
現在販売されている多くの車種に装備されるアイドリングストップ。
燃費を良くするための機能というイメージを持つ方は多いと思いますが、詳しく知る機会は少ないのではないでしょうか。
この記事を読むと「アイドリングストップのメリットデメリット」、「アイドリングストップ非搭載の軽自動車」、「アイドリングストップ非搭載はどのような人におすすめか」が分かります。
目次
アイドリングストップとは

アイドリングストップとは、車両が信号待ちなどで一時停止状態になった際に自動的にエンジンを停止させる仕組みを指します。
その目的は、燃料消費の抑制や騒音防止などです。
アイドリングストップの作動条件はメーカーや車種によって異なりますが、いくつか例をあげてみます。
- ・ブレーキペダルをしっかりと踏み込んでいる
- ・ハンドル操作をしていない
- ・運転席のシートベルトを着用している
- ・エンジンが充分に温まっている
- ・バッテリーが充分に充電されている など
アイドリングストップは多くの条件が整って作動します。
エンジン始動直後はアイドリングストップが作動しない場合が多く、故障と勘違いしやすいのですが、異常ではない可能性が高いためしばらく走行しながら様子を見てください。

アイドリングストップのメリット


アイドリングストップの主なメリット3つをご紹介します。
燃費が向上する
アイドリングストップ最大のメリットと言われるのが、燃費の向上。
信号待ちなどで一時停止している間はエンジンが停止しているため、燃料の節約になります。
環境への配慮
自動車の排気ガスにはCO2(二酸化炭素)が大量に含まれています。
CO2は地球温暖化の原因である温室効果ガスのひとつとされており、人体や環境への影響も懸念されるガスです。
エンジン停止中は排気ガスの排出を抑えられるため、環境に配慮した走行が可能。
特に、信号待ちや渋滞中など長く停止する場合には効果が大きくなります。
エンジン音の抑制
アイドリング時のエンジン音は、周囲の人にとって意外と気になるものです。
アイドリングストップにより、停車中の騒音低減に繋がります。


アイドリングストップのデメリット


アイドリングストップの主なデメリット3つをご紹介します。
専用のバッテリーが必要
アイドリングストップ搭載の車両はエンジンのオンオフが繰り返されるため、その負荷に耐えられる専用のバッテリーが必要。
一般的に専用バッテリーは、通常のバッテリーと比較して価格が高額になります。
交換費用はバッテリーや車種によって異なるため、購入前の確認がおすすめです。
一時停止中はエアコンが効かない
アイドリングストップにより、冷房は送風に切り替わります。
冷風が出なくなるため夏場の車内はどうしても熱くなるため注意が必要です。
車種によっては、アイドリングストップ中も涼しい風を作り出す工夫をしている車もあります。
購入前にご確認ください。
アイドリングストップ時間が短いと燃費が悪くなる可能性
前述の通り、アイドリングストップは燃料の節約に繋がりますが、停止時間が極端に短い状況では燃費が悪くなってしまう可能性も。
走行中に一時停止や信号での右左折時などが多い場合には、アイドリングストップ無しの方が良い場合もあります。
アイドリングストップ状態から発進する際はエンジン再始動によるタイムラグもあるため、発進がワンテンポ遅れる点にもご注意ください。



アイドリングストップ非搭載軽自動車4選
2023年4月より、ダイハツはアイドリングストップレス仕様(eco IDLE非装着車)のグレードを販売。
世界的な半導体不足やコロナ感染拡大等の複合的な要因に伴う部品供給不足により納期が遅れているため、1日でも早く納車をするために新グレードとして設定されました。
また、スズキから販売されているワゴンRにもアイドリングストップレスのグレードが設定されています。
アイドリングストップレスの軽自動車を検討したい方向けに、代表的な4車種の特徴とおすすめポイントを簡単にご紹介します。
SUVタイプ【ダイハツ タフト】

タフト(TAFT)の名称は、Tough & Almighty Fun Toolの頭文字を取ったものです。
「日常からレジャーシーンまで大活躍、毎日を楽しくしてくれる頼れる相棒」が商品コンセプト。
開放感あふれるガラスルーフやフラットで使い勝手の良い荷室といった、毎日を楽しくしてくれるアイテムを数多く採用し、ダイハツらしい使いやすさと親しみやすさを実現した軽SUVです。
おすすめポイント
タフトは、大きなサンルーフであるスカイフィールトップが全グレード標準装備。
独自の開放感をもたらすだけでなく、頭上の見晴らしの良さを体感できます。
また、紫外線や赤外線を減らすスーパーUV&IRカット機能や、開閉できるシェードも付いていて、いつでも快適なドライブを楽しめます。


タフトに関する詳しい記事はこちらをご覧ください。
ワゴンタイプ【ダイハツ ムーヴキャンバス】


2016年に初代が発売されたムーヴキャンバスは、車高1,700mm以下でスライドドアを搭載し、発売後すぐに人気車種の仲間入りを果たしました。
2022年7月にフルモデルチェンジをして、内装外装のデザイン変更や燃費性能の向上など、さらに幅広い世代に愛される仕様に進化。
大人っぽい「セオリー」と、可愛らしい「ストライプス」の2モデルからお好きなキャンバスを見つけてみてください。
おすすめポイント
両側電動スライドドアが標準装備のムーヴキャンバス。
買い物で両手が塞がってしまっていてもワンタッチでドアの開閉ができて安心です。
グレード別で降車時にインパネのスイッチで予約をしておけば、鍵を持って車両に近づくだけでパワースライドドアが自動で解錠、オープンする「パワースライドドアウェルカムオープン機能」を搭載しています。


ムーヴキャンバスに関する詳しい記事はこちらをご覧ください。
ワゴンタイプ【スズキ ワゴンR】

1993年に発売されたワゴンRは軽自動車人気の先駆けであり、「軽ワゴン」の言葉を作り上げた車です。
それまでは荷物を置くスペースを確保している程度の軽自動車が主流でしたが、機能の充実と改善を図り、快適な4人乗りの軽自動車として進化し人気を集めました。
ベースグレードの「FX」はアイドリングストップレス仕様。
軽乗用車には珍しい5MTのマニュアルミッションも設定されています。
おすすめポイント
ワゴンRは価格、収納の豊富さやフラットになる荷室、燃費と非常にバランスのとれた車です。
リアシートを倒すとフルフラットになるので荷物が多くなったときでも安心。
傾けたくない荷物を載せたい時には特に役立ちます。
背もたれは肩のレバーを持ち上げるだけで前に倒せるので、操作も楽です。


ワゴンRに関する詳しい記事はこちらをご覧ください。
スーパーハイトワゴンタイプ【ダイハツ タント】


2003年に発売されたタントは、背が高くて室内も広い、スーパーハイトワゴンタイプの先駆け的存在。
2022年10月にタントとタントカスタムのマイナーチェンジが入り、同時にタントファンクロスというSUVモデルが登場しました。
広さや使い勝手の良さは全モデル共通なので、好みや用途に合わせてモデルを選択可能です。
おすすめポイント
タントの代名詞といえるのが「ピラーレス」「ミラクルオープンドア」。
助手席側のドア間にある柱(ピラー)をスライドドアに内蔵し、広い開口部を実現しています。
荷物の積み下ろしだけでなく、小さなお子様からご年配の方まで乗り降りが楽にできる点が魅力。
幅広い層に支持されるスライドカーです。

タントに関する詳しい記事はこちらをご覧ください。
合わせて読みたい
アイドリングストップ非搭載車はどんな人におすすめ?


アイドリングストップ非搭載車をおすすめしたい人
メリットも多いアイドリングストップですが、用途や走行環境によってはアイドリングストップレス車が適している場合もあります。
- ・走行する道路に一時停止や坂道が多い
- ・アイドリングストップ中からすぐに発進できないとストレスを感じる
- ・乗車するたびにアイドリングストップをオフにしている
上記のような方は、アイドリングストップレス車の購入も視野に入れてもいいかもしれません。
しかしながら、現状ほとんどの車にアイドリングストップが搭載されています。
そのような場合に役立つ機能が、アイドリングストップのオンオフの切り替え機能です。
アイドリングストップはオンオフの設定ができる
アイドリングストップ搭載車の多くは、アイドリングストップ機能のオンオフが可能です。
メーカーや車種によりやり方は異なりますが、一般的にはアイドリングストップをオフにするスイッチが設けられています。
※ご自身の車をご確認ください。
アイドリングストップ搭載車はアイドリングストップオンの状態がデフォルトであるケースがほとんど。
スイッチによりオフにした場合でも、一度エンジンを切って再度エンジンをかけると、オンの状態に戻りますのでご注意ください。
アイドリングストップをオフにしたい場合には、運転前に都度オフにする必要があります。


アイドリングストップ非搭載の軽自動車記事 まとめ


今回は、アイドリングストップのメリットデメリットや非搭載の軽自動車をご紹介しました。
多くの車に搭載されるアイドリングストップ。
環境に配慮した走行や騒音低減効果があるなど魅力的な機能ですが、走行する環境や使い方によってメリットデメリットがあります。
オンオフの機能もありますので、状況によって上手く使い分けてみてください。
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