スズキの軽自動車は燃費の良さと使い勝手の良さに定評があり、幅広いユーザーから支持されています。
どのユーザーにも合いやすいアルトやワゴンR、本格四輪駆動オフロード車であるジムニーなど幅広いラインナップが魅力。
今回は、2020年に創立100周年を迎えたスズキから発売されている軽乗用車にスポットを当て、モデルや車種ごとの特徴やおすすめポイントをご紹介します。
この記事を読んでわかること
- スズキの軽自動車3つの魅力
- 新車で購入可能な軽乗用車ラインナップ
- 車種ごとの紹介とおすすめポイント
目次
スズキ株式会社の歴史とスズキ車の魅力
スズキの前身である「鈴木式織機株式会社」は1920年に創立され、事業の多角化のため織機から二輪車、四輪車、船外機へと進出。
現在の社名である「スズキ株式会社」に社名を変更したのは、1990年です。
1955年には軽四輪乗用車のスズライトを発売。
日本初の量産軽自動車として注目を集めました。
その後、1970年にジムニー、1979年にアルト、1993年にワゴンRと現在も人気を集める軽乗用車を続々と発売し、多くのユーザーに愛され続けています。
出典:スズキ株式会社
スズキの軽自動車3つの魅力
スズキの軽乗用車の主な魅力を3つご説明します。
低燃費で軽快な走り心地
多くの車種でマイルドハイブリッドを採用し、車両重量が他メーカーと比較して軽いという特徴があるスズキ車。
低燃費であることに加え、スムーズな加速や軽やかな走りを実現しています。
もともと低燃費で財布に優しいと言われる軽自動車ですが、スズキ車は燃費性能を重視している方に特におすすめです。
使い勝手の良い室内
使い勝手の良い収納や装備、豊富なシートアレンジもスズキ車の魅力です。
例えば、ほとんどの車種に搭載されている助手席下のシートアンダーボックスは取り外しと丸洗いが可能なので、汚れてしまった荷物も入れておけます。
また、荷室がフルフラットになる車種もあり、車中泊をしたい方にもおすすめです。
車種ごとに室内の特徴が異なるため、ぜひご自身の使いやすい収納や装備の車を見つけてみてください。
スズキの予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」
スズキ車にはスズキ セーフティ サポートが装備されています。
今や安全装備は車を乗る上で無くてはならない存在です。
衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制機能、標識認識機能などの安全機能の他、高速道路走行時に役立つアダプティブクルーズコントロール、車線維持支援機能などが装備されます。
車種やグレードによって機能が異なるため、購入前に機能を必ずご確認ください。
スズキの軽乗用車ラインナップ一覧
今回紹介する軽乗用車は以下の通りです。
- ・アルト
- ・ラパン
- ・ラパンLC
- ・ワゴンR(ワゴンR/ワゴンRカスタムZ/ワゴンRスティングレー)
- ・ワゴンRスマイル
- ・ハスラー
- ・ジムニー
- ・スペーシア(スペーシア/スペーシアカスタム)
- ・スペーシアギア
- ・エブリイワゴン
公式HP上にて、同じページに掲載されている車種はまとめてご紹介します。
※車両本体価格やカタログ燃費数値は2024年12月10日時点の数値です
アルト
- 新車本体価格:1,064,800円~1,500,400円
- カタログ燃費:23.5km/L~27.7km/L
アルトとは
アルトは「気軽に乗れる、すごく使える、安心安全な軽セダン」が商品コンセプト。
1979年の初代発売後は多くのユーザーに愛され続け、2021年12月にフルモデルチェンジしました。
もともとの特徴であった、コンパクトな使い勝手の良さはそのままに、車高を高くして居住性や乗降性を改善。
安全装備であるスズキ セーフティ サポートも標準装備となり、まさにコンセプト通りの軽自動車に仕上がっています。
アルトのおすすめポイント
最大の魅力は、マイルドハイブリッド搭載車の設定により軽自動車ナンバーワンの低燃費を実現した点です。
低燃費の秘密は、マイルドハイブリッド搭載により、減速時のエネルギーを利用して発電し、専用のバッテリーに充電する仕組みです。
加速時にはその電力を用いてモーターでエンジンをアシストするため、燃料消費を抑制します。
低燃費であるアルトは、毎日の通勤通学や買い物用にぴったりです。
アルトに関する詳しい記事はこちらをご覧ください。
合わせて読みたい
ラパン
- 新車本体価格:1,328,800円~1,723,700円
- カタログ燃費:24.6km/L~26.2km/L
ラパンとは
ラパンは2002年からスズキが販売している、女性をメインターゲットとした軽自動車です。
現行モデルは2015年から販売されており、3代目となります。
フランス語で”うさぎ”を意味するラパン。うさぎのように小さく、丸く、可愛いイメージのモチーフやデザインが、インテリアとエクステリアに散りばめられている点が特徴。
「ゆるさ」をコンセプトとして、静粛性・乗り心地・使い勝手の良さに配慮しているため、自分の部屋にいるようなくつろぎと心地よさを感じられます。
ラパンのおすすめポイント
ラパンは、何といってもその可愛らしいデザインが魅力です。
ボディのコンセプトは「ぬくもりのあるカタチ」。
丸みのあるサイドミラーやライトなど、四角いボディの中に丸いディテールが盛り込まれています。
特に輝くリングをイメージして作られているライトは、他の軽自動車と比べてもめずらしく特徴的。
シンプルな四角い造形の中に丸いディテールを盛り込むことで、シンプルなのにほっとするデザインに仕上がっています。
ラパンに関する詳しい記事はこちらをご覧ください。
ラパンLC
- 新車本体価格:1,486,100円~1,773,200円
- カタログ燃費:24.6km/L~26.2km/L
ラパンLCとは
ラパンLCは、2022年6月のラパンの仕様変更を機に派生車として誕生。
性能はラパンと変わりありませんが、価格や内外装のデザインが異なります。
ベースとなるラパンのゆるさや可愛らしさはそのままに、ラパンLCはどこか懐かしさを感じるエクステリアデザインと上品で可愛らしいインテリアが特徴です。
ラパンLCのおすすめポイント
ラパンLCは上品で可愛らしいインテリアが魅力。
特におすすめはチェック柄のシートです。
シート素材はレザー調&ファブリックで上品な仕上がりになっており、乗るたびに気分が上がる車内になっています。
その他、キルト模様の天井や赤のアクセントカラーが映えるステアリングなど、可愛さがぎゅっと詰まったインテリアです。
出典:スズキ株式会社
ラパンLCに関する詳しい記事はこちらをご覧ください。
ワゴンR(ワゴンR/ワゴンRカスタムZ/ワゴンRスティングレー)
出典:スズキ株式会社
【ワゴンR】
- 新車本体価格:1,294,700円~1,586,200円
- カタログ燃費:23.0km/L~25.2km/L
【ワゴンRカスタムZ】
- 新車本体価格:1,551,000円~1,833,700円
- カタログ燃費:20.9km/L~25.2km/L
【ワゴンRスティングレー】
- 新車本体価格:1,765,500円~1,888,700円
- カタログ燃費:20.9km/L~22.5km/L
ワゴンRとは
ワゴンRは1993年に発売された軽自動車人気の先駆けであり、「軽ワゴン」の言葉を作り上げた車です。
それまでは荷物を置くスペースを確保している程度の軽自動車が主流でしたが、機能の充実と改善を図り、快適な4人乗りの軽自動車として進化し人気を集めました。
2022年8月にワゴンRとワゴンRスティングレーの仕様変更に加え、新しいモデルとしてワゴンRカスタムZが登場。
エクステリアに専用のヘッドランプ・フロントグリル・フロントバンパーを採用するなど、こだわりのモデルです。
ワゴンRのおすすめポイント
ワゴンRは価格、収納の豊富さやフラットになる荷室、マイルドハイブリッド搭載(FX除く)で低燃費と非常にバランスのとれた車です。
軽自動車に乗りたいけれど何を選んだらよいか分からない、という方に特におすすめ。
ワゴンR、ワゴンRカスタムZ、ワゴンRスティングレーとベースの使い勝手は同じですが、それぞれデザインや装備が異なります。
ぜひ、3車種の中からお気に入りの1台を見つけてください。
ワゴンRに関する詳しい記事はこちらをご覧ください。
ワゴンRスマイル
出典:スズキ株式会社
- 新車本体価格:1,489,400円~1,984,400円
- カタログ燃費:22.5km/L~25.1km/L
ワゴンRスマイルとは
ワゴンRスマイルは「高いデザイン性とスライドドアの使い勝手を融合させた、新しい軽ワゴン」をコンセプトに、若い世代や子育てを卒業した世代に向けて2021年に開発されました。
ワゴンRくらいの大きさでスライドドアの車があったらいいな、というスズキユーザーの声から生まれたワゴンRスマイルは、全高がワゴンRより45mm高く設定され、後席両側スライドドアを採用。
使い勝手の良さで定評のあるワゴンRにスライドドアや広々とした室内空間、個性あふれるデザイン性の高さが加わっています。
2024年12月に一部仕様変更をして、デザイン変更や安全性、快適性が向上しました。
出典:スズキ株式会社
ワゴンRスマイルのおすすめポイント
ワゴンRスマイルはスーパーハイトワゴンまでの車高はいらないけれど、スライドドアは欲しい、という方にぴったりのちょうどいいスライドドア車です。
個性的なデザインと、ベース車であるワゴンRの使い勝手の良さが上手く融合されています。
マイルドハイブリッド搭載グレードは特に燃費が良くなるため、普段使いの車として重宝するはずです。
ハスラー
- 新車本体価格:1,518,000円~2,021,800円
- カタログ燃費:20.8km/L~25.0km/L
ハスラーとは
ハスラーは2014年1月に発売されて以降、その個性的なデザインと使い勝手の良さで人気車種の仲間入りを果たしました。
「もっと遊べる!もっとワクワク!もっとアクティブな軽クロスオーバー!」が商品コンセプト。
一目でハスラーと分かる特徴的なエクステリアデザインと、遊び心のあるインテリアは、毎日の運転を楽しくしてくれること間違いなしの軽SUVです。
2代目の現行モデルでは、2024年5月に新たなグレードである「ハスラータフワイルド」を設定。
エクステリアのブラック加飾で、より存在感のあるグレードになっています。
ハスラーのおすすめポイント
ハスラーは個性的なエクステリアデザインだけでなく、ワクワクするインテリアデザインと使い勝手の良さが魅力です。
インテリアカラーはグレードやボディカラーによってブラック(HYBRID Xターボ と HYBRID X)、カーキ/オフブルー(HYBRID Gターボ / HYBRID Gボディカラーによって異なる)、マットカーキ(タフワイルド)があります。
出典:スズキ株式会社
また、取り外しと丸洗い可能な助手席シートアンダーボックス、防汚で汚れに強い仕様になっている荷室など、アウトドアにぴったりの室内装備も充実しています。
ハスラーに関する詳しい記事はこちらをご覧ください。
ジムニー
- 新車本体価格:1,654,400円~2,002,000円
- カタログ燃費:14.3km/L~16.6km/L
ジムニーとは
ジムニーは1970年に発売された軽自動車初の本格四輪駆動オフロード車です。
他の軽SUV車で採用されるフレームとボディが一体化したモノコック構造よりも頑丈な、フレームの上に車体を載せて固定するラダーフレーム構造を採用。
頑丈さに加え、ボディが損傷を受けても走行への影響が少ないなどの特徴があります。
スズキで初となるグッドデザイン金賞を受賞したデザインと力強い走りが魅力で、道路状況が良くない道でも快適にドライブできるよう設計されています。
出典:スズキ株式会社
ジムニーのおすすめポイント
ジムニーは全グレードが4WDのターボエンジン車となっており、走行性能の高さが魅力です。
パートタイム4WDの採用により、前輪後輪のどちらかが空転しても駆動力を確保できるメリットがあります。
前述した頑丈なボディに加え、ぬかるんだ道や雪道、オフロードなどの過酷な道でも力強く走行できる構造を採用しているジムニー。他の軽SUVとは一線を画す、まさに唯一無二の存在です。
ジムニーに関する詳しい記事はこちらをご覧ください。
スペーシア(スペーシア/スペーシアカスタム)
出典:スズキ株式会社
【スペーシア】
- 新車本体価格:1,530,100円~1,824,900円
- カタログ燃費:22.4km/L~25.1km/L
【スペーシアカスタム】
- 新車本体価格:1,801,800円~2,193,400円
- カタログ燃費:19.8km/L~23.9km/L
スペーシアとは
スペーシアはスズキで販売されていたスライドドア搭載車種である、パレットの後継モデルとして2013年に発売されました。
2023年11月のフルモデルチェンジで現行モデルは3代目です。
スライドドアが装備された広い室内空間やスズキ車ならではの収納の多さ、マイルドハイブリッド搭載で走行性能や燃費性能に優れていることから、特にファミリー層に人気のスペーシア。
「わくわく満載!自由に使える安心・快適スペーシア」をコンセプトにしています。
デザインコンセプトは「コンテナ」で、道具感を感じるタフな印象。
スペーシアは柔らかでポップな、スペーシアカスタムはシンプルながら精悍で存在感のあるデザインが特徴です。
スペーシアのおすすめポイント
スペーシアは普段使いしやすい、低燃費と使い勝手の良さが魅力。
全車マイルドハイブリッドを搭載しているスペーシアは、カタログ燃費(WLTCモード)25.1㎞/Lと、全高1,700mm以上の軽スーパーハイトワゴンの中で低燃費ナンバーワンです。※メーカー発表数値参照(グレードにより異なります)
広々とした室内やグレード別で装備される後席のマルチユースフラップ、豊富な収納など使いやすさにとことんこだわった設計になっています。
出典:スズキ株式会社
スペーシアに関する詳しい記事はこちらをご覧ください。
スペーシアギア
出典:スズキ株式会社
- 新車本体価格:1,952,500円~2,217,600円
- カタログ燃費:19.8km/L~23.9km/L
スペーシアギアとは
スペーシアギアはスズキから2018年12月に初代が発売され、2024年9月にフルモデルチェンジ。
現行モデルの新型スペーシアギアとなりました。
ベースのスペーシアはマイルドハイブリッド搭載による低燃費や豊富な収納、使い勝手の良さに定評のある車です。
「ギア」という名前は、アウトドアで使う道具全般を意味します。
軽スーパーハイトワゴンと言えばファミリーカーというイメージが強いですが、名前の通り趣味やアウトドアに使えるアクティブなデザインや、使い勝手の良い機能を備えている点が魅力の軽SUVです。
スペーシアギアのおすすめポイント
スペーシアギアは価格に見合う、充実した装備が魅力です。
ベースグレードから両側パワースライドドアやスリムサーキュレーター、マルチユースフラップなど嬉しい装備が標準装備。
さらに、撥水加工が施されたシートや防汚タイプのラゲッジフロアを採用しているため、「せっかく乗るなら、装備が充実した軽自動車で快適にアウトドアを楽しみたい!」という方におすすめです。
出典:スズキ株式会社
スペーシアギアに関する詳しい記事はこちらをご覧ください。
エブリイワゴン
出典:スズキ株式会社
- 新車本体価格:1,838,100円~2,083,400円
- カタログ燃費:15.1km/L
エブリイワゴンとは
エブリイワゴンは、1999年に軽商用車の定番モデルであるエブリイの乗用モデルとして登場しました。
街乗りから長距離のレジャーまで快適な運転が楽しめる軽乗用車です。
全車ターボエンジン搭載でパワフルな走りが魅力。
セミキャブオーバータイプのワゴンで、運転席の下部にエンジンが組み込まれており、ボンネット部分を小さくすることで運転時の視認性が良くなっています。室内空間を広く確保できているため車中泊にもおすすめです。
エブリイワゴンのおすすめポイント
エブリイワゴンは4人乗車時にも広い荷室が確保でき、普段使いだけでなくアウトドアなどの趣味にもぴったりの車です。
さらに、全車ターボエンジンなので力強い走りも楽しめます。
純正アクセサリーには2段ベッドセット(ベッドキット+ベッドマット+乗降ボード)があり、使用すると4人が横になれます。
レジャーだけでなく、災害時の車中泊にも役立つアクセサリーです。
出典:スズキ株式会社
エブリイワゴンに関する詳しい記事はこちらをご覧ください。
【2024】スズキの軽自動車にはどんな車種があるの? まとめ
今回はスズキから販売されている軽乗用車をご紹介しました。
燃費の良さや収納、シートアレンジなどの使い勝手の良さが魅力のスズキ車。
その中でもそれぞれ個性があり、ユーザーの用途や予算によっておすすめの車種は異なります。
ぜひ現物を見て、試乗してご自身に合う車を見つけてください。
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