スライドドア付きの軽自動車は特に子育て世代に人気があります。
その代表的な理由として、広い車内空間や狭い駐車スペースでの乗り降りもしやすく、お子さまが勢いよくドアを開閉しても周りの障害物や他車にドアをぶつけてしまう心配がない点が挙げられます。
しかしながら、最近では数多くのスライドドア付き軽自動車があるため、どの車種にしようか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
今回は、子育て世代におすすめのスライドドア付き軽自動車5選をおすすめポイントとともにご紹介します。
この記事を読んでわかること
- ベビーカーの積み下ろしのしやすさなどスライドドア付きのメリット
- 車両重量が重くなるなどスライドドア付きのデメリット
- おすすめ車種5選と各おすすめポイント
スライドドア付き軽自動車のメリット
スライドドア付き軽自動車の代表的なメリットを3つご紹介します。
乗り降りしやすい
スライドドア付き軽自動車は開口口が大きく、低床設計になっているため乗り降りがしやすいです。
特に小さなお子さまがいる方はベビーカーなどの大きな荷物の積み下ろしもしやすく、スライドドア付きのメリットをより感じられます。
狭いところでも安心
スライドドアはドアを開ける際のスペースが狭い場合に非常に便利。
最低限、人一人が乗り降りできるスペースがあればドアの開閉も可能なので狭い駐車スペースに駐車ができます。
また、お子さまの場合、急にドアを開けてしまうこともあると思いますが、スライドドアから乗り降りすることで周りの障害物や隣の車などにぶつけてしまう心配が無くなるため、安心です。
自動開閉可能
電動スライドドアが付いている車種やグレードを選ぶと、スライドドアの自動開閉が可能になり、楽に操作することが可能です。
ドアノブのスイッチを押す、ドアノブを引く、キーに付いているスイッチを押すなど簡単な操作で開閉可能。
最近ではドアの下に足をかざしたり、開閉の予約機能がついていたりする車種も登場しています。
自分の使い方に合わせて選ぶことができるので、機能を比較してみてください。
スライドドア付き軽自動車のデメリット
スライドドア付き軽自動車の代表的なデメリットを3つご紹介します。
車両価格が高め
スライドドア付き軽自動車は、車種やスライドドアが手動か電動かによっても変わりますが、ヒンジドアのものと比べて使われる部品の多さや機能性などの理由から車両価格が高くなる場合が多いです。
もともと低価格が売りの軽自動車ですが、長く乗るものなので、価格や装備などトータルで見たときに自分の希望に沿うものを選ぶようにしてください。
ドアの開閉に注意
手動のスライドドアは半ドア状態の場合、坂道などで勝手に閉まってしまうことがあります。
また、電動スライドドアの場合は操作ミスで開閉してしまうこともあり、手や荷物をドアに挟んでしまう可能性や、天候が悪いときは車内が濡れてしまうこともあります。
作動中に、好きな位置で開閉をストップできる一時停止機能が装備されている車種やグレードもあるため、心配な方は検討してみてください。
車両重量が重くなる
スライドドア付き軽自動車はどうしても車両重量が重くなるため、ヒンジドアの軽自動車と比較すると走りが重くなったり、燃費が悪くなったりする可能性があります。
軽自動車はエンジンの大きさが決まっているため、車両重量は軽い方が燃費が良くなる傾向があるのです。
しかし、車両の軽量化やエンジンの改良などさまざまな工夫がされているため、極端に走行性能や燃費が悪くなることはありません。
購入前には試乗をおすすめします。
スライドドア付き軽自動車おすすめ5選
届出済軽未使用車専門店レディバグの販売実績をもとに、スライドドア付き軽自動車おすすめ5選を紹介します。
車両本体価格、燃費(WLTCモード)、車種の紹介、子育て世代におすすめのポイントの順に紹介します。
※車両情報は2024年8月時点の最新情報です。
スズキ スペーシア
- 新車価格:1,530,100円~2,193,400円
- カタログ燃費:19.8km/L~25.1km/L
スペーシアとは
スライドドアが装備された広い室内空間やスズキ車ならではの収納の多さ、マイルドハイブリッド搭載で走行性能や燃費性能に優れていることから、特にファミリー層に人気の車です。
2023年11月にフルモデルチェンジ。
「わくわく満載!自由に使える安心・快適スペーシア」をコンセプトにしています。
デザインコンセプトも「スーツケース」から「コンテナ」に変わり、道具感を感じるタフなデザインが印象的です。
おすすめポイント①低燃費
スペーシアは軽ハイトワゴンナンバー1の低燃費が魅力です。※メーカー発表数値参照(グレードにより異なります)
車両重量が他のハイトワゴンと比較して軽く、マイルドハイブリッドシステムを採用。
何かと出費の多い子育て世代に嬉しい、お財布に優しい車です。
おすすめポイント②マルチユースフラップ
スズキで初めて採用されたグレード別装備のマルチユースフラップは、後席の使い勝手を各段に良くしてくれるアイテムです。
フラップは位置や角度を調整することでオットマンや荷物ストッパーなど、様々な使い方ができるようになっています。
おすすめポイント③スライドドアの軽さ
スペーシアは高強度かつ軽量な素材を使用したボディーで軽量化に成功しました。
手動のスライドドアの場合、多くの場合は開閉時に重さを感じることがほとんどですが、スペーシアは他のスライドドア付き軽自動車と比較してスライドドアも軽く、開閉に必要な力も少なくて済みます。
スペーシアについてはこちらの記事もご覧ください。
ニッサン ルークス
- 新車価格:1,637,900円~2,316,600円
- カタログ燃費:17.5km/L~20.9km/L
ルークスとは
ルークスの名前は、英語のRoomとMaxを融合させた造語となっています。
名前の由来から、軽自動車でありながらゆとりのある空間を感じることができる車であることが分かります。
グレード別でプロパイロットやハンズフリースライドドアが装備されており、その他先進技術や便利な機能を多数搭載している点が魅力です。
おすすめポイント①ゆとりのある車内空間
室内高は1,390mm〜1,400mmと高さがあり、小さなお子さまは立ったまま着替えが可能です。
また、後席の足もとは770mm〜795mmで広々。
大人が座っても快適に過ごせます。
運転席と助手席にはゼログラビティシートという、疲れを軽減する日産独自のオリジナルシートを採用しています。
おすすめポイント②先進安全技術
ルークスは国土交通省及び(独)自動車事故対策機構による安全性能評価である「新総合評価(自動車安全性能2021)」において、最高評価「ファイブスター賞」を獲得。
全車に安全装備が標準装備となっており、2台前を走る車両を検知し注意を喚起してくれる前方衝突予測警報は、軽自動車初の機能です。
また、グレード別ですがプロパイロットやSOSコール、アラウンドビューモニターが搭載されており、安心安全な運転をサポートしてくれます。
おすすめポイント③ハンズフリーオートスライドドア
ベースグレードであるSを除く全グレードに、助手席側または両側にハンズフリーオートスライドドアが装備されています。
ハンズフリーオートスライドドアとは、ドアの下のセンサーに足を振りかざすだけでスライドドアを開閉できる機能です。
お子さまを抱っこしながら、ドアに触れず楽に開閉が可能。
挟み込み防止機構付なので、万が一の際も安心です。
出典:日産自動車株式会社
ルークスについてはこちらの記事もご覧ください
ホンダ N-BOX
- 新車価格:1,648,900円~2,362,800円
- カタログ燃費:18.4km/L~21.6km/L
N-BOXとは
N‐BOXは「ニュー ネクストニッポン ノリモノ」をキャッチコピーとして2011年に初代が、2017年には2代目が発売され、常に販売台数ランキングのトップを走り続けている軽自動車です。
ホンダは2023年10月6日に3代目のモデルとなる新型N-BOXを発売。
「ハッピー・リズム・ボックス」をコンセプトにしており、N-BOXが全ての人にとって幸せな時間を提供できる存在となれるように、というホンダの思いが込められています。
おすすめポイント①運転のしやすさ
座面が高くつくられているN-BOXですが、インパネ部分の水平基調によって視界が良く、運転しやすくなっています。
さらに、ハンドルの高さを調節するチルトステアリングが標準装備。
運転席前にはHonda軽自動車初となる、7インチTFT液晶メーターを採用。
速度やHonda SENSING(安全運転支援システム)作動表示など、大画面で非常に見やすくなっています。
おすすめポイント②自由なシートアレンジ
N-BOXのリアシートは跳ね上げることができ、荷物を載せることはもちろん、お子さまの着替える場所として使用可能です。
肩の部分にあるレバーを引くと、ワンアクションでリアシートを足元に格納できます。
リアシートは格納するとフラットな状態になるため、自転車などの大きな荷物を載せたいときに便利です。
出典: 本田技研工業株式会社
おすすめポイント③Honda SENSING
N-BOXには安全運転支援システムであるHonda SENSINGが標準装備です。
安全装備の機能によってはグレード別設定の車種も多いのですが、N-BOXは全グレード標準装備であるため、安心して車選びができます。
2023年10月のフルモデルチェンジでは、「急アクセル抑制機能」「近距離衝突軽減ブレーキ」2つの機能が新たに加わり、安全性能は進化し続けています。
N-BOXについてはこちらの記事もご覧ください。
ダイハツ タント
- 新車価格:1,353,000円~1,991,000円
- カタログ燃費:18.2km/L~22.7km/L
タントとは
タントは2003年に発売された背の高くて広い、スーパーハイトワゴンタイプの先駆け的存在です。
室内空間が広く視界の良いタントですが、ドライバーだけでなく後席を使う方にも優しい設計が特徴。
2022年10月にはマイナーチェンジとともに新モデルであるタントファンクロスが登場し、個性が異なる仕様を楽しめます。
おすすめポイント①ミラクルオープンドア
タントの代名詞といえる助手席側の柱(ピラー)をなくしたことにより実現した大開口のミラクルオープンドアは、お子さんやお年寄りが乗り降りしやすく、荷物の積み下ろしも楽にできると好評です。
助手席側のドア間にある柱(ピラー)をスライドドアに内蔵することで、助手席側のドアとスライドドアを全開し、1,490㎜の開口幅が実現。
これにより楽に乗り降りできるスペースが確保できています。
おすすめポイント②ロングスライドシート
助手席は380mmスライド可能。
目一杯前にスライドさせると、足元がゆったりとくつろげる空間になります。
メーカーオプションで最大540mmスライド可能な運転席ロングスライドシートを選択すると、後席スライドドアから乗り込み、運転席への移動も可能になります。
おすすめポイント③使い勝手の良い装備
タントのベースグレードであるLグレード以外にはシートバックテーブル、リアの格納式サンシェードなど特にお子さまがいる方にとって便利な装備が充実。
シートバックテーブルは格納式で、500㎖の紙パックを入れられるドリンクホルダーや小物を置けるスペースがあります。
また、リアの格納式サンシェードは日差しを気にせずに車内で過ごすことが可能で、お子さまが眠ってしまったときにも活躍してくれること間違いなしです。
タントについてはこちらの記事もご覧ください。
ダイハツ ムーヴキャンバス
- 新車価格:1,463,000円~1,919,500円
- カタログ燃費:18.2km/L~22.9km/L
ムーヴキャンバスとは
ムーヴキャンバスは2016年に誕生したダイハツが販売している人気の軽自動車です。
2022年7月にフルモデルチェンジをして、内装外装のデザイン変更や安全性能、燃費性能の向上などさらに幅広い世代に愛される仕様に進化。
可愛らしいデザインに目がいきがちなムーヴキャンバスですが、性能も良く、両側電動スライドドアが標準装備の車です。
おすすめポイント①両側電動スライドドア
ムーヴキャンバスは両側電動スライドドアが標準装備。
多くの車種が上級グレード、またはメーカーオプションでないと両側電動スライドドアは装備されないため、非常に珍しい車種であると言えます。
グレード別でパワースライドドアウェルカムオープン機能が装備されています。
降車時にインパネのスイッチで予約をしておけば、乗車時に鍵を持って車両に近づくだけでパワースライドドアが自動で解錠、オープンする機能です
おすすめポイント②高すぎない車高
車高1,700mm以下でスライドドアを搭載したことにより、発売後すぐに人気車種の仲間入りを果たしたムーヴキャンバス。
車高は2WD車で1,655mmと他のスライドドア付き軽自動車と比較して車高が低く、横風の影響を受けにくいため、スライドドア付きでできる限り安定した走行を希望する方におすすめです。
おすすめポイント③個性のある機能
ワイヤレス充電機能Qiが9インチスマホ連携ディスプレイオーディオとセットでメーカーオプションで選択可能です。
置くだけでスマホの充電ができる機能が装備されます。
また、グレード別で飲み物の温かさをキープする軽初のホッとカップホルダーが装備されています。
忙しい子育ての合間に、効率良く携帯の充電ができたり温かい飲み物を飲んでホッとできたりと子育て世代に優しい機能です。
出典:ダイハツ工業株式会社
ムーヴキャンバスについてはこちらの記事もご覧ください。
子育て世代におすすめのスライドドア付き軽自動車 まとめ
今回は、子育て世代におすすめのスライドドア付き軽自動車5選を、おすすめポイントとともに紹介しました。
車高が高く、広々とした車内は家族が乗る1台にぴったりです。
同じスライドドア付きの車種でも種類が豊富でそれぞれ個性が異なるため、比較することによって使い方や好みに合うものが見つかるはずです。
是非、実物を見比べて違いを確認してみてください。
この記事がスライドドア付き軽自動車を選ぶうえで参考になれば幸いです。
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