力 | 40kW(54PS)/6,500rpm | ||
価格 | 677,250円(消費税込み)より |
※代表するグレードの諸元値を表示しています。
8代目・7代目以前の世代になると、徐々に流通台数が減り、状態の良いものを見つけるのが難しくなってきます。
それ以前のモデルをお知りになりたい方や、アルトの歴史をお知りになりたい方は下記もあわせて御覧ください。
アルトのライバル車
最後にアルトのライバル車をご紹介します。
ダイハツ ミラ イース (Mira e:S)

伝統的な軽ハッチバックの市場で、燃費と低価格を追求する点では、依然としてダイハツ ミラ イースが最大のライバルです。
ミラ イースは、初代でライバル関係にあった、ダイハツ「ミラ」シリーズの中で「エコ」に特化した派生モデルであり、その流れを汲む後継的な位置づけにある車種です。
アルトとともに、長い歴史の中でともに進化したライバル車といえます。
ミラ イースの現行車は2代目モデル(2017年5月発売)で、高い燃費性能と基本的な安全装備(スマートアシストⅢ)を備え、アルトと同様にコストパフォーマンスを重視するユーザーにアピールしています。
ホンダ N-ONE (N-ONE)

デザイン性や走行性能を重視する層のライバルとして、2020年11月にフルモデルチェンジした2代目ホンダ N-ONEが挙げられます。
N-ONEは、高いデザイン性と質感、そして「Honda SENSING(ホンダ センシング)」による先進安全装備の充実が特徴です。
アルトよりも高価格帯ですが、より「自分らしさ」や「走り」を求めるユーザーに人気がある車です。
日産 デイズ (Dayz)

日産 デイズと三菱 eKワゴンは、共同開発された兄弟車で、デイズの現行車は2019年に発売された2代目になります。
アルトよりも広い室内空間、高いアイポイント、そして「プロパイロット」といった軽自動車では画期的な運転支援システムを搭載している点が最大の特徴です。
軽自動車の概念を変える「軽自動車の域を超えた乗り心地と軽快な走り」として、街乗りでのスムーズな加速感を重視しており、マイルドハイブリッドシステムにより、軽ハイトワゴンの中でも非常に優れた燃費性能を実現しています。
三菱 eKワゴン (eK Wagon)

日産 デイズと三菱 eKワゴンは、共同開発された兄弟車で、eKワゴンの現行車は、2019年に発売された4代目になります。
デイズと同じく、アルトよりも広い室内空間、高いアイポイント、「マイパイロット」といった先進の運転支援システムを強みとしており、衝突被害軽減ブレーキなどの予防安全技術「e-Assist」を多くのグレードで標準装備するなど、日常の安心・安全をサポートします。
「シンプルで使いやすい軽自動車」というコンセプトを掲げ、老若男女問わず誰にでも受け入れられる曲線が目立つ親しみやすい普遍的なデザインが特徴です。
スズキ アルトラパン(Lapin)

アルトラパンは2002年1月に、5代目アルトをベースとして、「自分の部屋」のような居心地の良さや、雑貨・家具のような愛着の持てる道具という発想から誕生しました。
丸みを帯びた四角いボディが特徴で、シンプルながらも可愛らしく、親しみやすさと懐かしさや温かみを感じさせるレトロモダンな要素が取り入れられています。
搭載されるエンジンやトランスミッション(CVTなど)も、基本的に同世代のアルトで採用されているものが使われており、燃費性能や走行性能の基礎がアルトと共通しています。
アルトが「機能美」や「実用性」を追求し老若男女問わず幅広い層を対象とするのに対し、ラパンは「部屋のような居心地の良さ」「雑貨のような愛着」といった情緒的な価値を重視していることから、特に女性をメインターゲットとして開発された軽自動車といえるでしょう。
スズキ アルトの特徴と魅力を徹底解説!まとめ

ここまで、2025年7月に発売されるマイナーチェンジモデルのアルトを中心に、その魅力を紹介してきました。
スーパーハイトワゴンやハイトワゴンが人気な中、アルトのようなハッチバック軽自動車が変わらず選ばれているのには、「価格の安さ」「燃費の良さ」「小回りの良さ」「デザイン性の高さ」にあります。
車両価格だけでなく維持費も抑えられるため、コスパを重視する方にもおすすめの車といえるでしょう。
軽自動車は、多様なライフスタイルや価値観に合わせた選択肢が広くなってきています。
軽自動車選びにお悩みの方は、長く愛されているアルトを一度試乗されてはいかがでしょうか。
届出済軽未使用車専門店レディバグでは、アルトを含めた軽自動車を検索・ご覧いただけるほか(在庫状況によりご覧いただけない場合がございます)、経験豊富なカーライフアドバイザーが車種ごとの情報や車の選び方など、ご希望に合わせてご案内いたします。
軽自動車についてのご相談なら、ぜひ気軽にお問い合わせください。

合わせて読みたい
軽自動車低燃費ナンバー1の新型アルトの燃費や内装外装、安全性能を詳しくご紹介します。 スズキのアルトとダイハツのミライース。
どちらも低燃費、低価格を売りにした人気の軽自動車です。
それぞれの基本情報、内装や外装、安全性能などをもとに比較してみましょう。 スズキの人気軽自動車ラパン、そして派生車であるラパンLC。
それぞれの基本情報やデザイン、走行性能や装備などをご紹介します。
ラパンとラパンLCの違いについて知りたい方はぜひご覧ください。
2021年スズキ新型アルトの燃費と内装外装の魅力を紹介
新型アルトを購入する上での注意点もご紹介!
アルトとミライースの比較!燃費と安全性能はどう違うの?
クラシックで可愛いスズキラパンLCとラパンの違いは?内装や燃費の魅力を紹介

埼玉県の三郷市・越谷市・春日部市に店舗を構える軽自動車専門店、レディバグ。
私たちは低価格で高品質な届出済未使用車(新古車)を提案し、トータルサポートを通じて安心・安全なカーライフをお約束します。